校長先生のブログ

校長室より

学力向上の取組について

 新しい「学習指導要領」がスタートして1年3か月が過ぎました。新学習指導要領では、子どもたちの「生きる力」を育むためには、学校での学びを日常生活で活用したり、ご家庭での経験を学校生活に生かしたりすることが大切と言われています。本校でも、一つ一つの知識がつながり「わかった」「おもしろい」と思える授業づくりに、また、周りの人たちと共に考え、学び、新しい発見や豊かな発想が生まれるような授業づくりに努めています。
 6月24日(木)には、指導主事の先生方をお招きして、本校の授業改善の状況や学力向上の取組について見ていただきました。本校では、昨年度まで算数科を中心に授業について研究してきましたが、学力調査等で、話の中心に気を付けて聴き、質問したり感想を述べたりすることや読解力に課題があることがはっきりしてきましたので、今年度からは国語科に変更して研究を進めています。今回は河井小の授業スタイルや授業以外での学力向上の取組を紹介します。
  まずは河井小授業スタイルについてです。主に次の3つの取組を共通実践しています。

 ①ま・ナビボード    ・・・自分の考えをもつための視点や方法等を示します。
                   これにより、児童は自分の考えをもてるようになります。
 ②アタックポイント・・・授業の中で中心となる活動です。
                        これにより、学習が深まり、児童は目指すゴールの姿に迫ります。
 ③今日の言葉          ・・・ 授業の中で覚えて使って欲しい言葉を示します。
                   これにより、児童は覚えて欲しい言葉を使って自分の考えを表現
                             できるようになります。また、語彙も豊富になります。                                              

 

 次に授業以外での取組を紹介します。 

  ①条件作文・・・全校同じテーマで、字数80字から100字で条件に合わせて書きます。 
                     これにより目的や条件に応じて書く力がつきます。
  ②新聞要約トレーニング・・・新聞記事を要約します。
   (4~6年生)         これにより文章を速く正確に読めるよ
                      うになります。
  ③対話力トレーニング・・・全校が同じテーマで他学年と交流します。  
                     これにより対話力が身に付きます。
  ④詩の暗唱・・・毎月各学年1編ずつ詩を暗唱します。
                これにより正しい日本語を覚え、語彙力を広げます。
  ⑤読書活動の推進
   ・月2回以上の図書室利用         ・全校朝読書の実施     ・学級文庫の活用
   ・図書ボランティアとの連携      ・家族読書ウイーク  ・読書冊数調査
   ・新聞コーナーの設置                 ・いしかわ学校読書の日における取組
   ・各学年「おすすめの本」の取組 ・読書感想文の取組  ・読書感想画の取組
 

 このような活動により、文字を読むことの抵抗が減り、読書が好きになる児童が増えます。 授業参観にお越しの際は、掲示された条件作文等をご覧になってください。
 これらの取組が確実に学力向上につながるよう、やりっぱなしとならないように、趣旨や目的を確認しながら実践していきたいと考えております。どうぞ、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。                                   

                                      学校長 松山 真由美

GIGAスクール構想本格的にスタート

 令和3年1月26日中央教育審議会から「令和の日本型学校教育」の姿が発表されました。その中で何度も目にするのが、「個別最適な学び」「協働的な学び」という言葉です。
 「個別最適な学び」とは、要は「個に応じた指導」ということです。私たち教師は、これまで以上に子どもの成長やつまずき、悩みなどの理解に努め、個々の興味・関心・意欲等を踏まえてきめ細かく指導・支援することや、子どもが自らの学習の状況を把握し、主体的に学習を調整することができるよう促していくことが求められるようになります。
 また、「協働的な学び」とは、探究的な学習や体験活動等を通じ、子ども同士で、あるいは多様な他者と協働しながら、よりよい学びを生み出していこうというものです。
 このような個別最適な学びと協働的な学びを実現し、教育の質の向上を図るとともに、新たな感染症や災害の発生等の緊急時にあっても全ての子どもたちの学びを保障するため、「GIGAスクール構想」(Global and Innovation Gateway of All)がスタートしたというわけです。これからの教育にはICTは必要不可欠ということです。
 本校においても、昨年度末「1人1台端末」chromebookが導入され、Wifiの整備も完了しています。GIGA校内研修推進リーダーの重政先生を中心に、推進チームを結成し、昨年度よりこれまで4回の校内研修を実施してきました。①GIGAスクール構想について ②端末の基本操作について③授業等で活用できるアプリケーションの活用について、などです。

  

 1学期の目標は、とにかく児童も先生も「使ってみる、慣れる」です。
具体的には

 ①帯タイムを使って児童がchromebookに触れる機会を増やします。
 ②低学年は「カメラ」及び「画像編集」、中学年は低学年の内容に加え「キーボード打ち」、      高学年は低・中の内容に加え、「クラスルーム等でプレゼン」、「文章編集」、「アンケート      調査」等の機能を体験し、使い方に慣れるようにします。
1学期の終わりには、互いのchromebookを活用した実践事例を交流していきたいと考えています。働き方改革と言われる中、先生方は時間を絞り出して、一生懸命頑張ってくれています。研修においでた講師の方からも「河井小の先生方は大変熱心ですね。」というお言葉をいただきました。校長の私の目から見ても、研修に向かう姿勢は大変すばらしいと思います。
 chromebookを活用した授業についてはまだまだ手探り状態ですが、教師も児童も共に学びながらchromebookを活用していきたいと思います。その際、chromebookを活用すること自体が目的化しないように、また、健康面を含め、chromebookが児童に与える影響にも留意しながら、積極的に活用していきたいと思います。
 
                                   学校長 松山真由美 

目指すは「地域から愛される学校づくり」

 4月13日の全校集会で、私から子どもたちには、昨年度に引き続き今年度もみんなで力を合わせ、「地域から愛される学校をつくりましょう」と話しました。
 地域の方々から愛されるためには、まずは学校内のみんなから愛される人間になる必要があります。みんなから愛されるためには、みんなのために働ける人になって欲しいと願っています。
 具体的には、自分ができること、自分がやらなければならないこと、つまり、係活動や委員会活動、毎日の清掃活動などにしっかり取り組むということです。あたり前のことですが、これを毎日しっかりとやり続けることは中々難しいことですし、それができる子どもは多くの友だちや先生から信頼されることになります。この信頼感が良好な人間関係を生むと思っています。全校児童283名がそんな信頼関係でつながることができれば、どんなに素敵な学校になることでしょう。考えるだけで、ワクワクします。校内貢献活動が愛校心を生み、やがては地域にも貢献したいと思える人間になるはずです。学校では、自分の役割を果たす児童全員を褒めの対象とし、全校でできた喜びを感じさせ、自己肯定感や自己有用感を高めていきます。
 入学式が終わって3週間が経ちました。その間、子どもたちの校内貢献活動は進んでいます。朝、玄関前のお花に水をあげてくれる子どもたちや無言清掃に一生懸命に取り組んでくれる子どもたち、新型コロナウイルスに感染しないように毎日放送をかけてくれる子どもたち、1年生のために給食準備をしてくれる6年生などなど、そんな素敵な子どもたちに支えられて学校は成り立っています。もっともっとそんな子供たちを増やしていきたいです。

 最後になりましたが、4月23日金曜日に行われましたPTA総会では、たくさんの保護者の皆様にご出席いただき、改めて保護者の皆様のご期待に沿えるよう、職員一同力を合わせて頑張っていかねばならないと感じました。今後も引き続き本校へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

                                        学校長 松山真由美

令和3年度 河井小学校がスタートしました!

 温かい春の風が河井小学校に吹いてきました。チューリップも咲き始め、52名の新入生の入学をお祝いしてくれています。少し落ち着いていた新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始め、県内でもステージ2「感染拡大注報」が出されました。そんな中、今年度も基本的な感染防止対策を取り、入学式を無事挙行することができました。新入生の明るい笑顔と元気な挨拶に私たち職員も大きなエネルギーをもらいました。前日は6年生が新入生のために一生懸命入学式の準備をしてくれました。6年生ありがとう。あらためて河井小学校の顔となった新6年生の凛々しくなった姿に感心しました。これから行われる学校行事が成功するかどうかは6年生にかかっています。先生や仲間と仲良く協力しながら、河井小学校を力強くリードしていってもらいたいと強く願います。この1年、児童が主体的・協働的に学習や学校行事に取り組み、自ら課題を解決できる力を身に付けると共に、校内貢献活動を通して愛校心を育て、みんなが「河井小学校が大好き」と言えるような学校、地域から愛される学校づくりを目指して、全教職員が一丸となって精一杯努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

【教育目標】
  心豊かにたくましく生きる子の育成

【めざす児童像】
  〇明るくたくましい子  〇よく考えやりとげる子  〇協力し進んでやる子

【教育方針】
  地域から愛される学校づくり~みんなで育てよう!~

【重点目標】
①学力の向上
・自ら課題を発見し、主体的・協働的に課題を解決する力を育成します。
・端末(chromebook)を活用した新たな授業づくりを通して学習意欲の向上を図ります。
・英語検定にチャレンジさせ英語学習への興味関心を高めます。
・家庭と連携を図りながら家庭学習習慣を身につけさせます。

②豊かな心の育成
・朝読書を工夫し、読書の質的向上を図ります。
・挨拶、服装、下足そろえ、時間厳守、約束を守るなど凡事徹底を図ります。
・異学年交流や縦割り班活動を通して思いやりと協力する態度を育てます。
・活動の振り返りと見える化により自己有用感を高めます。(キャリアパスポート活用)
・伝統芸能の継承や金管鼓隊のパレード参加、米作り等、外部とつながる教育活動を積極的に進めます。
・校内貢献活動を推進し、愛校心を育てます。

③健やかな体と危機管理意識の向上
・児童会と連携しながら、いじめを許さない風土づくりをします。
・水泳や陸上など各種大会に教職員一同精一杯支援し、一生懸命に取り組ませます。
・「早寝・早起き・朝ごはん」を基本とした規則正しい生活習慣づくりをします。
・家庭と連携しながら、ゲーム及びメディア依存症の予防に努めます。
・防災教育と各種訓練を定期的に行い、子どもたちの危機管理意識を高めます。

 最後に、283名の児童一人一人の大切な命を預かっているという意識を忘れず、「命を守る」ことを基盤に、常に子どもに寄り添った指導を通して信頼関係を構築して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

                                        学校長 松山真由美

令和2年度 第66回卒業証書授与式

 今日、晴れて卒業式を迎えた6年生の皆さん、おめでとうございます。

 卒業の年に、新型コロナウイルスの大流行の中で学校生活を送ることになり、6年生にとっては生涯忘れられない一年となったことでしょう。

 それでも学ぶことはたくさんありました。皆さんは、学校のリーダーとして、下級生を支え、コロナが生み出した様々な困難を乗り越えてくれました。コロナ対策ではお互いを気遣い、毎朝の検温、マスクの着用、手洗い・消毒を頑張って続けてくれました。保健委員会を中心に密を避けた行動や換気の呼びかけ、学級当番は授業後「三密を避けた行動をとりましょう」の声掛けを卒業まで続けてくれました。正にめざす児童像「よく考え、やりとげる子」を実践してくれました。

 4月16日から始まった休校。休校中は出かけることもできず、友だちとも自由に会えず、辛い日々が続いたのではないでしょうか。5月18日から始まった分散登校で友達と再会できた時の皆さんの顔はとても嬉しそうでした。あの時の気持ちを忘れないでください。そして学校で大好きな友達と一緒に勉強することのすばらしさや家族とともに健康な毎日を送れることにも感謝してほしいと思います。

 コロナ禍での1年を振り返ってみて、校長の私が最も心に残ったのは、やはりマリンタウン陸上競技場で行われた金管鼓隊発表会です。市民まつりが中止となり、なんとかして子どもたちの発表の場がもてないかと考え、輪島市教育委員会に相談しアドバイスをいただき、鳳至小学校の校長先生と相談し、無事実施することができました。ただ、実施できただけでなく、それが皆さんの頑張りで大成功のうちに終わることができたことです。これまで一度もやったことのない場所での発表は、限られた2日間の練習とリハーサル、時間制限もある中で、互いに声掛けあって心を合わせて集中して演奏しきってくれました。その心の強さには驚くばかりでした。地域の皆様や保護者の皆様にも喜んでいただき、「地域から愛される学校づくり」の一歩を踏み出せたかなと思いました。6年生ありがとう。伝統を守ろうとする6年生の姿勢は、5年生をはじめとする下級生に確かに受け継がれていくはずです。

 すばらしい足跡を残してくれた6年生の皆さんに、私からひとつの詩を贈ります。

これは宮沢章二さんの「行為の意味」という詩です。

 

  あなたの心はどんな形ですかと人に聞かれても答えようがない

  自分にも 他人にも心は見えないけれど ほんとうに見えないのであろうか

  確かに心は誰にも見えないけれど心づかいは見えるのだ

  それは人に対する積極的な行為だから

  同じように胸の中の思いは見えないけれど 思いやりは見えるのだ

  それは人に対する積極的な行為なのだから

  あたたかい心が あたたかい行為になり やさしい思いが やさしい行為になるとき

  心も思いも 初めて美しく生きる それは人が人として生きることだ
 

   終わりになりましたが、保護者の皆様、地域の皆様には、令和2年度の本校の教育活動にご理解とあたたかいご支援をいただきましたことに、心より御礼申し上げます。河井小学校の子どもたちの健全な成長のため、職員一同誠心誠意努力して参りますので、今後ともご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。      

                                        学校長 松山 真由美

 

寒く厳しい冬を越え いよいよ開花へ 希望の春への一歩

    「三寒四温」という言葉がありますが、まさに今年の冬はその言葉がぴったり当てはまる年になりました。こうして一歩一歩春に近づいていくのですね。今日2月23日は少し風は冷たいのですが晴れていて、校庭では数名の子供たちが元気にサッカーを楽しんでいます。季節と同様に、子どもたちも厳しい寒さに耐えながらも、そして1年以上続くコロナと闘いながらも、もうすぐ来る春への準備、新しい学年への準備に頑張っています。このあと、卒業式という1年で最も大事な学校行事を迎えることになりますが、これまで育ててきた主体性、協働性、表現力、行動力といった社会で必要な力を、「卒業式」という行事を通して、さらに磨き一人ひとりの成長の集大成をはかっていきたいと思います。

 成長と言えば、19日に行われた「6年生を送る会」でも、子どもたちの成長ぶりを感じることができ、職員と共に喜び合い、子どもたちにも称賛の言葉を贈りました。堂々とした演技、スピード感ある踊り、思いのこもった歌声、盛り上げる時は盛り上げ、静かに聞く時は静かに聞くといったメリハリある姿勢、どれをとっても4月当初とは比べものにならないほど立派になりました。そして何よりも6年生への感謝の気持ちがこもった心温まる出し物に、子どもたちの心の成長を感じました。

 また、22日(月)から始まった自学ノートの校長点検にも子どもの成長を感じました。22日早速4年生、2年空組、さくら組がノートを提出してくれました。4年生ともなると、字の大きさや形も随分整い、1ページに書く量もかなり多くなってきます。図やイラスト、中にはグラフなども書いてわかりやすくまとめる児童もいます。さすが高学年のノートだなと感じました。また2年生とさくら組のノートは、計算・漢字練習など、基礎的・基本的な学習の積み上げが見られます。2年生の多くが九九名人となっているので、九九練習もばっちりです。絵日記などもあり、見ていて楽しい気分になります。今後も低学年では、学習の基盤づくりをしっかりと行っていかねばと思っています。

 同日には「第3回学校関係者評価委員会」も開催され、学校の取組を外部の方々にも評価していただきました。ここでも子どもたちの頑張りをたくさん褒めていただきました。

・輪島中生徒の聴く姿勢が良いのは、中学校での指導はもちろんだが小学校からの指導の成果でもある。

・小学校での英検合格は大変すばらしい。輪島市の目標数値である「中学校卒業時3級以上取得者50%以上」につ ながる。今後もできるだけ多くの児童にチャレンジさせて欲しい。

・小学校での学習習慣が中学校でも大変役に立っている。

・児童アンケートで「学校は楽しい」の質問に97%の児童が肯定的な回答をしているのは良い。

もちろん、課題もいくつか残りました。

・基本的生活習慣の定着(早寝・早起・朝食の定着)、特に早寝が課題です。

・通信機器利用の指導と実施 など 

以上の2点に関しては、保護者の皆様と連携しながら取組を進めていくしかない、というご助言をいただきました。課題については、1つずつ改善できるよう努力して参ります。ご家庭におかれましても、ご理解とご協力をお願いいたします。 

 学校評議員やPTA会長・副会長の皆様、貴重なご意見・ご助言、誠にありがとうございました。

                                                                                                                 学校長 松山 真由美

 

学校でできることを最大限に!!

 県内でも新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。このような状況を受け、県では「感染拡大警報」が出されました。現状はステージ2の「警報」段階にあたるということですが、油断はできない状況です。

  学校においても、今一度「文部科学省衛生管理マニュアル(Ver5)」で行動基準等について確認を行いました。以下がその内容の一部です。

 〇学校の行動基準 

   ステージ2 身体距離1メートルを目安に学級内で最大限の間隔を取る

        【ステージ2で拡大局面の場合】感染リスクの高い学習活動を停止する

      【感染リスクの高い学習活動】

      ・長時間、近距離で対面形式となるグループワーク

      ・近距離で活動する調理実習

      ・近距離で組み合ったり接触したりする運動 など

    ステージ2地域では

     上記の活動は、可能な限り感染症対策を行った上で、リスクの低い活動から徐々に実施すること

 〇学校の役割

   新しい生活様式の実践の指導

 〇基本的な感染症対策

   ①感染源を断つ 

    風邪症状が見られるなら登校させない(欠席扱いにならない)

    レベル2の地域では、児童と同居の家族の健康状態の把握

 を校舎に入る前に確認

    手洗い、咳エチケット、消毒の徹底

   ②集団感染リスクへの対応

    3密を避ける(特に冬場は換気) ソーシャルディスタンス   マスクの着用

 〇具体的な活動場面ごとの感染予防対策

   器具や用具を共用する場合は使用前後の手洗い

   給食時の対面を避ける  食事後のマスク着用

   スクールバス内もマスク着用      

  今後計画されている行事(授業参観・学級懇談会、6年生を送る会、卒業式など)がいくつかありますが、学校でできる最大限の感染対策を講じて、できるだけ実施していきたいと考えております。しかしながらステージ3になった場合は、これらの行事等についても再検討が強いられるかもしれません。

 コロナ感染対策等について、ご心配な点やご要望等がございましたら、ご遠慮なさらず学校へお申し出下さい。                    

                                                                                       学校長 松山真由美 

あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします

 新年あけましておめでとうございます。昨年は保護者の皆様、地域の皆様、各団体の皆様には大変お世話になりました。皆様のお力添えがあり、昨年も本校の教育活動を円滑に進めることができました。心より感謝申し上げます。

 さて、2021年、令和3年がスタートいたしました。今年は丑年です。牛は昔から食料としてだけでなく、農作業や物を運ぶ時の労働力として、人間の生活に欠かせない動物でした。勤勉によく働く姿が「誠実さ」を象徴し、身近にいる縁起の良い動物として十二支に加えられたようです。また「紐」という漢字に「丑」の字が使われており、「結ぶ」「つかむ」などの意味を込めたとも考えられているそうです。本校の子どもたちもぜひ勤勉によく働く誠実な児童であって欲しい、2学期で培われた力が3学期には実を結びさらに大きな花となって欲しいと願うばかりです。3年生の学年通信のタイトルにもあるように、まさに「大輪」となって締めくくりの3学期を終えて欲しいと思っています。

 1月8日は爆弾低気圧による大雪が予想されていましたが、幸いにも登校には大きな支障がなく、子どもたちは元気な姿で登校してくれました。久しぶりに聞く子どもたちの挨拶の声はやっぱりいいな~と思いながら、玄関で子どもたちを迎えました。

 始業式では、子どもたちに大きく3つのことについて話しました。

 一つ目は、新年及び3学期のスタートにあたり、「目標」を立てること、その目標を達成するために「しなければならないこと」を自分で考えるように話しました。

 二つ目は2学期の終業式でも話したのですが、「時間を守ること」です。朝読書や掃除の開始時刻を守れない児童がまだ数名います。1日にすればたった10分の読書タイムですが、200日続けると約33時間となり、読解力に差がつくのは明らかです。日々の積み上げを大切にしながら、子どもたちの力を付けていきたいと考えています。朝読書については、登校時刻も関係しますので、保護者の皆様のご理解・ご協力を切に願います。

 三つ目は、「コロナ対策の徹底」についてです。

1都3県では緊急事態宣言が出され、本県においても感染者が増加しています。この実態を受けて、再度「マスクの着用」「手洗い・消毒」「換気」の徹底を子どもたちにもお願いしました。職員にも、子どもたちのコロナ対策への意識が向上するよう、指導をお願いしました。

今年こそはコロナが収束し、1日も早く我慢の生活から解放されたいですね。 

 最後に私の学校経営ビジョンで大切にしていることを申し上げます。以下の3点です。

 ・挨拶     ・時間厳守    ・整理整頓

 この3つがしっかりとなされる学校は、「学んだことが身につく場」となり、「人としての生き方を学べる場」になると考えています。まずは、あたり前のことがあたり前にできる児童の育成を目指し、全職員力を合わせ頑張っていこうと思います。変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。

                                      学校長 松山 真由美

 

ありがとうございました そしてよいお年をお迎えください。

 例年より2週間程長い2学期が終わりました。猛暑が続いた8月の中旬から寒さ厳しい12月まで、子供たちはコロナ対策をしっかりとりながら、279名(2学期より新しいお友達が3名加わりました)が大きな事故・怪我もなく元気に過ごしてくれました。私たち教職員も毎朝児童玄関に立って、子供たちの元気な挨拶にパワーをもらいながら頑張りきることができました。2学期の挨拶運動後、子供たちの挨拶はさらに磨きがかかってきたように思います。私たちのエネルギー源となってくれた子供たちに感謝です。

 さて、2学期子供たちは多くの経験を積み、大きく成長してくれました。6年生が見本となって示してくれた「素早い行動」には、全児童が見習い、集会等ではその姿をバッチリ見せてくれました。「あたたかな聴き方」どの学年も1学期に比べ、話す人の方を向き、反応しながら聴けるようになりました。暗唱集会での発表の声も大きくなり表現力が付いてきました。低学年の中にはジェスチャーを付けて発表する学年もあります。高学年の英文の暗唱ではプレゼンを使って分かりやすく発表してくれました。

 また、行事で培った粘り強さはテストにも表れてきました。先日行われた市の学力テスト、全児童の解答用紙を見たところ、空欄はほとんどなく、難しい問題にもなんとか食らいついていこうとする粘りが見られました。

 また、外国語科が教科となったことを受け、5・6年生に英語検定の受検を勧めたところ、なんと27名も申し出てくれました。金管鼓隊の練習がある中、昼休み等を使いながら一生懸命受検勉強をする姿には感心させられます。まさに今求められている「主体性」ではないでしょうか。

 今の子供たちが大人になる頃には、想像できないくらい社会情勢は大きく変化していると言われています。与えられたことを学ぶだけではなく、自ら課題を見つけ、その解決策を対話を通して、複数の人間と協働で解決していく能力が求められています。本校でもペア・グループ活動を通して、自分の考えを深めたり広げたりしながら、よりよい解決方法を探る学習を行っています。また、今年度より始めた「対話力トレーニング」は子ども達の対話能力を高めることを狙っています。各種発表会では表現力の育成を目的に行われています。このように本校の取組を通して、少しでも子供たちの「学びに向かう力」「自ら学び続ける姿勢」「対話力」等が育って欲しいと思っています。3学期からも継続して行っていきます。

 最後に、この2学期、PTA役員の方々を始めとする保護者の皆様、地域の皆様、各団体の皆様方には、本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。特に保護者の皆様方には、コロナ渦にも関わらず、学校行事には足をお運びいただいたり、PTA親子ふれあい活動にご参加いただいたり、本当にありがとうございました。河井小学校は、多くの保護者及び地域の皆様に支えられて成り立っていることを改めて感じさせられました。

 3学期も教育目標「心豊かにたくましく生きる子の育成」が実現できるよう、「知育・徳育・体育」の取組をバランス良く設け、職員一同丁寧にその取組を実践して参りたいと思いますので、今後も今まで以上のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。

 冬休みは2週間と短いですが、不要不急の外出は避けられて、大晦日やお正月という厳かで楽しい歳時をご家族皆さんで楽しんでください。それでは、よいお年をお迎えください。

 

                                         学校長 松山 真由美

 

お子さんと一緒に成長を振り返ってみてください

 いよいよ12月にはいります。12月は2学期のまとめの月であると同時に、3学期のよいスタートを切るための準備の月でもあります。2学期や今年になってから頑張ったことやできるようになったことをお子さんと一緒に振り返り、お子さんに成長した自分に気づかせ、自信を持たせて、3学期を迎えていただきたいと思います。

 2学期の始業式では子供たちに「〇〇の秋」を想像してもらい、そこから2学期は特に「勉強の秋」と「スポーツの秋」を意識して頑張って欲しいとお願いしました。

 「スポーツの秋」として行われた学校行事では、子供たちは大変よく頑張ってくれました。9月の「運動会」、10月の「持久走大会」、11月の「八の字跳び大会」など、どの行事にも、自分や団・班の目標をしっかりと持ち、高学年がリーダーシップを発揮し、みんなで力を合わせ練習を積んで本番を迎えることができました。以前にも申し上げましたが、大切なのは本番で力を発揮することは勿論ですが、本番を迎えるまでの過程を重視することです。職員にも過程を重視するようお願いをしています。練習で100%の力で練習していても、本番ではプレッシャーや緊張感で100%の力を出し切れないと言われます。しかしながら、本校の子供たちはどの行事にも、各自が持っている力を精一杯発揮し、結果を残してくれました。まさに過程を重視した結果と捉えています。また、本番で力が発揮できましたのは、保護者の皆様のお力添えもあったと思います。暗唱集会や八の字跳び大会、全校集会での各学年の発表会等小さな行事にも、本当によく足をお運び頂き、子供たちの成長ぶりを参観していただいたことが子供たちの大きな励みとなりました。コロナ禍で不安な中、本当にありがとうございました。

 「勉強の秋」においては、どの学年も落ち着いた学習姿勢で授業に臨んでくれました。

○1年生は良い姿勢で授業を受け、自分の意見も上手に発表できるようになりました。

○2年生は自学ノートを頑張って書く児童が増え、今は九九の暗唱に一生懸命取り組んでいます。

○3年生は友達の意見を聞いて、つなげて自分の意見を発表することができるようになりました。

○4年生も2学期に入り、自学ノートの提出が増え、自分で前向きに学習ができるようになってきました。

○5年生は自分の意見をもとに、友達との交流を通して自分の意見を広めようとするようになりました。

○6年生はペア・グループ活動を通して、友達の意見を素直に受け止め、自分の意見を広げたり深めたりすることがで きるようになりました。

 12月に入ると、5年生は県の評価問題、そして全学年輪島市の学力テストが行われます。4月からこれまで学習してきた内容がどれだけ定着しているかをみるテストとなります。数値の上でも子どもの成長を感じられるよう、学校ではもちろん復習を行いますが、ご家庭でも再度単元テスト等でつまずいた箇所については復習させる等、ご協力願えれば助かります。小学校の学びが基礎となり、中学校の学習へとつながります。小学校でのつまずきは小学校のうちに解消しなければ、中学校に上がった時、子ども自身が大変辛い思いをします。なぜなら学校は一日のほとんとが学習をする場だからです。是非、学習支援について家庭でのご協力をお願いいたします。

 尚、12月25日には学期末懇談会が行われます。お悩みやお困りのことがありましたら、遠慮なさらず担任にご相談ください。よろしくお願いいたします。

                                                                                                                                                学校長 松山真由美