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【100周年記念誌】津高探訪⑧今昔「部活動」

 津幡高校は部活動が盛んで、令和3年度には男女柔道部、女子バスケットボール部、なぎなた部、ウエイトリフティング部、ボート部、射撃部が全国大会に出場している。それでは、津幡農蚕学校・農学校の初期における部活動を現在と並べてみる。

●柔道部・剣道部

今(令和4年)

昔 津幡農蚕学校 1929年(昭和4年)卒業アルバムより

柔剣道部について、『津幡高等学校50年史』には、

 武道大会は、毎年1月2日に行われている。この部の活動は、正科である体育の武道と密接な関係に有り、大正14年に着任された国下太作教師のもと、毎年寒稽古の後に紅白勝負をして、その覇を争っている。大会は校内だけでなく、昭和4年より津幡警察職員との交歓試合、昭和6年より部主催の郡児童剣道大会も開かれている。昭和16年11月10日、県中学校柔剣道大会では、剣道4位、柔道5位という戦歴を記している。

 

 その他、初期の部としては、野球部が昭和3年に誕生し、活躍しているのが目につく。

●野球部

  今(令和4年)                 昔 中平先生を囲んで(昭和4年)

●射撃部

今(令和元年)              

 

昔 津幡農学校1938年(昭和13年)卒業アルバムより

            写真には「思いで深き白尾の浜で」   「目標前方の敵三百・・・」とある

 射撃は、戦時下の国策でもあり、特に厳しい訓練が行われ、教練・露営訓練・野外演習と共に、優秀な成績をおさめている。特に本校は、昭和2年(1927)、校地内に射撃場を作り、昭和4年の実弾射撃大会(七聯隊 上野射撃場)では、平均29点、6位(15校参加)の実績を持っている。

 

 他にも初期の部活動として、陸上競技部、庭球部、相撲部、応援団があった。昭和6年以降、部活動はますます盛んになり、かなりまとまった部ができている。

 体育関係では、陸上、相撲、水泳、拳闘、籠球、排球、庭球があった。