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【100周年記念誌】津高探訪⑤「津女気質」

 昭和23年(1948)4月、女学校は農学校と併合し津幡高等学校が誕生する。津幡女学校の21年間、いくつかの行事を振り返ってみる。(50年史、同窓会館展示のアルバムより)

●運動会

 昭和5年10月23日第1回の運動会が開かれた。

 

●修学旅行

 昭和5年10月7日、四年生は寺西・北川教諭引率のもと、5日間の第1回修学旅行に出発した。行く先は関西方面であった。昭和6年第2回修学旅行は関東地方に向かった。以後隔年ごとに昭和16年度まで実施されている。しかし、戦雲急を告げ始めた18年からは、旅行どころではなく、その後、再開は戦後の21年まで待たなければならなかった。

 ○第1回修学旅行(関西)

 

○第2回修学旅行(関東)

●水泳・スキー実習、白山登山

 学校の組織として、鍛錬部が設けられ武道、遠足登山、水泳、競技、スキー、排球、卓球が盛り込まれ、その一つには

白山登山があった

 ○スキー実習

 

○水泳実習

○白山登山

●白衣縫製

 県では、県下女学校生徒に傷病者の白衣をぬわせ、縫製費を軍病院献納金とすることになり、学校では休暇中に全校生徒一斉に、その作業に当たった。できあがり品について、検査がきびしく、わずかの僅差もゆるされない状態で、生徒一同は真剣な眼差しで縫製にあたった。

 

 ●創立10周年記念式

 昭和12年(1937)10月20日、創立10周年記念式典が挙行された。午前10時より、県知事その他来賓父兄多数を招待しての盛大なる式典であった。

 (式次第)

1 敬礼  2 君が代  3 勅語奉読  4 学校長式辞  5 長官告示  

6 来賓祝辞  7 卒業生総代祝辞  8 生徒総代祝辞  9 勤続職員表彰

10 校歌  11 敬礼 

 

 

●ブラスバンド誕生

 昭和16年(1941)2月1日に設置された鼓笛隊に、同年4月24日在校生徒および父兄有志寄贈によるブラスバンド楽器一揃がとどき、各種大会に活躍する。

 

 

  「津女気質」とは

 津女生の大多数が河北郡出身者で占められており、家庭の職業は農家が圧倒的に多かった。その関係からか、のびのびと明るく、素直で労をいとわぬ勤労の精神が育っていった。生徒の気風は純朴で作業を好み、勤労を愛し、協力し合い、競って自己の本分をつくす傾向があるといわれた。