学校研究
令和5年度 内灘町立西荒屋小学校 学校研究

<研究主題>
生き生きと表現し,学び合う子
~友だちと関わり合い,考えを深めようとする児童の育成~
 
 本校は,全校児童50名の小規模校である。1年生からクラス替えをすることなく,同じ学級の仲間と共に過ごし,また,全校での異学年集団による様々な活動を通して,お互いのことをよく知っている。

 昨年度は,道徳科の授業を中心とする研究の中で,児童一人一人がよさを発見したり,多様なものの見方や考え方を学んだりすることで,自分自身や友だちのことをかけがえのない存在として大切にしようとする心を育ませてきた。さらに,自分自身や友だちのことを大切にする心を学級経営の基盤とし,お互いの存在を温かく認め合う学級を築き上げる中で,児童が本音で語り合える姿を目指してきた。その結果,自分の思いや考えを伝えることや友だちの考えを聞くことに楽しさを見出だせるようになってきた。しかし,自分たちでお互いの考えを詳しく聞き合ったり,質問し合ったりして,考えを確かなものにしようと深めていくところにまでは至っていない。

 そこで,今年度は研究主題・副題を,「生き生きと表現し,学び合う子~友だちと関わり合い,考えを深めようとする児童の育成~」とした。学び合いの場面において,児童自らが自分の意見をしっかりと表現する力をつけるとともに,関わり合いの中で考えを深めていこうとする姿を目指したい。対話を通して,自己の考えの深まりを実感した児童は,さらに自信をもって主体的,対話的で深い学びに向かっていくと考える。

 

研究構想図