「1930・烏山頭~水がめぐる平野の物語~」の贈呈式
台湾の台南市文化資産管理処の対日窓口で通訳の池田リリイ茜藍氏が本校を訪れ、本校校長室にて、「1930・烏山頭~水がめぐる平野の物語~」の贈呈式が行われました。
同書は、金沢市出身の水利技師・八田與一氏が建設を指揮した台湾・台南市の烏山頭(うさんとう)ダムが完成90年を迎えたことを記念し、ダム建設の偉業を讃えるため令和2年に台南市で刊行されたものです。
台南市では、石川県内でテキスタイル教育を実施している本校テキスタイル工学科(ほか金沢美術大学染織科にも寄贈予定)の学生に本書を教育に役立たててほしいということで、寄贈していただくこととなりました。
また、物語のもう一人の主人公であり、烏山頭ダム建設工事の工事図を残した画家・伊東哲(いとう さとし)氏も八田與一氏と同じ金沢市花園村(現:金沢市今町)出身で、彼の描いた「蝋描壁掛嘉南大圳工事模様」が嘉南大圳の歴史文化を学ぶテーマパークのメインビジュアルに採用されている。 この工事図は蝋描きのタペストリーで、繊維産業が盛んな台南市ではこの絵がメインビジュアルとして起用されている台南・隆田の教育園区を今年オープンし、さらに拡大工事と新しい施設のオープンを進めているとのことです。
本は本校図書室で閲覧できます。