2023年4月の記事一覧

好奇心を持ってやり抜いた経験を

 学校の近くに、弥生時代のムラを保存した「吉崎・次場弥生公園」があります。公園にある説明によると、昭和27年、羽咋川の改修工事中に土器や木の製品がみつかり、そのニュースを聞いて地元の高校生が調査を計画し、動き出したそうです。北陸の「登呂遺跡」発見を夢見る高校生の熱心な活動が実を結んだとありました。

 生徒の自信を高めるため、好奇心を持ってやり抜いた経験を。

「チーム羽松」の優しさ

 頑張って登校してきた生徒との生徒玄関やショートホームでのやりとり。優しい言葉でコミュニケーションをとりながらの授業。いずれも何気ない光景ですが、先生方の想いが伝わってきます。

 朝と昼に校舎内にも流れる、校歌の優しいメロディーを表しているようでした。

 

眼路も遙かな 邑知野は / 遠山並も 麗しく / 耀う春光 溢れる学舎 / 眉あげて 望めばここに / 師のあり 友あり / 誇りあり

 

就業支援を要する生徒を支える

 志賀町、志賀町商工会、富来商工会が主催する「令和5年志賀町新社会人歓迎の集い」に出席してきました。新社会人として就職される方に伝えられたことばは、「あいさつ」の大切さでした。

 本校においては、就業支援を要する生徒のために、外部から相談支援専門員を招いて、生徒の就業支援の方向性を組織的(就業支援コーディネートチーム)に考えます。

 「なりたい自分」を全力で支えていきます。

校木「あて」

 本校校庭に、創立50周年を記念して植えられた「あて」があります。植樹に込められた思いを紹介します。

 1972年、「羽咋高校定時制」から独立した本校は、1973年から1980年までは県内出身者より、北海道、東北、九州からの県外出身者が多く、地元繊維会社に働く青少年のための学び舎としての役割を果たしてきました。

 1979年度、県文化事業の一環として、現敷地内体育館の西側及び南側の未整備地に憩いの森の造成が認められ、生徒出身県の県木の寄贈を依頼したところ、17種類250本の樹木が送られてきました。

 このころ、本校校木を、生徒が成長しようとする日夜努力を続けるさまを象徴し、県木でもある「あて(通称あすなろ)」と決められたそうです。

 「あて」が風雪に耐え、じわじわと大きくなる姿と同じように、本校生徒も未来に向かって、逞しく成長してほしいと思います。

 

美術から伝わる想い

 週末に第79回現代美術展に行ってきました。石川県立美術館では日本画・工芸・書、金沢21世紀美術館では洋画・彫刻・写真が展示され、かつて同僚であった先生方の作品もあり、一緒に過ごした日々を懐かしく思い出しながら、作品の世界に引き込まれていました。

 数多くの作品を鑑賞する中で、物事に対する感じ方とそれを表現する方法がそれぞれ異なるということを強く感じました。そして、作品とテーマから作家の想いが伝わってきました。

 本校にも卒業生である本多隆之先生の作品が飾られています。生徒玄関にある作品は、創立50周年に合わせて寄贈していただいたものです。「より深く、よりあざやかな未来へ。」という熱い想いを感じてください。