ブログ

【2年総合学科】養蚕プロジェクト :座繰り製糸会開催!

12月17日㈬、講師に「くらしつむぐあとりえ」の嘉村さんをお招きし、座繰り製糸会を開催しました。
本校では今年度も約400頭の蚕を飼育し、繭を採取しました。これまで生徒は、これらの繭を使って簡単な製糸の実験を行ってきましたが、今回は江戸時代から使われてきたとされる「座繰り器」を実際に使用し、本格的な製糸を体験しました。

まず、繭を鍋で茹で、引き上げると絡み合った状態の繭を一つずつ丁寧にほぐしながら糸口を探します。

 

糸が安定して出るようになったところで、ようやく座繰り器にセットします。

今回は20粒の繭を同時に鍋に浮かべ、針金や滑車を通して、糸を枠に巻き取っていきました。

 

糸を取り終えた繭からは蛹が現れ、蛹を取り出して新しい繭を鍋に加えるなど、座繰り器を回す以外にも多くの作業があり、生徒たちは忙しさを感じながらも熱心に取り組んでいました。

嘉村さんには、生徒一人ひとりに分かりやすく丁寧にご指導いただきました。

貴重な体験の機会をいただき、ありがとうございました。