日誌

囲碁のススメ

21H担任の上狹です。今年2回目です。

今回は、私の趣味の一つの「囲碁」について紹介というか「お勧め」します。

囲碁は、黒と白の「石」を交互に盤上に置いていくゲームです。盤面での陣取り合戦がメインです。19路盤だと361個ある交点に交互に石を1つずつ置きながら、相手より多く「陣地を囲む」ために思考を繰り返すゲームです。競り合いになれば、互いに「生死をかけた戦い」になることもあります。盤面が広いので、相手がどんな作戦で、どんな意図を持って石を置いているのかを見極めるのは困難です。一部分だけを見てしまい、他の様子を見ることができないと、見ているところだけは自分の思うように進むけれど、他の部分で大変な状態になることもあります。

広い盤面ですが、周囲に目を配り、全体をしっかり見て、バランス良く効果的に石を置いていくことが必要です。小さい部分だけを見てしまっては、大きな損失に繋がります。本当に大切なものを見落とさないで過ごしたい。

1つの対局が人生の縮図のようなものです。一手一手を大切に,しっかり考えて打つのです。「待った」をすることはありません。悪手を打った後は、苦しい戦いが続くこともよくあります。辛抱強く、粘ることで乗り切ることもあります。『やり直しはできない。しかし、その後の努力で挽回することはできる。』ということです。しかし、悪いことばかりではありません。しっかり考えて布石を打った場合に、その後の展開が思い通りになり、陣地が広く作れたり、相手の地面を小さくすることができたり、勝ちに繋がる手立てができることがあります。『準備が大切。先を読むことが大切』だということです。まぁ、いつでも勝ちに繋げることばかりではなく、挽回できずに敗戦になることも当然あります。

他にもいろんなゲームがあると思いますが、ぜひ、囲碁のように「どの石も同じ立場・力」であるゲームにも挑戦してください。そしてしっかり先の展開を考えて、想像し、後悔しないように一手一手を進めてみてください。自分の置いた石の次に相手がどこに石を置くか、何手先まで読むか、なども大切な力です。『多くの情報を収集し、分析し、判断し、計画を立てて、作戦を立てて、よりよい展開を実現する』人生と同じです。常に頭を使い、考えて、想像すること、楽しんで毎日を送ること。ぜひ、囲碁も経験してください。

「ヒカルの碁」というマンガもありますね。わからない人は、マンガから興味を持ってもらえるのもいいかなあと思います。

囲碁で私に挑戦する人はいつでも来てください。職員室で待っています!