【保護者の皆様へ】
お子様のことで、ご心配なことがあれば、遠慮なく学校までご相談ください。
お子様の成長を願い、ともに考えていきたいと思っております。
10月22日(水)
馳浩石川県知事をお迎えし、小中合同で「知事と語る会」を開催いたしました。
中学校からは、いしかわテラスでのPR活動や、門前高校に指導いただいた廃棄ろうそくのキャンドルづくりなどの取組についてお伝えしました。
質問コーナーでは、「なかなか整備されないグラウンドの修繕がいつになるのか?」「知事の仕事とはどういうものか?」など、子どもたちから多くの質問が出されました。知事はそれらに一つ一つ丁寧に答えてくださり、子どもたちは深く納得していた様子です。
今回、子どもたちが直接伝えた願いが、一つでも早く実現することを、小中全校で願っております。
10月21日(火)
輪島中とオンラインでつないで、ヤングケアラーとは何か、周りに困っている人はいないかなどのお話を聞きました。
今回の講演会を通じて、生徒たちはヤングケアラーが家族の介護や世話を過度に行う子供や若者であり、中学生で17人に1人という割合で身近に存在する問題だと知り、驚きを覚えたようです。
講師の高垣内文也さんが、14歳から長期にわたり介護を続け、そのために進学や部活動、自分のやりたいことを諦めざるを得なかったという実体験は、生徒たちの心に強く響きました。
生徒の感想からは、「自分たちが恵まれた環境にいる」という認識を深めるとともに、「誰にも相談できず一人で悩む」ヤングケアラーの現状を知り、「困っている人の相談に乗りたい」「身近な人を大切にしたい」という他者への思いやりと支援への意欲が芽生えたことが伺えます。
今回の学びを機に、生徒一人ひとりが周囲の仲間の状況に関心を向け、お互いを支え合う気持ちを大切にしてくれることを願っています。
10月19日(日)
休日の朝から実施された輪島市総合防災訓練に、小中合同で取り組みました。能登半島地震などの過去の経験を踏まえ、生徒たちは訓練の重要性を再認識し、「本当に起きたと想定して行動できた」という真剣な感想が寄せられました。
生徒たちはまず避難経路を歩き、「いつも歩いている道が危ない」「道路がガタガタ」といった身近な危険箇所を自ら確認することができました。
その後の防災教室では、小中学生が交流し、地域ごとの災害リスクの違いや、防災バック・ボックスに入れるべきものについて具体的に話し合いました。特に、食料や水だけでなく、震災時に「自分の心が落ち着くようなもの」も必要だと学んだことは、貴重な気づきとなりました。また、校内備蓄の確認や、避難所でのスターリンク衛星Wi-Fiなど最新の備えを知る機会にもなりました。
今回の訓練を通じて、生徒たちは「自分の命は自分で守る」という意識を一層高め、「もしものときに今日の学びを活かしてしっかり行動したい」、「自助・共助もできたらいい」という強い決意を共有しました。この貴重な経験を今後の防災意識の向上に繋げてまいります。
10月6日(月)~8日(水)
今年も3年生の修学旅行を利用して、東京の八重洲いしかわテラスでPR活動を行ってきました。
テラスを来店されたお客様の前で、總持寺の現状と復興について発表し、あわせて新聞とミニキャンドルを配布して、總持寺のPRに努めました。テラスでは、これまで本校(門前中)を支援してくださった方々も来店され、嬉しい再会を果たすことができました。また、お客様の中には、門前町や總持寺に強い関心を持たれた方もおり、「ぜひ訪れたい」と温かい言葉をかけてくださる方もいました。
キャリア教育の一環として、新聞づくりでお世話になった読売新聞社本社を訪問しました。生徒たちは、新聞が作られる編集局や、社員の方々が憩う食堂やテラスなどを案内していただきました。このような大手企業の訪問は貴重な機会であり、生徒たちにとって大変勉強になったようです。
また、翌日のディズニーアカデミーでも、キャストの方から働くことの意味や喜び、働くうえで大切にしている「5つの鍵」について丁寧な指導をいただきました。常に相手の立場を考えてコミュニケーションをとっているというキャストのプロ意識を知ったうえで体験するディズニーランドは、その楽しさもひとしおだったのではないかと思います。今後、生徒たちが働くことへの憧れや期待を持てるよう、さまざまな職業の方々からお話を伺う機会を引き続き持ちたいと考えています。
最終日は国立科学博物館を訪問しました。折しも、大阪大学の坂口特任教授がノーベル生理学・医学賞を受賞した直後ということもあり、歴代のノーベル賞受賞者のコーナーは格別の見ごたえがありました。
今回の修学旅行では、本当に多くの方々の温かい支えによって、貴重な体験をすることができました。生徒たちが今回の経験を今後の進路やコミュニケーションに大いに生かしてくれることを心から願っています。
10月3日(金)
総合的な学習の時間の一環として、1年生が禅の里交流館を訪問しました。
生徒たちは、總持寺通り商店街の歴史を学んだ後、仮設店舗で商店街を営んでいる事業主の方々から貴重なお話を伺いました。お話の中では、地震後の店舗の様子やその時の思い、そして、店舗を再開しようと思った理由など、様々なお話をしていただきました。
店主の皆さんは、多くの苦しい思いを乗り越え、「自分たちを必要としてくれているお客様を大切にしたい」という強い思いからお店を再開していることが深く伝わってきました。
また、お店のPRとして、震災で割れた能登瓦をリサイクルした商品や、地元のお酒、各店の看板メニューなども紹介していただきました。
今後の街づくりについては、高齢者も若い人も「住みたい」と心から思える街づくりを目指したいとのことでした。そして、その街づくりを将来担うのは、まさに君たち(生徒たち)だよ、と熱いメッセージをいただきました。