日誌

「雪に耐え梅花麗し」

 「雪に耐え梅花麗し」この言葉は、西郷隆盛の漢詩の一説で、試練や苦しいことに耐えて乗り切れば、大きな成長があるということです。この言葉にとても支えられたことがあり、今でも辛いことや苦しい時にパワーをもらっています。
 話は変わりますが、私は、年末年始実家のある能登町に帰省し、リフレッシュしていました。しかし、1/1の16時過ぎに人生で体験したことがない大きな地震が発生し、家の中は物が倒れ散乱し、ガラスも割れ生活できないほどの莫大な被害を受けました。停電、断水、電波障害、至る所の道路が決壊し、一瞬にして被災地となってしまいました。当日は車中泊、2日,3日は避難所で生活をしていました。愛着のある地元が被災し、水もでない、スマホも使えず、テレビも見れず、情報はラジオのみという経験をし、とてつもない絶望を感じました。これから復興までどのくらい時間がかかるかわかりませんが、もとの姿に戻れると信じています。私自身も愛着のある能登がこのようなことになり、今までに経験したことのない苦しみを感じています。しかし、「雪に耐え梅花麗し」の言葉を胸にこの苦しい状況を耐えて、なんとか乗り越え、成長したいと思っています。 

商業科 河本