2024年3月の記事一覧

離任式

 離任式が行われ、2年間本校の中心として職責を果たされた勝二教頭先生から、離任にあたり思いのこもったメッセージを伝えていただきました。厳しいなかにも生徒に寄り添った温かみのある指導で、多くの生徒が励まされてきました。

 生徒会長から花束を贈呈された際には、全校生徒及び教職員からの大きな拍手に包まれました。

 新しい赴任地でのご多幸とご活躍をお祈りします。

 本当にありがとうございました。

「個別最適な学び」に向けて~学び直し~

 令和6年度から導入する「AI学習教材」の説明会を、担当者を招いて実施しました。ここに至るまで先進校視察も行いながら、時間をかけて検討を進めてきました。

 当日は登録を行い、使い方の説明を受けた後、1人1台端末を使って取り組んでみました。

 与えるだけではなく、「自ら学ぶ」ことにつながるよう、職員間で進めていきます。

 どのような「学び」につながるか、楽しみです。

復興・復旧はまだ途上ですが…

 令和6年1月1日に発生した能登半島地震によって校舎が使えなくなったため、羽咋高校2年生が羽松高校の校舎を使って学校生活を過ごしていましたが、本日をもって本校に戻ることになり、教頭先生、2学年主任の先生と共に、生徒会長を含めて4名の生徒達が校長室を訪ねてくれました。

 普段通りの学校生活ができなかった中で、当たり前に在籍校で過ごすことができる有り難さを、改めて感じたのではないかと思います。

 また、この世の中は、人との繋がりで成り立っており、協力し合うことの大切さも学んだのではないでしょうか。

 この経験を、3年生となる来年度の学校生活や、将来の「在り方生き方」に繋げていってほしいと思います。

 同じ羽咋にある学校として、共に頑張っていきましょう。

 こちらこそ、ありがとうございました。

卒業生と語る会

 本校卒業生から社会人としての心構え、及び仕事を通して得られる喜びや苦労を聞き、進路選択についての意識を高めることを目的に、「卒業生と語る会」を開催しました。僅か1年前に本校を卒業したばかりなのに、社会人として揉まれる中で、大きく成長した姿を見ることが出来ました。

 在校生からは、「職場内の人間について」「仕事をしていて一番嬉しかったこと」「高校生と社会人との違い」等の質問がありました。その中で、「自分からコミュニケーションをとりにいかないとだめ」「責任がある」「言葉遣いが大切」等、後輩にメッセージがありました。

 また、上司から、温かいメッセージが届いていて、職場で周囲に温かく支えてもらいながら、日々努力していることがわかり、胸が熱くなる場面もありました。

 最後に生徒を代表して、「進路行事等があるが、直接社会人からお話を聞く機会があまりないので、とてもためになった。ありがとうございました。」というお礼の言葉がありました。

 今後とも本校卒業生をよろしくお願いいたします。

 

第52回卒業証書授与式

 はじめに、令和6年能登半島地震により、犠牲となられた方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、被災された全ての方々にお見舞い申し上げます。

 復興・復旧に人と人との絆を感じる中、PTA会長 武藤映子 様、教育振興会会長 西塔正樹 様、石川県議会議員 岡野定隆志 様、羽咋市長代理羽咋市教育長 八島和彦 様、羽咋市立羽咋中学校長代理 中西優登 様のご臨席を賜り、石川県立羽松高等学校・第五十二回卒業証書授与式を挙行することができました。心より感謝申し上げます。

 振り返りますと、卒業生の皆さんの学校生活は新型コロナウイルス感染症対策と重なり、大きな地震による災害も経験した日々でありました。その中でよく言われることに、「日常を取り戻す」ということがあります。何事もなく、当たり前に生活できることがいかに幸せであるのかということと、当たり前と思っていることが、実は、日常を支える人や社会があってからこそ成り立っているということを、改めて感じることとなりました。何不自由なく生活できることに幸せを感じ、感謝の気持ちを忘れないで下さい。  

 卒業生の皆さんがこれから歩む人生は、自分が思い描く「平坦な道」ではないこともあると思いますが、その際は、まずは自分で考えながら、人とのつながりを大切にして、ぶれない強い意思で、一歩でも二歩でも前向きに進み、逞しく生きていってほしいと思います。

 最後になりますが、ご来賓および保護者の皆様には、日頃より、本校の教育活動に、ご理解とご協力を頂いておりますことに対し、改めてお礼申し上げます。卒業生の、今後の道のりを温かく見守って頂き、変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願いいたします。