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白山手取川ジオパーク フィールドワーク

 7月21日(水)、21Hの生徒を対象に、白山手取川ジオパーク「川と峡谷のエリア」にてフィールドワークを行いました。講師に白山市職員の日比野 剛さんをお招きして、半日かけて濁澄橋、綿ヶ滝、鳥越城跡、七ヶ用水白山管理センターにて、観察や見学を通してじっくり解説をいただきました。生徒たちは9月24日に開催される本校の恒例行事「手取川歩行」に向けて、地形の成り立ちや歴史についてたくさんの知識を身につけました。では、訪問場所を順に紹介していきます。

♦濁澄橋♦

 普段はきれいな清流ですが、上流側で雨が降ると川が濁ります。濁ったり、澄んだりする川に架かっている橋ということで、「濁澄橋」といわれているそうです。江戸時代には関所があった場所であり、国の境にもなっていました。岩石など地質学的な内容も学習し、橋から見える砂防ダムも見学しました。

 

♦綿ヶ滝♦

 平野からそれて緑に囲まれた120段の階段を下りていくと、峡谷に落ちる見ごたえのある滝がありました。滝の絶景が広がるなか、生徒たちは暑さの中にもひとときの「涼」を感じていました。

 

 

♦鳥越城跡♦

 加賀の一向一揆のとき、織田軍が攻めてきて激しい戦いがあった場所です。地形では手取川と大日川にはさまれた場所であり、生徒たちはなぜこの場所に「城」を築いたのか、自分たちならどのように城を攻め落とすのかなどを考えながら見学しました。

  

♦手取川七ヶ用水古宮公園♦

 水をめぐって争いが起こるのを防ぐために、用水が整備されました。この用水が手取川七ヶ用水です。また、手取川がつくってきた扇状地の様子を観察しました。

  

♦フィールドワークに参加した生徒より♦

「川と滝と美しい地形。豊かな自然から学ぶことができてよかったです。きれいな空気に癒されました」(2年男子)

「私は鶴来に住んでいますが、まだまだ知らないことや、行ったことがない場所があるのだなと思いました。新たな発見がありました」(2年女子)