R7年度_10月

フェルマーの最終定理

 先週、2学期の中間テストが終わりました。先生方は土日返上で丸付けをして、今日いくつかのテストが返ってきました。テストが返ってきたときの表情は何とも言えない複雑な顔をします。だいたい想像していたより良くない結果です。それでも目を背けてはいけません。「もーちょっとちゃんと勉強すればよかったな~」そう思った君、ぜひ今日から行動に移してください。

 さて、数学の世界では、およそ350年以上解けなかった問題があるのをご存じでしょうか。

「フェルマーの最終定理」――それは、17世紀の数学者ピエール・ド・フェルマーが提示した、シンプルな見た目とは裏腹に、350年もの間、数多くの数学者を悩ませ続けた難問です。最終的には、アンドリュー・ワイルズという天才数学者によってついに証明され、数学界に大きな衝撃を与えました。今ではコンピュータによってすぐに解析できるそうですが、人類の歴史はこういった数多くの人々の知恵によって発展を成し遂げてきたのです。

 生徒諸君、できなかった問題をできるまで考える。これが第一歩です。