日誌(1年生)
自分たちが住む地域に目を向けるとともに将来の生き方を考えよう その3
2学期は、「自分たちが住む地域に目を向けるとともに将来の生き方を考えよう」をテーマに、地域(地元)で精力的に活躍されている方のお話を伺ってきました。
3回目(最終回)の今日は、能美市長 井出敏朗さん(高校33回)をお招きしました。
お話の中心にあったのは、「ふるさと愛の醸成」。
生い立ちから現在の市長になるまで、決して順風満帆とはいえなかった人生。
休みのない市長の毎日は、生徒にとって驚きであったようです。
社会が抱える多くの問題や課題に対し、精力的に取り組む自分を動かす「地域への熱い想い」や『なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり』という座右の銘は、生徒の心にも強く響いたようです。
ふるさとへの愛と後輩達への愛情の詰まった非常に濃いひとときでした。
生徒の感想の一部を紹介します。(文章そのままです。)
・「人生はつらい経験も必要であり、お世話になった人に恩を返していくものだとわかった。僕も地元を盛り上げるために行動を起こしていこうと思いました。」
・「能美市長さんの話を聴いてまず、とても大きな熱情を持っているなと思いました。お話によると、その気持は「恩返ししたい」「みんなの役に立ちたい」「能美市をもっと住みやすいところにしたい」などの気持ちから生まれていることがわかりました。印象に残ったのは、「何事もとことんやる」という言葉に込められた強い意志です。一瞬で「あ、この人はやると言ったらやるすごい人だ。」とわかりました。そんな「為せば成る」精神を、僕も持ちたいなと思いました。」
・「理系大学を出ても、政治家になることができることがわかった。転職などをして最終的にたどり着いたところが、人の役に立つための市長だったことに感心した。地域活性化のためには人口増加や、企業立地が大事であること、また地域コミュニティを増やし、市民の声を聞くことが市長にとって大事なことであることがわかった。今日のお話から、たくさんのことを経験してその上で自分にあった職業、趣味のように続けられる職業を私も見つけられたら良いと思う。」
・「井出さんの話を聞いて、たくさんのことを経験することは見識が広まり人生について考えたりするときに役に立つと思った。これから色々なことを経験していくなかで、一瞬一瞬を大切にし全力で取り組むことが大切だとわかった。井出さんが市のために毎日考えているように、私も自分の人生や生活、街について日頃から考えようと思った。」
・「私は一つの仕事をずっと続けることが大切だとおもっていましたが、市長さんのお話を聞いて様々な職を経験したことで、知識や人脈を身につけることができるのだと教えていただきました。私は、地元が結構好きです。自分の故郷に恩返しをするため、これからもがんばります。最後に、「頑張れ」を言っていただいたことが嬉しかったです。」
講堂(第一体育館)を出る生徒達に激励の言葉を贈る井出先輩。
俳句大会を行いました
今日(10/7)のLHの時間は、「垣地正樹杯 俳句大会」を行いました。
生憎の雨のため、小松市ホームページより「四季を通じて癒やされる芦城公園」の動画を視聴し、「小松高校秘伝」を標に俳句に挑戦しました。
ベランダに出て秋の空気を感じながら詠む者、友達と話し合いながら詠む者、独自の境地で詠む者と、それぞれの思いで17音の世界に浸っていました。
今日詠んだものの中から、生徒それぞれが極上の一句を発表し、クラス内で投票の上、クラス代表2作品を選出します。
各クラスから提出された16作品の中から垣地校長先生が最優秀作品・優秀作品等を選び、学年集会で表彰することになっています。
自分たちが住む地域に目を向けるとともに将来の生き方を考えよう その2
「自分たちが住む地域に目を向けるとともに将来の生き方を考えよう」をテーマに、地域(地元)で精力的に活躍されている方のお話を伺う会の2回目を行いました。
今日は、北國とおり町(小松市龍助町)の方、中出暁史さん(中出精肉店店主)、橋本真由美さん(こまつ町家文庫スタッフ 高校58回)のお二人をお招きしました。
・「北國とおり町」のネーミング
・北國とおり町が行っているさまざまな取り組み・イベント
・取り組み・イベントに対し、講師の方が抱く想いなど、
生徒の質問にも答えていただきながら、会が進行しました。
生徒の感想の一部を紹介します。(書いたものそのままです。)
・「地元に強く根付く活動を行っている二人の話を聞いて、いま自分たちの暮らす町や市の特徴だったり個性だったりをもっと知りたいと思った。そして、自分たちの想いなどを自分の行動で実践していきたいとも思った。見返りを求めすぎず、自分たちの想いを実践し続ける生き方に感動した。」
・「この話を聴いて、人と人とのつながりがその街の良さにつながることが印象に残りました。小松のいいところを僕も見つけてみたいと思いました。」
・「今日の話を聞いて、キャリアというのは利益の出る事業だけのことではなく、地域や街の活性化のための事業もあるということで、それが回り回って自分のためになるんだということを学べてよかったなと思いました。また、その事業を通して自分たちの地域や街の魅力も再発見することができるということがとても面白いなと思いました。」
・「毎日学校からコンビニに行って塾に行くという同じことの繰り返しのような生活を送っているけど、今日お話を聞いて、せっかく小松高校に来たからもっと小松を知って高校生活をより楽しいものにしたいと思います。」
いろんなとおり道があることを、自分で感じてほしいです。
自分たちが住む地域に目を向けるとともに将来の生き方を考えよう その1
「自分たちが住む地域に目を向けるとともに将来の生き方を考えよう」をテーマに、1年生は、地域(地元)で精力的に活躍されている方のお話を9月、10月に伺います。
1回目の今日は、飯貝誠さん(高校53回)をお招きしました。
今日の講演内容は、
“大学卒業 → 大手企業 → 退職 → 結婚、世界一周の旅 → 地元に帰り、今やっていること(コミュニティ作りなど)” で、多くの生徒にとっては、自分の考えが揺さぶられる驚きの連続のようでした。
308名の感想の一つを紹介します。(生徒の文章そのままです)
・「自分だけの人生に対する価値観を思考し、選択して見つけ出すと毎日を楽しく生きていけると思った。ロスをすることにとらわれず、やりたいこと、やれることをやっていく、型にハマらない人は僕は素晴らしいことだと考える。自分に機会が巡って来たときに他人にとらわれずにやれるだけの力を発揮しよう。」
・「実際に自分の目で見ないとわからないことがあるのだと、講演を聞いてしりました。違和感を大切にして自分のやりたいことや好きなことを試して行動しながら探しつづけたいと思いました。そして、いつか自分も沢山の人に語れるくらいのワガママな人生をこれから作ってこうと思います!笑」
・「この話を聞いて、自分のやりたいことや夢に気づくのはいつかわからないけれど、なにかやってみようと思ったらやってみて行動しながら夢を探し続けることもできるということを知れた。自分も色んな所に遠回りしつつもいつかは夢を叶えられるようになりたいと思った。」
・「私は、飯貝さんと同じ地元の大聖寺はあまり好きではなかったけど今日のお話を聞いて、一度離れて視点を変えることで新たな魅力に気づけるのかなと思いました。また、地元は好きではないけどどんどん過疎化が進むのはやっぱり悲しいのでなにか解決策を生み出せたらいいなと思いました。」
新たなスタートに
記念祭が終わり、校内模試の前に学年集会を行いました。
学年主任(髙田)、学年教務(浅井)、学年進路(荒納)の3名が生徒に話をしました。
学年主任は、外部模試、教科の取り組み、文理選択と国立大学改革などに触れながら、
「この2学期が君たちの道を決める!」
浅井先生は、文理選択に向けての最終確認と、
「2学期の学習は、『自主性』
~その人の“心”が決める。そして、チームの力が援軍となる。
そして、このチームだからできる!
そんな学年に!~
“正しく恐れよ”
~たくさんもがいて、悩んで、乗り越えていってほしい~」
荒納先生は、卒業した先輩達の外部模試のデータをもとに、
「数値がどう変わるか。その数値がどんな意味を持つか。」
「気持ちが行動に、行動の継続が結果につながる。」
気持ちを切り替え、新たな気持ちで前に進んでくれることを望みます。