校長室より
地域から愛される学校づくり
「地域から愛される学校づくり」を
目指し、6年生が考えてくれました。
4月7日の始業式で、私からは全校児童に「地域から愛される学校をつくろう」という話をしました。その話を受けて、6年生が学級会で「地域から愛される学校にするために、私たちができることは何か」というテーマで真剣に話し合いをしてくれました。
6年海組では
・苦手なことにもあきらめない。そのために教え合ったり、助け合ったりする。
・見た目や見栄えにこだわる。普段の生活から服装や姿勢に気を付ける。
・困っている人を助けたり、手伝ったりする。(荷物持ちや道案内など)
・ルールやマナーを守る。
・挨拶をする。挨拶をすると地域の人たちも元気が出るし、気持ちよくなる。
・地域の人との交流を積極的に進める。(レクリエーション、イベントへの参加、三夜踊り、
パレード、スピードウオーク、駅伝)
6年空組では
・楽しい取組をしていく(クラブ、委員会)。
・けんかなしにする。他の学年と積極的に遊ぶ(他学年と仲良くする)。
・行事などで自分たちから盛り上げる。
・誰にでも親切にする
・挨拶を自分からする。
・礼儀正しくする
・学校の中だけではなく、学校の外でも自分たちの良さを広げていく。
校長として、6年生の真剣な話し合いはとても嬉しかったと同時に、6年生のものの考え方や捉え方がしっかりしていることにも感心しました。入学式で1年生にお願いした「挨拶や返事をはっきりとしましょう。挨拶はみんながうれしくなる魔法の言葉です」には間違いがなかったと、6年生の話し合いから感じることができました。6年生の皆さん、すばらしい話し合いをありがとう。
そこで、やはりまずは挨拶から真剣に取り組ませてみようと思いました。
「大きなこえで、げんきよく」
キーワードは「自分から」 です。
地域の方々にも、恥ずかしがらずに堂々と挨拶ができる子を目指して、基本的な挨拶習慣が身に付くようご協力をお願いいたします。
学校長 松山真由美
令和2年度 河井小学校がスタートしました!
美しい草花に囲まれ、春の息吹が満ちあふれる良い季節となりました。新型コロナウイルス対策のため、入学式は規模を縮小して行ったものの、新入生の明るい笑顔と元気な挨拶に私たち職員も大きなエネルギーをもらうことができました。また、前日新6年生が新入生のために一生懸命入学式の準備をしてくれる姿や始業式での規律ある在校生の姿にも感心しました。こんなすばらしい子どもたちと共に、この河井小学校をスタートできることを心から嬉しく思っています。この1年、「学校って楽しい」と子どもたちが思える学校づくり、地域の人たちにもしっかり挨拶ができ、地域から愛される学校づくりを目指して、全教職員が一丸となって精一杯努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
【教育目標】
心豊かにたくましく生きる子の育成
【めざす児童像】
〇明るくたくましい子 〇よく考えやりとげる子 〇協力し進んでやる子
【教育方針】
地域から愛される学校づくり ~みんなで育てよう!~
【重点目標】
①学力の向上
・自分の考えを持ち、つなげて話す力をつけていきます。
・ICT機器を活用した授業を展開することで、子どもたちの学習意欲を高めます。
・交流活動等を通して英語学習への興味関心を高めます。
・家庭と連携を図りながら家庭学習習慣を身につけさせます。
②豊かな心の育成
・挨拶、服装、下足そろえ、約束を守るなど凡事徹底を図ります。
・異学年交流や縦割り班活動を通して思いやりと協力する態度を育てます。
・積極的に子どもたちの長所を見つけ、褒め、自己有用感を高めていきます。
・伝統芸能の継承や(金管鼓隊のパレード参加)、米作り等、外部とつながる教育活動を積
極的に進めます。
③健やかな体と危機管理意識の向上
・児童会と連携しながら、いじめを許さない風土づくりをします。
・水泳や陸上など各種大会に教職員一同精一杯支援し、一生懸命に取り組ませます。
・「早寝・早起き・朝ごはん」を基本とした規則正しい生活習慣づくりをします。
・防災教育と各種訓練を定期的に行い、子どもたちの危機管理意識を高めます。
最後に、277名の児童一人一人の大切な命を預かっているという意識を忘れず、「命を守る」ことを基盤に、常に子どもに寄り添った指導を通して信頼関係を構築して参りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
学校長 松山真由美
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
~第65回卒業証書授与式~
3月17日(火)
例年にない暖冬でした。明るい陽射しと新しい芽の伸びが、春の躍動感を感じさせます。新型コロナウィルス感染症の流行により臨時休業が行われる中、第65回卒業証書授与式が実施され、34名の6年生の皆さんが、この河井小学校の学舎を巣立っていきました。ご卒業おめでとうございます。保護者、ご家族の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。また、河井小学校の教育活動に対して深いご理解と温かいご協力を頂いたことに、厚く御礼申し上げます。
卒業生は、入学以来、学びに向かう力を基本として、たくさんの知識や技能、それを活用する力を身につけ、そして、豊かな心と健やかな体を育み、立派に成長し、中学校へ進む力がつきました。
今、次のステージへ夢や希望を膨らませていることと思います。その希望に努力という心を乗せて行動に移し、前へ踏み出すことを期待します。
そのために、「Giant Killing!」(ジャイアント キリング)という言葉を贈ります。
スポーツの試合などで明らかに格上の相手から予想に反して勝利をもぎ取る「大番狂わせ」を意味する言葉です。ただし、勝利や成功は 挑戦の先にあります。その道のりでの苦労がその人を鍛え、磨き上げ、本物にしてくれます。人は、本物に出会わないと本物になりません。失敗を恐れずにチャレンジして成長してください。本気・本腰・本物です。ジャイアントキリングを巻き起こし、想像をはるかに超えた素晴らしい未来を創造してください。
しかし、これから進んでいく道には、必ず困難があります。中学校の時期は、目を離さない、目を離しても心を離していはいけない時期です。だんだん、自分の考えで行動していきますが、判断の方向が曖昧になっている時には、タイミングのよい支えをよろしくお願いします。
河井小学校の卒業生として、自信と誇りを持って、中学校へ行っても頑張ってください。そして、未来に向かって、たのもしい一歩を歩み出してください。
6年生の今年1年間の活躍は、河井小学校の最高でした。奥能登で一番児童数の多い河井小ですが、学び合う姿勢や学力定着、物事に熱心に取り組む心力や走るなどの体力向上の取組は、素晴らしかったです。まさに「河井小のプライドとブランド」を確かなものにしてくれました。
令和元年度 ありがとうございました! ~「みんなで輝き、人が育つ学校」~
令和元年度も3月24日の修了式をもって、1年間の教育活動が終わります。今年度も、「子どもたちの成長が見え、応援される学校づくり」を教育方針に掲げ、【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】積極的な指導を行ってきました。心を育てるために「みんなのために、自分から」「人にしてあげる喜び」を合言葉とし、「輝く笑顔」に満ちあふれ、「みんなで輝き、人が育つ学校」づくりにも取り組んできました。
今年度は、先生方の入れ替えによる「学校力」を落とさないことが課題でしたが、学力(知)・心力(徳)・体力(体)すべての面で確実に成果を上げてくれました。教育システムが整い、組織的に取り組み、その成果を上げ、子ども、先生、学校が育ちました。
来年度も河井小学校は前進します。起こせ!Giant Killing!(ジャイアント キリング)です。
終わりになりましたが、保護者やご家族、地域の皆様には、令和元年度の教育活動への深いご理解と温かいご協力に対し、厚く御礼申し上げます。今後とも、河井小学校と子どもたちの健全な成長へ向け、誠心誠意頑張りますので、ご支援ご指導を末永くよろしくお願い申し上げます。
「みんなで輝き、人が育つ学校」に取り組んだ1年間!
「みんなで輝き、人が育つ学校」に取り組んだ1年間!
~ 後期学校評価アンケート結果と方策の報告 ~
3月17日(火)
河井小学校では、学校づくりの基本として、「学んだことが身につく場」「人としての生き方を学ぶ場」「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」と考えています。
4月より、学校教育目標「心豊かに、たくましく生きる子の育成」の実現に取り組み、「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」を教育方針とし、「心が育つ、学力が伸びる、体力がつく」 積極的な指導を行ってきました。そして、【みんなで輝き、人が育つ学校づくり】を推進してきました。そのため、前期の学校評価を受け、年度後半の方針・方策を立て、子どもたちの成長をうながし、その成果を後期学校評価アンケートをもとに教育活動を振り返りました。
学校関係者評価委員会は、学校評議員3名とPTA会長、副会長(母親代表)の5名で構成されています。当日、5限目に授業参観をし、委員会が開催されました。学校から「学習指導と学力向上、生徒指導と豊かな心、健康・体力指導と危機管理、開かれた学校と家庭・地域との連携」の5観点から成果と課題、学年末・次年度へ向けての方針と対策を説明し、話し合いがもたれました。
次のような意見が聞かれました。
・高学年になればなるほど良くなっている。落ち着いて勉強に取り組んでいる。
・小学校の高い学力を中学校でも維持してほしい。
・近隣の他校の学校公開に保護者も参加してみるのもいいと思う。河井小のよさを感じると思う。
・ズックのはき方やシャツの整えなど、子どもたちのお互いの声かけの場を設け、温かな関係を作
ってほしい。身なりを整える、物を大切にする心や態度を育ててほしい。
・アンケートからPTA活動の積極的参加の評価について、授業参観など学校との関わりなども考
えると評価はもっと高くなるといえる。
学校が現状の説明責任を果たし、家庭や地域が情報を共有化し、教育への関心を高め、連携と協働を進め、子どもたちの成長をうながしていきたいです。後期学校評価結果を来年度の学校運営に反映し、教職員一同、教育の質的向上をめざして、全力を挙げて取り組んでいきます。今後とも、ご理解ご協力をよろしくお願いします。
つぼみから花、咲かせよう!
つぼみから花、咲かせよう!
~今年度のラストスパートと次のステージへの準備~
2月26日(水)
3学期もあと、1ヶ月となりました。令和元年度教育活動のラストスパートです。今年度のまとめと新学習指導要領全面実施に向けて来年度の準備が進められています。子どもたちは、活動のめあてをしっかりもち、何事も積極的に取り組んでいます。そのため、内容が充実し、学力が伸び、心が育ち、体力がつくという成果も大きいです。主体的な姿に関心します。
【学力が伸びる】
・1学期からの学習状況を確かめる県評価問題(5年生)と輪島市学力調査(1~6年生)がありました。その結果から、県や市平均を上回るすばらしい成績でした。
・詩の暗唱も月初めに配布されたらすぐに覚えて合格する子が増えてきた。4年間全員合格!
・学んだことの定着や学習意欲の喚起を狙って家庭学習の取組が行われています。自学ノートが1冊、終わると職員室前「かしこ山遊園地」に自分の分身を貼る活動をしています。現在、363冊が終わっています。昨年の1.5倍の充実ぶりです。
【心が育つ】
・場の空気を読んだ振る舞いがみられます。授業の時、集会の時、縦割り班活動の時、掃除の時などメリハリをつけた行動がみられます。
・「みんなのためにしてあげる」というプラスの心と行動が、学校中に見受けられます。
【体力がつく】
・持久力を高めるために「輪島市内の全小学校を順番に走る」取組をしています。2周目に入っている学年もたくさんあります。
・俊敏性を高めるため「なわとび運動」の取組をしています。長縄とびや技能とびに挑戦しています。
花を育てよう!心の花を咲かせよう! ~エアリーフローラの花束~
1月29日の授業参観で4年生が1/2成人式を行いました。その時に、石川県オリジナル品種の「エアリーフローラ」を保護者の方にプレゼントしました。石川県農林水産部の企画に応募したところ抽選でお世話して頂けました。エアリーフローラは、「旅立ちを祝う花」で花言葉は「希望」です。
保護者アンケートから、「家族も花を囲んで、咲くのを楽しみにしています。」「お花は、みんなを明るく、そして、心を豊かにしてくれ、笑顔にしてくれます。」と花育のよさが聞かれました。知育、徳育、体育や食育という言葉をよく聞きますが、【花育】もあるのです。小学校では、朝顔を育てたり、プランターや花壇の水やりをしたり、理科でヘチマを育てて勉強に生かしたりしています。
花育は、花や緑を通して、子どもたちの情操を育む活動です。その効果について触れてみます。
1.感謝する気持ち:花や緑との体験が、大切でかわいいと思う気持ちを育み、感謝につながる。
2.やさしい気持ち:花をふさわしく扱う感性と方法が身につけば、やさしい気持ちになる。
3.探究心や創造力:植物を育てたり、楽しむ工夫をすることで、豊かな創造力が育つ。
4.人とのつながりを作り、広げる:栽培や鑑賞を通して、地域や世代間交流につながる。
学校公開が開催されました! ~聴く力、話す力、書く力の育成~
1月29日に学校公開が行われました。授業参観・学年懇談会、6年生は、中学校入学説明会に多数のご参加をありがとうございました。
「学校公開・授業参観アンケート」のご記入をお願いしたところ、たくさんのご提出を頂きました。ご協力をありがとうございました。集約結果をお知らせします。
第3回 学校公開・授業参観アンケート
評 価項 目 (人) 1 子どもたちは、授業の始めと終わりの挨拶がしっかりできている。→A35 B10 C1
2 子どもたちは、先生や友だちの話をしっかり聞いている。 →A28 B17 C1
3 子どもたちは、自分の考えや意見を発表している。 →A31 B10
4 子どもたちは、ノートを丁寧に書いている。 →A13 B22 D1
5 教室の掲示物などの学習環境が整っている。 →A44 B3
(A) そう思う (B) どちらかというとそう思う(C) あまりそう思わない (D) そう思わない
※先日の学校評価アンケートで寄せられた学習指導への感謝の声を少し紹介します。
・授業中にわからない所があっても、自分で先生にきいて教えてもらえると話してくれます。自分から「聞いてみよう」と思える環境や雰囲気を作ってくれているのでできることだと思います。
・いつも温かいご指導をありがとうございます。
・理解が難しくても、個別対応をしてくださっており、保護者としてありがたいです。
よりよい教育活動が創り出され、子どもたちの健全育成を目指すためには、学校と家庭や地域との連携・協働した「チーム学校(チーム河井)」の実現が求められます。
そのために、河井小学校の教職員は、一体となって積極的な教育活動を行っていきます。保護者や地域の皆さまのご理解ご協力、「チーム河井」の一員としてバックアップを今後ともよろしくお願いします。
子どもたちが成長する学校環境づくり!
子どもたちが成長する学校環境づくり!
~【心豊かに、たくましく生きる子】の育成~
1月24日(金)
今年も暖冬となっています。雪の便りは聞かれるのでしょうか。早いもので3学期もあと2ヶ月となりました。子どもたちは、いろいろなことに挑戦し、自己成長をうながしています。輪島市学力調査の1~6年生の成績をはじめ、文化面などでも活躍が光ります。どんどん、学びの力・心の学力・体の力を伸ばして下さい。同時に、将来の社会を担うための力も培ってください。
・知らないことを学習し続ける習慣
・自分で課題を発見し、解決に向けて挫折してもやり遂げること
・自分との考えの違いを認め、対話を通し、協力できること
社会の変化に対応し、新しい社会を創っていくために、自分で考えて、判断し、行動を起こす(自律)した大人になることです。そこで、大切になってくるのは、子どもの教育にかかわる環境づくりです。「何のためにやるのか!自分にできることは何か!」という目的意識や当事者意識をどうもたせるかです。何事にも挑戦することで少しずつ自信がつくものです。自信のエネルギーをもとに、自分で決めた方向に進み、自分でやっていく姿勢をどんどん育て、今よりも高いレベルへ向かわせたいです。自己否定(自分を責める)や他者否定(人を責める)していては、風土は育ちません。そして、本校の教育目標である「心豊かに、たくましく生きる子の育成」を図っていきたいです。
みんなでかしこくなっていきましょう! ~学んだことが身につく取組~
12月に1~6年を対象に輪島市学力調査(2学期までの範囲)が行われました。学校は勉強する場です。学んだことを身につける場でなければなりません。そのためには、学びを支える学習習慣づくり(学びの約束)、学び合う姿の見える授業づくり(授業改善)がポイントです。河井小学校は、今、「学びの空気」がとてもいいです。今後、結果を分析し、長所伸長、弱点補強に力を注ぎ、子どもたちの成長を願いたいと思います。
輪島市学力調査(12月実施)
国 語 算 数
本校平均 市平均 本校平均 市平均
1 年 84.2→83.1 89.4→86.9
2 年 87.2→85.8 80.0→80.7 社 会 理 科
3 年 88.9→79.9 83.6→75.9 本校平均 市平均 本校平均 市平均
4 年 90.4→82.3 83.5→72.7 80.4→72.7 69.3→58.2
5 年 78.8→75.1 72.9→66.1 74.8→63.0 80.1→73.0
6 年 84.6→74.0 82.7→73.2 87.3→68.4 72.4→63.4
説明する力!話す力! ~考えが生まれる・増える・ふくらむ・納得・変わる~
中期学力向上プランの働きかけにより、学び合いの中で「ま・ナビボード」「変身Ⅴ」が、考えの広まりや深まりに効果的だったことが分かってきました。ま・ナビボードは、思考の活性化をうながします。変身Ⅴは、自分の考えを広め深めるキーワードです。(①わかった②それもあるな③そうかな④なるほど⑤ちがう考えになった)3学期は、話し合いの後や振り返りで広まったり深まっりしたことを自分なりにまとめて、話す力がつくように働きかけていきます。
1年間の働きかけのまとめと次の取り組みの準備の時期です。学校公開が、1月29日(水)に開催されます。学校や子どもたちの様子をご覧下さい。先日、第2回学校評価アンケートが行われました。【応援される学校づくり】に向けて、ご協力ありがとうございました。アンケート結果の集計・分析・今後の方策の検討を行い、2月下旬に学校関係者評価委員会を開催し、貴重なご意見や示唆を頂き、学校運営に反映し、教育の質的向上を図りたいと考えています。
今後とも、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。
成長に向かって膨らみ始める2020年がスタート!
成長に向かって膨らみ始める2020年がスタート!
~ 教育のいろいろな働きかけ ~
1月10日(金)
新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年は、子(ねずみ)年。 植物に例えると【成長に向かって種子が膨らみ始める時期】です。未来への大いなる可能性を感じさせてくれます。新しいサイクルの始まりを意味しています。
令和2年度より新学習指導要領が全面実施されます。次のステージの始まりです。河井小学校では、「心を育てる」「学力を伸ばす」「体力をつける」ことに積極的な指導を行い、新しい時代に必要な資質・能力の三本柱を育てていきたいと考えています。
・学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性の涵養
・生きて働く知識・技能の習得
・未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力などの育成
ねずみは「ねずみ算」と言う言葉があるほど、子どもをどんどん産んで数を増やしていくことから「子孫繁栄」の象徴でもあります。河井小学校の教育活動も目標に向かって進み、成果を出して「繁栄」していきたいと考えます。
みんなでかしこくなりましょう! ~学んだことを身につけること~
12月に石川県5年生を対象に行われた県評価問題(2学期までの範囲)の自校採点結果が、でました。また、1~6年を対象に輪島市学力調査も行われました。結果は1月下旬に分かります。
5年・県評価問題
国 語 本校→ 73.4点 県→ 59.8点
算 数 本校→ 84.4点 県→ 56.3点
合 計 本校→157.8点 県→116.1点
これらの結果をもとに、分析、課題発見、原因究明を図るとともに、子どもたちにつけたい力【広まった・深まったことを話そう!】の進捗状況を検証し、今後も学習内容定着に努めていきます。今後も落ち着いた温かな雰囲気を継続し、みんなでかしこくなりましょうを合言葉に「学び合う姿の見える授業づくり」「学びを支える基盤づくり(学習の約束の徹底)(言語活動の活性化)(補充学習や家庭学習の充実)」を重点とした指導を行い、より一層の成果を上げたいと考えています。
いつからでも!どこからでも! ~子どもたちの成長の変化~
河井小学校に赴任して4年が過ぎようとしています。当時の様子と比べて、子どもたちは、いつからでもどこからでもよくなれるんだなと感じています。
そのために、「限界突破の努力」「よき師との出会い」「読書体験」の3点が大切です。河井小学校では、子どもたちの無限の可能性に対し、積極的な働きかけを行っています。まずは、実行です。学習環境の整備、学習規律の徹底、学習習慣の育成言語活動の充実、いい授業づくり、道徳の重点項目の設定など多方面から迫っていったのです。子どもたちは、果敢に取り組み、「成長」を獲得しました。その達成感や成功体験が、次の取組(挑戦)のやる気につながっていきました。また、読書活動の推進(朝読書・読み聞かせ読書・おすすめの本・貸出の推奨)により読書量が増えて、心にたくさんの栄養が送られました。 読書量は、向上心のバロメーターと言われます。
今後も、子どもたちの学びに向かう姿、関わりあう姿などの成長を期待しています。
1年間の成果をまとめ、2020年度へ引き継ぐ大事な3学期がスタートしました。「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」に向け、学力(知)・心力(徳)・体力(体)の育成に向けて「心が育つ・学力が伸びる・体力がつく」積極的な指導を行ってきました。
子どもたちは、新年を迎え、新たな夢や希望に胸を膨らませていることでしょう。子どもたちの輝かしい未来に向けた健やかな成長を願い、教職員一体となって積極的な教育活動を行っていきますので、保護者やご家族、地域の皆さまのご理解ご協力を今後ともよろしくお願いします。
「心を育てる、人を育てる」教育環境の充実!
「心を育てる、人を育てる」教育環境の充実!
~ 2020年の新たなスタートに向けて ~
12月24日(火)
2学期も終わり、明日から冬休みとなります。子どもたちは、各方面で活躍し、成長の秋にふさわしい2学期でした!河井小学校では、子ども達、先生、保護者や地域の皆さんと共に、合言葉の「輝く笑顔」と「みんなで輝き、人が育つ学校づくり」に向けて、4月から頑張っています。
また、心が育つことを第一として、2学期から【みんなにしてあげる喜び】を掲げ、他への働きかけから、自分を伸ばすことをめざしています。心が輝き、行動が輝くことで、成果が輝いています。2020年の新しい年がスタートします。学びの力、心の力、体の力を今後も継続して、さらに高みへと伸ばしていきたいです。
子どもの自主自立の精神を養う希望の学び! ~秋田県東成瀬村と河井小学校の教育~
全国学力調査でトップクラスの成績を収めている秋田県。その中でも、特に高いとされている東成瀬村の教育の秘密が紹介されていました。東成瀬村の小学校の取組が、河井小学校の取組ととても共通する部分が多いと感じました。子どもたちの力を高めるために取組んでいることが偶然にリンクしていて、系統化されていたのです。特に、同じようなことをしようとしていたわけではありませんが。
東成瀬村の教育は、どのようなのでしょうか。
教育の改善に力を入れたのが、「指導法の研究」と「子どもたちの心の教育」でした。県教育委員会→管内教育事務所→市教育委員会→各学校→各先生と一本筋の通った教育体制で、学力向上という一つのゴールに向かってベクトルがそろっていたそうです。
・授業スタイル:探究型授業の実施→課題を自分で考え、答えを導き出す
集中力が途切れない知的好奇心を揺さぶる授業
・追求活動:課題をつかみ、各自答えを考え、発表し議論させて、答えを導く
・黒板の様子:問題や課題、出された考えやまとめが分かりやすく書かれている(板書の構造化)
・自学ノート:ノートに書く約束→①日付 ②内容 ③取組んだ時刻・時間 ④めあて ⑤振り返り
先生の評価を書く 2冊用意して交互に返却 自学コンクールの実施
・読書活動:図書の本の充実 朝読書の時間の設定 400字詰め原稿用紙の作文指導
・将来の夢:「夢の木」の掲示→なりたい職業とそのわけの掲示と更新 将来の夢と現実の勉強
「聴いて考えてつなげる授業づくり」を通して、考えが広め深めています。つまり、多様な価値観にもまれることでモノの見方や考え方を鍛えているのです。そして、「心が育つ」積極的な指導を通して、あいさつをする、人に親切にするなどあたり前のことをあたり前に行う力がついていくのです。今後も、自らの未来を自らの力で切り開く土台をしっかりと養ってあげれるように努めたいと考えます。
「学力、心力、体力を育てる」整備された教育環境 ~学校文化の継承・発展への期待~
輪島市教育委員会による教育懇話会が、12月5日に行われました。宮坂教育長をはじめ、教育委員会、教職員や保護者の皆様のたくさんの参加をいただき、ありがとうございました。
教育懇話会では、教育委員会から「河井小の現状と課題」、宮坂教育長から「河井小への期待や今後の教育」が話されました。河井小の教育活動全般にわたり、高い評価をいただきました。保護者の皆様から質問や意見が出され、教育について話し合われました。学びたい、伸びたい教育の推進です。
なんといっても教育課題や学校課題、ニーズに対し、家庭・地域、教育委員会、学校がスクラムを組み、ベクトルの向きを合わせていくことが肝心です。学校は「保護者や地域のニーズに応える学校づくり」を展開し、家庭や地域の皆様方には「校長のリーダーシップの応援」をお願いします。そして、合言葉「子どもたちの健全な成長」の実現と高みをめざし、学校文化の継承と発展に向けて前進していきます。
最後になりますが、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動のご理解、ご協力をありがとうございました。来年も河井小学校が、素晴らしい学校となるために教職員が一体となって頑張っていきますので、よろしくお願いします。
変化の先の進化を求めて!
変化の先の進化を求めて!
~「目標と夢」の設定とその実現~
12月 2日(月)
夕暮れの早さと吹く風の冷たさに冬の訪れを感じる頃、2学期もあと1ヶ月となりました。11月は、学習の取組の様子だけでなく、スポーツ、文化芸術など各方面にわたり河井小学校の子どもたちの充実ぶりがうかがえました。教育ウィーク期間中に行われた道徳の授業参観、縦割り班8の字跳び集会、学校コンサート、いしかわっ子駅伝交流大会、硬筆書写作品コンクール、文化の日作品展の図画や習字など、熟成の秋と言えるほどです。
これからも、新しい自分づくりに向けて、他との関わり合いを大切にしながら、チャレンジ精神をもって、輝いていってほしいです。
目標をもて!夢をもて!過去最高順位と自己新記録の樹立へ! ~いしかわっ子駅伝交流大会~
男子96チーム、女子91チームが参加して、いしかわっ子駅伝交流大会が11月2日(土)に金沢市西部緑地公園陸上競技場で行われました。女子チームで、過去最高順位である6位入賞を果たすことができました。また、男子では、堀井敬悟さんが、第4区間2位、女子では、岩崎来瞳さんが第3区間1位、橋本凛華さんが第4区4位とすばらしい成績で区間個人賞を受賞しました。何より参加した男女14名が自己新記録を出すことができたことも素晴らしいです。
こんな大躍進のカギは何か?担当の先生に選手選考の後、どんな取組をしたのか聞いてみました。
「まず、目標作りをしました。そして、チームの記録は10位以内、個人の目標はベスト記録として練習を重ねました。」目標や夢の立てる時に、①数値で具体的に表すこと②期限を決めること③ワクワクする内容であること④紙に書きだすことが大切と言われます。
確かな目標が、主体性とチャレンジ精神という非認知力を支えて結果が出たということです。
視聴覚教育の研究発表会が開催されました! ~プログラミング教育~
11月14日(木)に「第60回石川県視聴覚教育研究大会・輪島大会」の研究発表会が開催されました。公開授業は、2年空組の体育「表現遊び」と6年の総合的な学習の時間 (プログラミング教育)「発明家になろう~プログラミングで日常生活を便利に~」の2つでした。ともに、ICTを活用した主体的・対話的で深い学びを目指した授業研究でした。
石川県教育委員会、奥能登教育事務所、輪島市教育委員会、輪島市内外のたくさんの先生方が参加され、子どもたちの学びの様子を見ていかれました。来年度から新学習指導要領が全面実施になり、小学校では、プログラミング教育が本格的に行われます。
生活の中に自動販売機やロボット掃除機など、コンピュータやプログラミングの働きに便利さ感じることができます。それに伴い、この先どんな社会になるのか予測が難しくなってきています。
そんな時代に向けて望ましい教育と考えて、プログラミング教育が推進されます。「コンピュータを受け身ではなく、積極的に活用する力」や「プログラミング的思考(順序立てて考え、試行錯誤し、ものごとを解決する力・論理的思考力)」を育てていきます。コンピュータの基本的な操作の仕方とコンピュータを動かすための考え方を育て、コンピュータを使いこなす力を身につけようということです。
教育活動の先を見通した計画的な準備を行う中で、課題発見、課題解決をうながし、受け身でなく進んで工夫、努力していける【夢中になる空間】を提供したいと思います。
教職員一同、子どもたちの健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
こころとかたち
こころとかたち
~見えないことが見えることを育てる~
10月28日(月)
週末ごとに台風が日本列島を襲い、甚大な被害をこうむっています。亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を表すとともに、お見舞い申し上げます。
さて、4年生の米作り体験では、表正克さん、輪島公民館、JAわじまの方々にお世話いただき、稲刈りとはざ干しも終わり、収穫祭の親子餅つき行事を待つばかりです。また、2年生の野菜作り体験で、輪島公民館、はなさかクラブの方々にお世話いただき「サツマイモの収穫」を行い、サツマイモパーティーも計画されています。
収穫の秋を迎え、河井小学校の教育活動も【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】というまさしく「実りの秋」です。
人生100年時代に向けた教育を! ~学力と心力を伸ばす働きかけ~
輪島市教育委員会の宮坂雅之教育長が、機会をとらえて、見えない力の向上についてよくお話しされます。それは、人生100年時代を向かえるにあたり、学力をつけることと同時に、やり抜く力・がまんする力・困難からの立ち直る力・仲良く協力してやっていく力・怒りをコントロールする力など非認知力を育ててほしいということです。それは、生涯学び、活躍していく素地をつくるためだからです。
来年度、新たな学習指導要領が完全実施されます。確かな学力の育成、豊かな心の育成、健やかな体の育成は、教育政策の目標となっています。それは、生きて働く知識・技能の習得、未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力の育成、学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性を養い育てることです。
また、基本的な方針の1つとして、夢と志をもち、可能性に挑戦するために必要とする力を育成することを掲げています。自分にはよいところがあると思う自己肯定感・自己有用感の育成、人権教育といじめの根絶も施策としてあげられています。
今日的開発課題を実現へ! ~ノーベル化学賞 吉野 彰 氏~
今、何が求められているのかを考え、実現に向けてやり抜き、開発を成し遂げ、ノーベル化学賞を受賞されました旭化成の名誉フォロー・吉野 彰氏です。「リチウムイオン電池」の開発が世界的な栄誉に輝きました。リチウムイオン電池は、軽くて、再充電できる強力なバッテリーで、小型の携帯電話やノートパソコン、電気自動車などに使われています。現在の通信手段や情報伝達の情報化社会を支えるほか化石燃料に頼らない地球温暖化の解決にもつながる成果として高く評価されました。
そこで、研究者の姿勢を語るとともに、子どもたちにエールを送っているので紹介します。
研究者は基本的に、1つは柔軟性と、もう1つは真逆の執着心というか、しつこく、しつこく最後であきらめない。この2つが必要だ。一番難しいのは、剛と柔のバランスをどうとるか。かたいばかりだとめげる、柔らかいばかりだと前に進まない。大きな壁にぶち当たった時も『まあ、なんとかなるわ』と。そういう柔らかさも絶対にいるんじゃないかな。
感動して涙する歌声を届けよう! ~輪島市小学生「合唱の集い」~
5年生が、輪島市小学生「合唱の集い」に向けて、1ヶ月近く練習に取り組み、本番を迎えました。曲名は、SEKAI NO OWARIの「RAIN」でした。素敵な歌声を届けたいと願い、仲谷響子さんをお招きして、歌唱指導をしていただきました。仲谷響子さんは、輪島市出身で、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業され、ソプラノ歌手として活躍されています。また、OKEエンジェルコーラスを金沢市で指導でされています。
歌で使う声の発声練習を行い、姿勢、表情など細かなアドバイスを受けながら、合唱が進められました。子どもたちに伝えたいことはありますかと尋ねたところ、「河井小学校の子どもたちは、力があります。子どもたちの歌は、プロが歌うよりも聴いている人を感動させる力があるので、本番を期待します。」とエールをいただきました。
そして、本番!「言葉、盛り上がり、バランス、気持ち、どれも良かったです。ハモリにジーンとしました。200点です。心から拍手です。」と感想を頂きました。
「形は心をつくり、心は形にあらわれる」と言われます。こころとかたちの相関関係で人が育っていきます。自分にはよいところがあると思う心が、自分を育てる、集団を育てるよりどころとなると思います。
教職員一同、子どもたちの健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。