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「あいさつ」が教えてくれること

 穴水中学校では、「あいさつ」をとても大切にしています。 思い返すと、私が穴水町で勤務を始めた8年前には、すでに「あいさつ」は特別な存在でした。 後輩たちに受け継がれ、今では穴水中学校の伝統になっています。 なぜこれほどまでに穴水中学校は「あいさつ」を大切にしているのでしょうか。 理由はいろいろあると思いますが、私なりに考えてみると「あいさつ」は、相手がいて初めてできるものですから、まず「あなたの存在」を穴水中学校は大切にしているのだろうと思います。 それから、ちょっと勇気を出して自分から「おはよう。」と声をかけ、あなたも「おはよう。」と返してくれた、たったこれだけのことで私とあなたとの心の距離がぐっと近くなった気がします。 これは、「あいさつ」があなたとの距離を縮められるひとつの方法であることと、「自分から」近づくことの大切さを教えてくれているのかもしれません。 掲示物にもあるように、「あいさつ」ひとつで「相手に心を開く」ことができます。 「自分から近づく」こともできます。 また、立ち止まってするあいさつは、とても丁寧です。 そこから、相手を敬う気持ちやあいさつを大切にしていることがうかがえます。
 あなたも、「何のために『あいさつ』をしているのだろう。」と、考えてみませんか? きっと、いろんな人の「気持ち」を感じられることでしょう。 「あいさつ」は当たり前のことですが、「当たり前」のことには深い意味がかくれていることも、実は多かったりするものです。