令和元年度 倫理 名作・力作 ウルトラ80 集
倫理授業担当者(MT)
授業№8 ヘレニズム哲学(ストア派とエピクロス派)
6月5日(水) 3K倫理
「(禁欲主義と快楽主義)」 ※( )内は授業担当者
ゼノンとエピクロスは、それぞれ禁欲と快楽というように言っていることは違うのに、結論が同じ(肉体的で刹那的な快楽については禁欲で生きよう)になるのが深いと思った。また、「死は怖くないが、病気は怖い」(エピクロスの考え方)というのが心に残った。
「生死」 ※( )内は授業担当者
死ぬのが怖くないとなれば、現代社会において、たくさん死者が出ると思う。しかし、(それと同時に)生きることが怖くなくなれば、その割合は比例する(釣り合う)と考える。
「禁欲」 ※( )内は授業担当者
自分は、食欲や金欲(金銭欲)を禁欲するということは無理だと思います。そして、それは自分が人間だからだと思うし、それでもできるだけ禁欲していきたいと思っています。
→授業担当者のコメント:完全な禁欲が不可能なのは、人間に他の動物と同じように本能があるからです。そして、それと同時に限定的な禁欲が可能なのは、人間には理性があるからではないでしょうか。
6月7日(金) 3I倫理
「死」
死は恐れない方がいいと、今日の授業で思いました。
なぜかというと、死を恐れるあまり
何かすることが出来なかったり、死の事ばかり考えることによって人生が狭くなるような気がしたからです。
「幸福論」
人生の目的とかを見つけられないまま生きているのは、行き先不明のバスに乗っているのと同じだなと思った。そして、自分が幸福になるためには何をしたらいいのか、考えようと思った。
「死は怖くない」 ※( )内は授業担当者
「死んだ時には、もう生きていないので、恐さを感じない」と(エピクロスは)言っていて、自分は納得しました。しかし、死ぬまでの間の恐さはどうすればいいのでしょう?
→授業担当者の回答:死ぬまでの間の恐さとは、「自分の生(自分が生きてきたこと)に満足できずに、それが中断されたら嫌だな」という不安が原因なのではないでしょうか。その不安を取り除くためにも、「今を、よく、生きる(それを積み上げていく)」ことが大事だと思います。