お知らせ

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              ~ 輝け 錦城スマイル! 今も卒業後も ~

 

本校は、石川県加賀市に所在する市内唯一の特別支援学校です。昭和26年開設の石川県立錦城学園の施設内学級がその始まりで、昭和54年4月に石川県立錦城養護学校として開校しました。同時に国立療養所石川病院アカシア病棟の児童生徒を対象に石川病院分教室を開設、更に在宅訪問教育もスタートし、平成22年4月には石川県立錦城特別支援学校に校名変更し、現在に至っております。

 知的障害のある児童生徒の教育を担う養護学校としてスタートした学校ですが、知的障害のみならず、肢体不自由のある児童生徒も在籍し、一部の児童生徒は医療的ケアを必要としています。今日までに、多くの関係者や地域の皆様のご尽力により、現在地に校舎、体育館、屋外プール、生活体験棟「ひだまりの家」等の施設設備が整備されてきました。また、令和元年度には校舎の大規模改修工事が行われ、より明るく快適に過ごすことができるようになりました。

 今年度は小学部19名、中学部14名、高等部15名、在宅訪問教育2名(小学部1名、高等部1名)、石川病院分教室3名(小学部3名)の53名が在籍しております。一人一人の教育的ニーズに対応し、錦城版キャリア教育プログラムを基に小学部・中学部・高等部の一貫した教育を行っております。地域との連携を深め、交流及び共同学習や就労を見据えた就業体験実習をはじめとする教育活動を展開するほか、よさこいソーラン「錦城RUN舞」の活動を通して、社会参加・貢献を目指す豊かな人間の育成に取り組んでおります。今年1月1日に発生した能登半島地震の復旧・復興に向けて力を合わせ、より安心・安全な学校づくりにも努めて参ります。児童生徒が健康・安全・防災に対する学習への理解を深め、自身で命を守る行動ができるように、各教科の深い学びに繋がる授業改善とともに進めていきます。また、GIGAスクール構想への取り組みでは、「個別最適な学び」、「協働的な学び」の実現に向けて、タブレット端末を効果的に活用した授業実践を重ね、更にICT活用を進めていきたいと考えています。

 本校のキャッチフレーズである「輝け、錦城スマイル!」には、私たち教職員の願いが込められています。児童生徒の「やったー、できた!わかった!」の嬉しい笑顔、やり遂げた後の満足した笑顔、大好きな友達や教師と一緒に過ごしている時の笑顔など・・・児童生徒そして卒業生の素敵な笑顔がたくさん見られるよう、日々の指導支援を行いたいと思います。また、特別支援教育の充実が求められる中、本校も専門相談員派遣や研修会、社会や地域への発信等を通して、地域の特別支援教育のセンター的役割を更に果たしていくよう努めます。 

 校訓「仲よく・明るく・元気よく」のもと、教職員一同、一人一人の児童生徒に寄り添い、可能性を伸ばしていく教育活動に努めて参りますので、地域の皆様、関係機関の皆様、保護者の皆様のより一層のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

                                                                                 令和6年4月   石川県立錦城特別支援学校

                                                        校 長  宮 北 紀 子