平成25年度事業報告

H25年度 NSH事業報告

NSH成果発表会を行いました。

    
「2020年東京オリンピックによる影響」  「未婚率の上昇を解消するために」   「平成時代の流行現象」 


   
 <自然科学コースの発表の様子>

 2月18日(火)午後に人文科学コース(写真上の3枚)と自然科学コース(写真下の2枚)に分かれてNSH成果発表会を行いました。

●人文科学コース
 人文科学コースは代表に選ばれた3班が視聴覚室を会場に、1年生文系志望者全員の前でオウンテーマ課題探究の成果を発表しました。1月末の校内コンテストからのわずかな期間で、スライドやプレゼンの完成度を高めた素晴らしい発表でした。

 また、司会や挨拶、参観者の受付や案内などの運営も、全て人文科学コースの生徒たちがしっかりとそして爽やかに行いました。
 
 1年生は集中して話を聞き、的を射た質問を投げかけたり、プレゼンの中のユーモアに笑い声を上げたりしながら、先輩たちの頼もしい姿に魅了されていたようです。

 最優秀班に選ばれたE班「平成時代の流行現象」の表彰の後、参観者の先生から、「どの班の発表にも、探究活動とそれに必要な考え方がしっかり盛り込まれていて、とてもレベルが高い。」という講評を頂きました。

●自然科学コース
 人文科学コースの委員長小原君の挨拶にもあったように、模擬裁判実習や校歌研究とオリジナル校歌の英語での発表等の、これまでの取組の成果を全て出し切った生徒たちの表情は、自信と達成感に満ち溢れていました。

 自然科学コースは1年生の6つの教室を会場として、課題探究の成果を1年生の理系志望生徒に向けて発表しました。ここでは、1年生から質問が活発に出され、自然科学コースの生徒たちがそれにしっかりと答えていました。

 1年生からは「興味を持って楽しくプレゼンが聞けた。」、「自分も将来、先輩のように自分の興味のあることを探究し立派に発表したい。」等の感想が聞かれました。

 生き生きと充実感を持って発表した2年生を見習って、人文科学・自然科学コースを志望する1年生が、来年度も積極的にそして楽しく探究活動を行ってくれることを期待します。

人文科学コースが課題探究の成果を発表しました。

 1月30日(木)に204H(人文科学コース)の生徒はGS(グローバルソリューション)の授業で、オウンテーマ課題探究の成果を発表しました。 
 
 A班からJ班までの10班が、自分達で設定した興味深いテーマについて、12月から冬休みをはさんだ1月までという限られた時間を有効に使いながら、客観的なデータに基づく論理的な探究を深め、すべての班の発表で、その成果が十二分に発揮されていました。
 
 生徒からは「金沢大学の研究室を訪問し、教授などから助言をもらったことが、すごく有意義であった。」、「準備期間が短い中で完成度の高いものができ、探究活動によって自分の知識が増え、視野が広がった。」、「班員と協力して1つのものを完成させていくのが楽しかった。」等の感想が寄せられました。
 
 さらに、他班の発表を聞く姿勢も立派で、「様々な発表を通して今まで知らなかったことを知ることができて興味を持つ事柄が増えた。」、「課題発見から解決策を導く過程がどの班にもあり、論理的であった。」などのコメントが見られました。
 
 以下は発表テーマです。
 
 A班:「きらきらネームの流行」
 B班:「2020年東京オリンピックの開催による影響」
 C班:「最も安価な世界一周旅行」
 D班:「小松ドームを活気づけるために」
 E班:「平成時代の流行現象」
 F班:「新しい二水祭(本校の学園祭)」
 G班:「視聴率の高いテレビドラマの条件とは」
 H班:「グローバル企業『ザ・コカコーラ・カンパニー』の仕組み」
 I 班:「未婚率の増加を解消するには」
 J班:「石川県とアイス」
 
 なお、下線のある3班(B班、E班、I 班)は204Hの代表として、2月18日(火)のNSH成果発表会にて、1年生の文系志望者の前で発表することになりました。
 
   
                       <発表の様子>

自然科学コースの生徒が課題探究の成果を発表しました

 1月22日(水)に205H(自然科学コース)の生徒が、課題探究の成果を本校2年生全員の前で発表しました。
 
 どの班も内容の充実したプレゼンを行い、2年生代表として堂々と、探究活動の内容やそれを通して発見したことなどについて発表しました。
 
 発表した生徒からは、「この貴重な経験は今後の自らの生活に大きく役立つと思う。」、「限られた時間の中での探究活動だったが、発表することで得られた達成感も含めて、充分やりがいがあった。」等の声も聞かれました。
 
 「いしかわニュースーパーハイスクール」1期生として自然科学コースに在籍し、忙しい学業とともに取り組んできた課題探究の日々を振り返り、どの生徒の表情も充実感と達成感に溢れていました。
 
 指導された先生方からも「勉強、部活もあり、時間のやりくりと集中力がついたのではないか。」、「教科書通りの勉強ではなく、いろいろな現象を根元的に考え、科学的に考察する態度が身に付いた。」、「何より自ら選んだテーマの探究に意欲を持って取り組んでいた。」といった評価がありました。二水高校全体の活性化に大きく貢献する発表会になりました。
 
  ~発表班とテーマ~
 
 1.数学班 「数学の問題解決法」
 
 2.数学班 「パズルの作成①」
 
 3.数学班 「パズルの作成②」
 
 
 4.物理班 「水の表面張力の測定」
 
 5.化学班 「汚水の浄化」
 
 6.生物班 「植物ホルモンエチレンの研究」
 
 今後は204H(人文科学コース)の生徒がオウンテーマ課題探究について、その成果を発表していく予定です。
 
      
 <数学班「数学の問題解決法」>     <化学班「汚水の浄化」>      <数学班「パズルの作成①」>
 
     
<物理班「水の表面張力の測定」>   <数学班「パズルの作成②」>  <生物班「植物ホルモンエチレンの研究」>
 
        <観衆の2年生>

自然科学コース(205H)の生徒がSSH合同発表会に参加しました

 12月13日(金)に「石川県スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会(主催:石川県教育委員会)」が文教会館にて行われました。県内から5校(泉丘・小松・七尾・桜丘・二水)が参加し、数学や理科に関する研究の成果を発表し合いました。本校と桜丘は正式にはSSHのメンバーではありませんが、取り組んだ研究を立派な態度で発表していました。
 
 本校からは「汚水の浄化」班が壇上での口頭発表とポスター発表、「数学の問題解決法」班と「植物ホルモンエチレンの研究」班がポスター発表を行いました。どの班も積極的に堂々と発表しており、また、質疑応答で活発に意見を交わしながら、更に知識を深め、他校の生徒と交流する良い機会となりました。
 
 大勢の人の前で発表することで大きな自信をつけたと思います。また、他校の探究活動に触れることで、様々な刺激を受けたことでしょう。この合同発表会を1つのきっかけとして、将来大きく飛躍することを期待します。

     
<口頭発表の様子>                    <ポスターセッションの様子>

205Hが課題探究の成果を発表しました。

 11月30日(金)に205H(自然科学コース)の生徒が、RS(リアルサイエンス)の授業で5月から取り組んできた課題探究の成果を発表しました。
 
 発表のテーマは以下の通りです。
 
 「数学の問題解決法」 (数学)
 「パズルを作る①と②」 (数学)
 「水の表面張力の測定」 (物理)
 「汚水の浄化」 (化学)
 「植物ホルモンエチレンの研究」 (生物)
 
 各班とも工夫を凝らしたプレゼンを行い、生徒も熱心に発表を聞き、興味を示していました。
 また、12月13日(金)に行われる、SSH合同発表会での発表する代表グループの選考も兼ねており、「汚水の浄化」班が口答発表とポスター発表を、「数学の問題解決法」班と「植物ホルモンエチレンの研究」班がポスター発表をすることになりました。
 更なる探究と修正を加え、他校との交流を深めることで、思考力や判断力、表現力を高める機会としてほしいと思います。
 
         < 発 表 会 の 様 子 >

グローバルゼミで留学生を招待しました。

 11月20日(水)にNSH(いしかわニュースーパーハイスクール)推進事業の一環として、グローバルゼミを行いました。これはグローバルソリューション(総合的な学習の時間)を使って準備してきたもので、204H(人文科学コース)の生徒が金沢大学の留学生を二水高校に招待しました。英語で積極的にコミュニケーションを取りながら、校舎内を案内したり、授業に部分的に参加したり、10グループの各班が創作したオリジナル校歌を英語で紹介し、合唱も披露する内容です。
 
 
 
 欧米や東南アジアなど、様々な国の人と接する良い機会となり、世界への視野が広がりました。将来、世界で活躍する第一歩を踏み出すきっかけになったのではないでしょうか。
 
    
<留学生との交流の様子>                 <校歌発表の様子>

205H(自然科学コース)の「大学・企業訪問研修」報告

205H(自然科学コース)の生徒40名は、11月14日(木)~11月15日(金)に一泊二日の日程で、貸し切りバスを利用して、関西方面へ研修に行ってきました。
 
内容は以下の通りです。
 
<1日目>
 「大阪大学」 
 高分子科学専攻 教授 山口浩靖 先生から、大阪大学理学部について紹介していただいた後、 高分子科学についての授業を受けました。高分子は巨大分子で、結合の隙間に含まれる水の量により、 堅くも柔らかくもなります。「水分含有量の多いものは吸着性があり、柔軟性が大きく落としても壊れないが、水分含有量の少ないものは堅く、落とすと簡単に破壊されてしまう」事に驚かされ、このことと柔軟性のない考え方との対比もなされ、情熱的な講義に生徒たちは引き込まれていました。
 
 また、化学専攻 中澤研究室、化学専攻 深瀬研究室、高分子科学専攻 井上研究室の3つの研究室を3グループに分かれて順番に訪問しました。それぞの研究室で扱っている特徴ある実験を簡単に見せていただきました。液体窒素低温におけるマイスナー効果による磁気浮上、ショ糖の数百倍の甘さのスクラーロスの体験、粘り着く高分子化合物の観察など、興奮させられる時間を過すことができました。
    
<大阪大学で模擬授業前の生徒たち>          <実験を観察する生徒たち>
 
<2日目>
 「京セラ中央研究所」 
 京セラの事業内容の説明を受けた後、「企業とは何か」、「企業の社会的な役割」とは何かを学びました。企業に勤めることは、社会の一員として社会に貢献していくことで、利益追求のみではないということを教えられました。また、展示ルームに設置されている製品に触れたり、見たりすることで、先端科学技術を身近に感じることができました。
 
 「島津創業記念資料館」 
 島津製作所創業時からの社会に役立つために努力してきた企業理念を聞くとともに、理化学機器(理科の実験道具等)の展示を見学し、理科室に置かれているものと似た装置を見て生徒たちは感心していました。また、設置されている実験道具で簡単な実験を行って科学に対する興味関心を高めました。
 
      
 <京セラで説明を受ける生徒たち>            <島津製作所資料館で見学する生徒たち>
 
 2日間の研修全体を通して、生徒から、「1つのことについて興味を持ち、探求する姿を見て、感銘を受けた。将来、自分もこのような職に就きたい。」、「実際に研究施設を見学できてよかった。」、「普段行けないところに行けて、貴重な体験ができて良かった。」、「昔、利用されていた実験道具に触れることができて良かった。」などの感想が挙げられました。

204H(人文科学コース)の「まほろば研修」報告

 204H(人文科学コース)の生徒42名は、11月14日(木)~15日(金)に一泊二日の日程で、貸し切りバスを利用して、関西方面へ研修に行ってきました。
 
 
 内容は以下の通りです。
 
<1日目>
 「近つ飛鳥(ちかつあすか)博物館」 
 学芸員の方から、古墳時代、飛鳥時代の歴史や、現代科学が考古学の調査に大きく貢献していることを丁寧に説明して頂いた後、フリー見学で見聞を広めました。
 
 「大阪大学」 
 文学部 教授 平田由美先生による、「女性表象と近代」と題した模擬授業を受けました。
 
 
 
 
 
 <近つ飛鳥博物館を見学する生徒たち>          <大阪大学で模擬授業を受ける生徒たち>
 
 
<2日目>
 「奈良県立橿原考古学研究所付属博物館」
 学芸員の方から、主要な展示物の前で縄文時代から奈良時代までの詳しい説明を受けました。その後は各自が興味を持った展示物を自由に見学しました。
 
 「石舞台古墳」、「万葉文化館」、「高松塚古墳」
 レンタサイクルでの班別自主研修を予定していましたが、雨天のため、全員で3つの施設を見学しました。教科書や資料集の写真で見た歴史的なモニュメントに直に触れることが出来たという意味で、貴重な経験となりました。
 
<橿原考古学研究所付属博物館で                                 <高松塚古墳にて集合写真>
                     説明を受ける生徒たち> 
 
 2日間の研修全体を通して、参加した生徒から、「授業で学習したものを自分の目で見ることが出来て、歴史の流れを改めて掴むことができてよかった。」、「大阪大学で授業を受けるという貴重な経験が出来て良かった」、「学校で学んだことを深めることができた上に、さらなる興味もわいた」など、前向きな感想が多く聞かれました。
 

「産学発見」事後報告会(1年生対象)を行いました。

 先日実施した産学発見(企業訪問)の事後報告会を、10月30日(水)にクラス単位で行いました。
 
 クラス内で企業別グループに分かれた後、訪問した企業について学んだことを発表しました。各企業の業務内容や採用条件だけでなく、自らの仕事に対して責任を持ってやり遂げることの大切さや、業務に従事する際の姿勢を学んだようです。
 
 この報告会では、訪問した企業のことだけでなく、希望したが訪問できなかった企業についても他のグループの発表を通して理解を深めることができました。文理選択を前に、職業・進路について真剣に考えている1年生にとって、この産学発見は有意義なものになったに違いありません。
 
  
     <108Hでの発表の様子> 
 
      
     <109Hでの発表の様子>
 
 
 
       <103Hでの発表の様子>
 
 
       <104Hでの発表の様子>