外部講師による先端技術講義を実施しました

東京大学先端科学技術研究センターの矢入健久教授による先端技術講義を実施しました。

1.ね ら い

 最先端の科学技術研究に触れることにより、先端科学技術への興味・関心を高める。

2.講  師

 東京大学先端科学技術研究センター 知能工学分野 矢入健久 教授 

3.実施日時

 令和4年12月16日(金)3、4限

4.対  象

 電気科、電子情報科の1年生 (77名)

5.講義概要

 テーマ:「AIとか人工知能って最近よく耳にするけど、結局何なの?」

 AI(人工知能)は、1997年チェスの王者に勝利し、2013年ロケットの自立点検機能として搭載、本年(2022年)芸術的絵画を自動生成し、AIがつくった絵画がコンテストで優勝するなど、目覚ましく進歩しているが、全員が賛成する「人工知能」の定義はない。カーナビや迷惑メールフィルター、お掃除ロボットなどは、かつては人工知能と呼ばれたが、広く普及して当たり前になると、やがて人工知能とは呼ばれなくなる。世の中には様々な人工知能の技術があるが、今流行している技術をまとめて、そう呼んでいる。人工知能は職を奪うと恐れられているが、怖いのはAIではなく、AIを悪用する人間である。AIとうまく付き合うには、「人間にあってAIにないものを大事にする」、AI以外も勉強し、寄り道や遊びも大切である。

6.生徒の感想(原文のまま)

 私は、AIが作った芸術的絵画が、人が描いた芸術的絵画に勝っていたという事実にびっくりしました。人よりAIが優れてしまうことが起きるくらいAIの進化が進んでいて、すごいなと思いました。矢入先生がおっしゃっていたように、全員が納得する定義はなくて、ほとんどの人が明確に定義せずに使っていると聞いて、私もそうだし、友達と嚙み合わないこともあるので、本当にその通りだなと思いました。高校の数学は特に人工知能やAIに活かせるので学習をがんばろうと思いました。そして、寄り道や遊びも大事にして過ごしていきたいです。