学校の様子
7月6日(木)救急救命講習会
今年度も、夏休みのプール開放にともない、6年生の保護者に見守りの協力をお願いしました。
そこで、昨日は、救急救命講習会を開催し、川北分署の方から救命処置について教えていただきました。
救命の連鎖を素早くつなげることで、救命効果が高まります。
1つ目は、未然防止
2つ目は、心停止の早期発見と通報
3つ目は、救命処置としての心肺蘇生とAED
まずは、心停止の確認です。
「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」
肩を優しくたたき、反応があるかを見ます。
心停止かもしれない状態だったら、大声で応援を呼び、119番通報とAEDの手配を依頼し、救急隊やAEDが少しでも早く到着するよう行動します。
「あなたは、119番通報をお願いします!」
「あなたは、AEDを持ってきてください!」
すぐに心肺蘇生を始め、救急車が到着するまで続けます。
心肺蘇生とは、胸を強く圧迫する「胸骨圧迫」により、呼吸の動きを助けます。
脳は、心臓が止まると15秒以内に意識がなくなり、3~4分以上そのままの状態が続くと、回復することが困難となります。
心臓が止まっている間、心肺蘇生によって脳や心臓に血液を送り続けることが、AEDの効果を高めるとともに、後遺症を残さないためにも重要です。
AEDが届いたら、音声メッセージに従って、操作します。
心臓が止まった場合は、できるだけ早く心臓に電気ショックを与え、止まった心臓の動きを助けることが大事です。
教えていただいたことを、実際に一人一人体験しました。
まずは、胸骨圧迫です。
両肘をまっすぐの伸ばして手の付け根の部分に体重をかけ、真上から垂直に胸が約5㎝沈むまでしっかり圧迫します。
1分間に100~120回の速いテンポで連続して絶え間なく圧迫します。
「アンパンマンのマーチ」が、ちょうど良いテンポだそうです。
次は、AEDの装着です。
AEDの電源を入れて、音声メッセージの指示に従って操作します。
イラストの通りに、電極パッドを貼ります。
心電図の解析が行われ、電気ショックが必要な場合は、ショックボタンを押します。
署員の方からアドバイスをいただきながら、皆さん、的確に行動することができました。
昨日は、学校職員も保護者の方も、参加者全員が体験することで、もしもの時に備えることができました。
平日の夜のお忙しい中、6年生の保護者の方に多数参加していただき、本当にありがとうございました。
いよいよ2週間後には、夏休みのプール開放が始まります。
子供達が安全に泳ぐことができますよう、ご協力よろしくお願いいたします。