令和7年度進路から

令和7年度進路課から

未来への轍①~SWS西日本(株)様より内定をいただいたIさんの思い~

 就職活動を始めた当初は、自分の強みをうまく考えることができず、どの業界や職種を目指すべきか迷っていました。しかし、手を使ったものづくりが好きだったことから、次第に製造業に進みたいという思いが強くなりました。
 その後は、履歴書の作成や面接対策に力を入れました。特に面接では、面接官の目を見て話すことを意識し、先生方に模擬面接をお願いしてアドバイスをいただきながら、改善を重ねました。失敗や反省も多くありましたが、それが次の面接での自信につながったと感じています。また、複数の企業説明会やインターンシップに参加し、業界研究を深めることも大切にしました。実際に現場の声を聞くことで、企業の雰囲気や求められる人物像をより具体的に理解でき、自分の志望動機をより説得力のあるものにできました。
 就職活動中はストレスや疲労がたまりやすいため、体調管理にも注意を払い、十分な睡眠や栄養バランスの取れた食事を心がけました。面接直前には喉の調子が悪く不安もありましたが、面接を受けられるまでに回復できたのは幸いでした。
 最終的に内定をいただいたときには、これまでの努力が報われた喜びと同時に、社会人としての自覚が一層高まりました。就職活動を通じて、自分の強みを知り、コミュニケーション能力や自己管理能力を磨くことができたと思います。これから新しい環境での挑戦が始まりますが、この経験を活かして成長し続けたいと考えています。また、卒業に向けても努力を重ねていきたいです。

 

*未来への轍:一説によると、キャリアということばの語源は「車輪が通った跡」だそうです。轍(わだち)です。地面にくっきりと残る轍のように、私たち一人ひとりの人生においても、経験の「跡」が刻まれていきます。轍は過去です。でも「未来の」轍。内定や合格を得た生徒たちの過去の出来事だけでなく、これから先、どのような「轍」を作っていきたいのか。どのような未来を描きたいのか。その思いを追っていければと思います。(②に続く…)