学校研究
令和6年度 内灘町立西荒屋小学校 学校研究

<研究主題>
生き生きと表現し,主体的に学ぶ子
~友だちと関わり合い,考えを深めようとする児童の育成~
 
 本校は,全校児童43名の小規模校である。1年生からクラス替えをすることなく,同じ学級の仲間と共に過ごし,また,全校での異学年集団による様々な活動を通して,お互いのことをよく知っている。

昨年度は,算数科の授業を中心に,学び合いの場面において,児童自らが自分の意見をしっかりと表現する力をつけるとともに,関わり合いの中で考えを深めていこうとする姿を目指し,研究を進めてきた。その結果,お互いの存在を認め合う温かな学級経営のもと,安心して自分の考えや思いを表出する姿が見られた。また,学習リーダーがすすめる授業,少人数のよさを生かし,児童同士で教え合う授業を通して,関わり合いながら学ぼうとする姿が少しずつ育ってきた。しかし,主体的に課題を解決し,相手に分かりやすく伝えたり考えを確かなものにしようと深めたりする姿はまだ十分とは言えない。

 そこで,今年度は研究主題・副題を,「生き生きと表現し,主体的に学ぶ子~友達と関わり合い,考えを深めようとする児童の育成~」とした。本校は,いずれ全ての学年が複式学級になる。そのことを見据え,主体的に学びに向かう姿勢を養うことは重要なことである。算数科の授業を中心に,主体的に課題に向かい,相手に伝わる説明力・表現力を身につけるとともに,関わり合いの中で考えを深めていこうとする姿を目指したい。「考えたい」「話したい」「生かしたい」が生まれる子供主体の授業を通して,関わり合いの中で自己の考えの深まりを実感した児童は,さらに自信をもって主体的,対話的で深い学びに向かっていくと考える。


 

研究構想図