平成25年度事業報告

H25年度 NSH事業報告

205Hが課題探究の成果を発表しました。

 11月30日(金)に205H(自然科学コース)の生徒が、RS(リアルサイエンス)の授業で5月から取り組んできた課題探究の成果を発表しました。
 
 発表のテーマは以下の通りです。
 
 「数学の問題解決法」 (数学)
 「パズルを作る①と②」 (数学)
 「水の表面張力の測定」 (物理)
 「汚水の浄化」 (化学)
 「植物ホルモンエチレンの研究」 (生物)
 
 各班とも工夫を凝らしたプレゼンを行い、生徒も熱心に発表を聞き、興味を示していました。
 また、12月13日(金)に行われる、SSH合同発表会での発表する代表グループの選考も兼ねており、「汚水の浄化」班が口答発表とポスター発表を、「数学の問題解決法」班と「植物ホルモンエチレンの研究」班がポスター発表をすることになりました。
 更なる探究と修正を加え、他校との交流を深めることで、思考力や判断力、表現力を高める機会としてほしいと思います。
 
         < 発 表 会 の 様 子 >

グローバルゼミで留学生を招待しました。

 11月20日(水)にNSH(いしかわニュースーパーハイスクール)推進事業の一環として、グローバルゼミを行いました。これはグローバルソリューション(総合的な学習の時間)を使って準備してきたもので、204H(人文科学コース)の生徒が金沢大学の留学生を二水高校に招待しました。英語で積極的にコミュニケーションを取りながら、校舎内を案内したり、授業に部分的に参加したり、10グループの各班が創作したオリジナル校歌を英語で紹介し、合唱も披露する内容です。
 
 
 
 欧米や東南アジアなど、様々な国の人と接する良い機会となり、世界への視野が広がりました。将来、世界で活躍する第一歩を踏み出すきっかけになったのではないでしょうか。
 
    
<留学生との交流の様子>                 <校歌発表の様子>

205H(自然科学コース)の「大学・企業訪問研修」報告

205H(自然科学コース)の生徒40名は、11月14日(木)~11月15日(金)に一泊二日の日程で、貸し切りバスを利用して、関西方面へ研修に行ってきました。
 
内容は以下の通りです。
 
<1日目>
 「大阪大学」 
 高分子科学専攻 教授 山口浩靖 先生から、大阪大学理学部について紹介していただいた後、 高分子科学についての授業を受けました。高分子は巨大分子で、結合の隙間に含まれる水の量により、 堅くも柔らかくもなります。「水分含有量の多いものは吸着性があり、柔軟性が大きく落としても壊れないが、水分含有量の少ないものは堅く、落とすと簡単に破壊されてしまう」事に驚かされ、このことと柔軟性のない考え方との対比もなされ、情熱的な講義に生徒たちは引き込まれていました。
 
 また、化学専攻 中澤研究室、化学専攻 深瀬研究室、高分子科学専攻 井上研究室の3つの研究室を3グループに分かれて順番に訪問しました。それぞの研究室で扱っている特徴ある実験を簡単に見せていただきました。液体窒素低温におけるマイスナー効果による磁気浮上、ショ糖の数百倍の甘さのスクラーロスの体験、粘り着く高分子化合物の観察など、興奮させられる時間を過すことができました。
    
<大阪大学で模擬授業前の生徒たち>          <実験を観察する生徒たち>
 
<2日目>
 「京セラ中央研究所」 
 京セラの事業内容の説明を受けた後、「企業とは何か」、「企業の社会的な役割」とは何かを学びました。企業に勤めることは、社会の一員として社会に貢献していくことで、利益追求のみではないということを教えられました。また、展示ルームに設置されている製品に触れたり、見たりすることで、先端科学技術を身近に感じることができました。
 
 「島津創業記念資料館」 
 島津製作所創業時からの社会に役立つために努力してきた企業理念を聞くとともに、理化学機器(理科の実験道具等)の展示を見学し、理科室に置かれているものと似た装置を見て生徒たちは感心していました。また、設置されている実験道具で簡単な実験を行って科学に対する興味関心を高めました。
 
      
 <京セラで説明を受ける生徒たち>            <島津製作所資料館で見学する生徒たち>
 
 2日間の研修全体を通して、生徒から、「1つのことについて興味を持ち、探求する姿を見て、感銘を受けた。将来、自分もこのような職に就きたい。」、「実際に研究施設を見学できてよかった。」、「普段行けないところに行けて、貴重な体験ができて良かった。」、「昔、利用されていた実験道具に触れることができて良かった。」などの感想が挙げられました。

204H(人文科学コース)の「まほろば研修」報告

 204H(人文科学コース)の生徒42名は、11月14日(木)~15日(金)に一泊二日の日程で、貸し切りバスを利用して、関西方面へ研修に行ってきました。
 
 
 内容は以下の通りです。
 
<1日目>
 「近つ飛鳥(ちかつあすか)博物館」 
 学芸員の方から、古墳時代、飛鳥時代の歴史や、現代科学が考古学の調査に大きく貢献していることを丁寧に説明して頂いた後、フリー見学で見聞を広めました。
 
 「大阪大学」 
 文学部 教授 平田由美先生による、「女性表象と近代」と題した模擬授業を受けました。
 
 
 
 
 
 <近つ飛鳥博物館を見学する生徒たち>          <大阪大学で模擬授業を受ける生徒たち>
 
 
<2日目>
 「奈良県立橿原考古学研究所付属博物館」
 学芸員の方から、主要な展示物の前で縄文時代から奈良時代までの詳しい説明を受けました。その後は各自が興味を持った展示物を自由に見学しました。
 
 「石舞台古墳」、「万葉文化館」、「高松塚古墳」
 レンタサイクルでの班別自主研修を予定していましたが、雨天のため、全員で3つの施設を見学しました。教科書や資料集の写真で見た歴史的なモニュメントに直に触れることが出来たという意味で、貴重な経験となりました。
 
<橿原考古学研究所付属博物館で                                 <高松塚古墳にて集合写真>
                     説明を受ける生徒たち> 
 
 2日間の研修全体を通して、参加した生徒から、「授業で学習したものを自分の目で見ることが出来て、歴史の流れを改めて掴むことができてよかった。」、「大阪大学で授業を受けるという貴重な経験が出来て良かった」、「学校で学んだことを深めることができた上に、さらなる興味もわいた」など、前向きな感想が多く聞かれました。
 

「産学発見」事後報告会(1年生対象)を行いました。

 先日実施した産学発見(企業訪問)の事後報告会を、10月30日(水)にクラス単位で行いました。
 
 クラス内で企業別グループに分かれた後、訪問した企業について学んだことを発表しました。各企業の業務内容や採用条件だけでなく、自らの仕事に対して責任を持ってやり遂げることの大切さや、業務に従事する際の姿勢を学んだようです。
 
 この報告会では、訪問した企業のことだけでなく、希望したが訪問できなかった企業についても他のグループの発表を通して理解を深めることができました。文理選択を前に、職業・進路について真剣に考えている1年生にとって、この産学発見は有意義なものになったに違いありません。
 
  
     <108Hでの発表の様子> 
 
      
     <109Hでの発表の様子>
 
 
 
       <103Hでの発表の様子>
 
 
       <104Hでの発表の様子>