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第4回ゆめかなプロジェクト(総合的な探究の時間・総合的な学習の時間)

 お盆明けの8月21日(金)にもゆめかなの時間がありました。 

 1年生の学習では、特別企画”ゆめかなオープンキャンパス”を行いました。

 

 

 コロナ禍の影響により、例年のような上級学校見学や企業訪問を実施できない中で、「行くことができないなら、いろんな大学を知っている地元の人たちに来てもらおう!」という逆オープンキャンパス的な発想から実現した企画です。

 一般社団法人サポートスズさんのはからいのもと、総勢15名の珠洲在住のU・Iターン者にご来校いただき、小グループに分割したうえで、生徒は、大学での学びのこと、大学生活のこと、いま珠洲に暮らしながら考えていることなどについてお話を聴きました。

 学校の先生だけが先生ではありません。生徒には、自分自身が胸を張って“先生”と呼べる存在を外部にも見つけてもらいたいと思います。

 

 つづきまして、2・3年生のグループ学習のようすをご紹介します。

↑「 ご飯もりもりラジオ~ホッとな情報お届けします~」グループ

 今年度結成した期待のグループ。高校生だけでなく地域の人にも愛されるラジオ番組を提供することが目標。テレコムサービス協会さんのご厚意でお借りしている、オンライン生配信システムのPlatCastをいじっています。

 ↑「ゆるきゃらで町おこし!」グループ

 唯一3年生だけのこのグループ。卒業した先輩たちから受け継いだオリジナルのゆるキャラたちをLINEスタンプにしようとしています!

↑「珠洲の生態系調査」グループ

 昨年度の活動から方針転換し、今年度は海の生き物に焦点を当てた学びを進めようとしています。この日は、能登町にある、のと海洋ふれあいセンターさんにおじゃまして、調査の作法を学びました。

校内ダンス発表会

 8月24日(月)、25日(火)に、体育の授業中に校内ダンス発表会が行われました。

 

 

 

 例年であれば放課後に全学年の出場者が一堂に会して、多くの応援者や見学者の中練習したダンスパフォーマンスを披露するのですが、今年は密になることを避けるために体育の授業内で学年ごとに行われました。それでも、例年通り熱いパフォーマンスを披露し、学年全体で盛り上がっていました。

教養芸術発表会

 7月29日(水)と31日(金)に、3年生で教養芸術の授業を選択している生徒が授業内で発表会を行いました。

 

 

 

 授業が始まってからおよそ2ヵ月と限られた時間の中ではありましたが、生徒たちは一生懸命練習した成果を思い切って発表していました。

終業式

 7月31日(金)に、1学期の終業式が行われました。終業式も新型コロナ対策として、各クラスで行うこととなりました。

 始めに、校長先生から「新型コロナで大変な時期ではあるものの、だからこそ自律し節度ある行動をとり、有意義な夏休みにしてほしい」と放送で全校生徒に伝えられました。その後、皆勤賞と成績優秀者表彰について、1学期分と昨年度末に実施できなかった学年末分についての表彰が、各クラスでなされました。

 

 この1学期の間、生徒たちは新型コロナ対策で制限がある中で、できる範囲で勉強や部活動などの学校生活を楽しんでいたように思います。2学期には文化祭などの行事も予定されていますが、これからもこの状況下で何ができるか、生徒たちと話し合いながら充実した学校生活が送れるように努めていきたいと思います。

避難訓練(新型コロナ対策版)

 7月30日(木)の7限目に、新型コロナウイルスに考慮した形での避難訓練が行われました。

 

 通常は実際に火災等を想定した避難訓練を行いますが、今年は校内放送と事前に録画したビデオを見ることで災害時の対応を学びました。消防の方々にもご協力いただき、注意するべき点や負傷者の輸送方法の実演をしていただきました。そのおかげで、実際に動くことはできないながらも、万が一災害が発生した際の対応をしっかり学ぶことができました。

第2・3回ゆめかなプロジェクト(総合的な探究の時間・総合的な学習の時間)

 1学期のゆめかなの時間は、先週7月17日の授業が最後となりました。以下、2・3年生によるグループの学習のようすをお伝えします!

 

 ↑「能登の牧場物語(仮)」グループ

そもそも、「牛とたわむれたい!」という純朴な思いから生まれたこのグループ。先日、能登町にある日本海倶楽部さんにお邪魔してきました。単に動物と触れ合うにとどまらず、命について深く考える学びになるといいですね!

 

 ↑「「食」でつなげよう地域の“わ”(仮)」グループ

 コロナ禍の影響で調理実習を自粛中の彼女たち。しかしどうしても何かつくりたい。ということで、食品サンプルづくりをやってみました!初めてつくるにしては上出来なのではないでしょうか。これを何かにつなげることはできないかな?

 

 ↑「珠洲・能登の祭り」グループ

 例年、夏から秋にかけて盛大に行われる奥能登の祭りですが、今年は軒並み中止を余儀なくされています。大きな喪失感を持ってしまう一方で、祭りがなくとも祭りを題材にした学びはできるはず!と彼らは意気込みます。どのように、祭りの魅力を域外の方々へ伝えていくつもりなのでしょうか?

 

 ↑「안녕 Korea」グループ

 何と読むのかわかりませんが、とにかく韓国好きの女子が集まるグループ。ハングル、食べ物、コスメなど、韓国について調べたいことはいっぱいです!古代より大陸との外交窓口として機能した能登半島の高校生として、隣国と新たな友好関係を結ぶ架け橋となることを期待したいものです。

読書のすすめ

 授業日が続くためそのような気分ではないかもしれませんが、夏休みが始まりました。夏休みの宿題の定番といえば、工作や自由研究とともに読書感想文が挙がるのではないでしょうか。今回はそのような時期に合わせて、1年・2年・3年の各学年の先生方からお一人ずつ本や雑誌を紹介してもらいました。実質休みの日はあまりありませんが、気分転換などに読書をしてリラックスするのもいかがでしょうか。

 

『Lightning』

(枻出版社)

 ネットから何でも情報が得られるこの時代、私は雑誌をよく読みます。この本からは「モノを使い捨てにするのではなく、使い込んで味を出す楽しみ方」や、「人気のモノがなぜ飽きられず昔から愛されてきたのか、どのように進化してきたのか」といったことが知ることができました。この本に出合って、私のモノの選び方は大きく変わりました。

(推薦者 1年B組担任・岩井先生)

 

『スタンフォード式 疲れない体』

(山田知生 著)

 自分が大学時代腰の怪我をしたときに出会った本です。この本を読んでから自分の体に対する考え方が大きく変わりました。スポーツをしている人にはもちろんですが、普段あまり体を動かさない人にも読んでほしい一冊です。

(推薦者 2年A組副担任・宮本先生)

 

『神様のカルテ』

(夏川草介 著)

 「『良い医者』にはなりたい。だが何をもって『良い医者』とするのか。これは我が脳中に蟠踞する至上の難題である」(p.47)
 好きで就いた職でも、がんばろうと意気込んで選んだ進路でも、理想との違いに葛藤せざるを得ない日々が待っている。患者の死、自身のキャリア、家族との絆など、一人の医者とそれを取り巻く人々の物語の中に、読者である私自身もともに悲しみ、ともに悩み、ともに心温められる一冊。

(推薦者 3年A組担任・濱田先生)