2024年7月の記事一覧
relax vol.9 を行いました
7/28(日)の午後、久保出貴雄さん(高校57回)を迎え、relax(「つながろう、話そう、……そして歩きだそう」)の第9回を行いました。
今日のメインテーマは「夢を追いかけて得た挫折と経験」。
「プロ野球選手になりたい」という夢を持ち、部活動に打ち込んだ高校生活。早朝から夜遅くまでと、一日の中心が野球であった大学の4年間。しかし、試合に出られるようになった際に気づかされた「自分にはその先のイメージがない」ということ。
高校生のとき、プロになりたいとは言っていたが、明確なビジョンがあったわけではない。だから、君たちが将来のことを本当に考えること、イメージすることは大事。漠然とした夢もそれを細分化し、実現のための手段を考えていくと、日常生活の次元に降りてくる。徹底的に考えることが大切。
久保出さんは、自身の歩んできた道を紹介しながら、生徒に話してくださいました。
また、家業(木地師)を継ごうと考えるようになったのは、結婚する際に奥さんから言われた言葉がきっかけだったそうです。今は、伝統工芸の技術継承はもちろんのこと、それをどう知ってもらえるか、広めるかに力を入れているとのことでした。
木によって、堅さや粘りが違うこと、また、同じ木でも場所によって性質が異なること、木目の見えるものと少ないもので使われるさきが異なることなど、木の感触を実際に確かめながら生徒は興味津津で久保出さんのお話に聞き入っていました。
校内ビブリオバトル大会が開催されました
7月12日(金)の放課後、第1回校内ビブリオバトル大会が開催されました。
発表者は10名と、校内ビブリオバトル大会始まって以来の最多人数でした。発表された本のジャンルも、ミステリーあり、恋愛小説あり、SFあり、純文学あり、生物学の専門書ありと幅広く、興味深いものばかりでした。
見事チャンプ本に輝いた本は、『真夜中のマリオネット』(知念実希人)でした。
多くの観戦者にも恵まれ、大変充実したビブリオバトルとなりました。
【参加者の声】
・自分だったら手に取らないような本でも、読みたくなるようなステキな紹介を聞けて良かった。本当に、どの本も
読んでみたくなったので、手に取ってみようと思います。
・出場した人が皆、本の要所をしっかり押さえて紹介していて、本当にその本が好きというのがひしひしと感じられ
た。何より、自分がまだ出会えていなかった新しい世界を知ることが出来たのが、とても嬉しい。自分も本の紹介
をしてみたいと思った。
・3年生になって初めて参加して観戦しましたが、面白かったです。質問もいくつかしてくれて、やりやすかったで
す。自分の知らなかった本ばかりで、魅力がとても分かる紹介が聞けて良かったです。いろんな学年の人と関われ
て楽しかったです。
図書室通信7月号
図書室通信7月号を発行しました。ご覧ください。図書室通信7月号.pdf