金属加工『シルバーリング』制作体験

5月31日(水)工芸科3年造形コースに、東京のヒコ・みずのジュエリーカレッジより米田先生(工芸科1期生)と加藤先生が来られ、刻印リングの制作をレクチャーしてくださいました。

刻印タガネを使い地金の銀に模様を刻み、サイズに合わせて切った後ロウ付けを施し、着色、研磨をして仕上げます。

講師の米田先生の制作の細かさや作業の美しさに生徒たちはしきりに感心し、よりいいものになるようにいつも以上に集中して取り組んでいました。

米田先生の話をしっかりと聞きます。

刻印タガネを使うのはほぼ初めて。地金に模様を入れる作業はとても楽しい。

叩きながら指輪が丸くなるように形を整えていると、シルバーが延びてしまいサイズが大きくなりすぎカットし直したり、逆に小さく作りすぎて叩いて延ばしたり、順調にはなかなか作業は進みません。

金属の黒染めは溶剤の温度により仕上がりの色が違います。銀の色そのままが好みな人もいれば、黒い色がすきな人もいて、思い通りの色になるよう調整しました。

出来上がった作品はとてもいい感じになりました。貴重なプロの技に触れることができ、たいへん勉強になりました。