2025年7月の記事一覧
【2年課題探究(地理コース)】能登でのフィールドワークを通じた防災学習
7月22日(火)に2年課題探究(地理コース)の生徒を対象に石川県能登地域を訪れ、防災と復興について現地で学ぶ機会を持ちました。訪問先は、輪島朝市通り、出張輪島朝市(ワイプラザ)、道の駅千枚田ポケットパーク、のと里山空港です。2024年の地震災害の被害が色濃く残る地域を実際に歩き、地元の人々から貴重なお話を伺いました。
特に印象的だったのは、復旧途中でありながらも力強く営業を再開している朝市の姿とそれを支える地域の方々の声です。「観光客が来てくれることが1番の応援」という言葉には深い想いが込められていました。
また、千枚田のポケットパークやのと里山空港では、地震による地形の変化や交通の課題などを学び、災害が生活や地域社会に与える影響をについて理解を深めました。
このような現地での体験を通して、生徒たちは「災害を知る」ことだけでなく、「自分たちに何ができるか」を考える機会となりました。これからも地域とつながる学びを大切にし、未来に生かせる学びを深めていきます。
「ニュースでは見えなかった現実を目の前で見て、心が動かされました。支援する側として何をできるかを考えたいです。」
「能登半島地震を理解し、受け止め、今後の復興を考えていきたいです。」
生徒感想より
【2年人文・文系】探究スキル講座「AI を活用した課題研究の進め方」
本日、人文科学コース・文系コース2年生を対象に、探究スキル講座「高校での学びを加速する生成AIの活用法-プロンプトエンジニアリングを中心として」を実施しました。
講師は、金沢工業大学 情報理工学部 知能情報システム学科 教授 山本 知仁先生です。
山本先生は、先月にも本校理数科1年対象にAI講座を実施していただきましたが、今回文系の生徒及び課題探究担当教員を対象に講義をしていただきました。
生成AIの特徴やしくみを理解し、適切な「プロンプト」をどのように作成したらよいかを、実際にエンジニア演習を通して、生徒たちは楽しく学ぶことができました。
現在人文・文系生徒は探究活動に取り組んでいますが、山本先生から生成AIを利用する際の注意点や探究学習では生成AIを使えばすぐに見つかる課題ではなく、「問いの立て方(リサーチクエスチョン)」が重要であることを分かりやすく教えていただきました。
生徒の感想
・自分の問いに対する批判的な考え方を聞くことで、新たな視点も得ることができると思った。
・夏休み中に先生に聴きに行けない時にわからなかったところや引っかかったところを聞いてみることで自分の理解を深められるようにしたい。