募金趣意書

石川県立羽咋高等学校 創立100周年記念事業
募金趣意書

 私どもの母校は、大正12年(1923年)、地元の熱意を受け石川県立羽咋中学校として開校し、その3年後の大正15年(1926年)には羽咋高等女学校が開校されました、この両校の伝統は、学制改革により昭和23年(1948年)に石川県立羽咋高等学校へと引き継がれ、きたる令和4年(2022年)には創立100 周年を迎えます。
これまで、「自主性の確立と文武両道の実践」を掲げ、創立以来、24,000人を超える生徒を世に送り出し、卒業生はその優れた資質・能力を開花させ、国内外を問わず各界各所で活躍しております。そして、今も羽高生が勉学と部活動に励む中で、母校が真に文武両道を実践する県内有数の高等学校として今日ありますことは、私ども同窓生一同にとりましても喜びとするところです。
 羽咋高等学校のこの校風を未来へと繋げるために、創立100周年記念事業実行委員会を組織し、協議を重ねてまいりました。羽高生がさらに勉学や部活動に励み、これからの社会で必要とされる力を身に付け、活躍していくこと、また、少子化が進む中でも、多くの中学生が入学を目指す高等学校であり続けることを願い、そして、同窓会組織及びその活動の一層の興隆も望み、次の(1)~(3)を記念事業として行うこととしました。

(1)旧同窓会館(図書館棟)改修事業(予算2,200万円 完成後石川県に寄附)
 1階ホールの改修(内装・照明の整備、机椅子の新調、空調機器取付、視聴覚機器整備、同窓会記念資料展示室(仮称)設置)を行う。旧同窓会館改修に係る寄附金は、税控除(税制優遇)の対象となる。

(2)百年史刊行事業 (予算500万円)
 これまでの周年史を再編したものに近10年の歴史を加え、校史を彩るトピックスと特集記事を掲載する。A4版上製本350ページ400冊、CD版600冊を制作する。

(3)てったい基金創設 (創設時寄附目標金額300万円)
 特別な事情がある生徒への経済的支援や部活動にかかる費用の助成など、同窓会として臨時に必要となる支出のための基金を積み立て運営する。

(4)諸経費 (予算150万円)
 印刷費、送料、オンライン募金のための経費などを含む。

 旧同窓会館(図書館棟)の1階ホールは、これまで生徒の飲食や談話スペースとして使用されていましたが、それ以外に使用することはなく、利用者も多くありませんでした。今回の改修で、授業や小規模なイベント、ミーティングにも利用できるようなホールへと改修し、生徒と教師が集い、対話し、アイディアを出しあえる場所として活用していきたいと思います。また、同窓生の皆様にも学年同窓会の実行委員会や準備など、いろいろな用途で利用していただけるように致します。
 これらの事業を実施するにあたり、何かと出費多端の折、誠に心苦しいことではございますが、趣旨をお汲み取りいただき母校のさらなる発展と飛躍を願い、格別のご芳志を賜りますようお願い申し上げます。

令和3年5月吉日
石川県立羽咋高等学校創立100記念事業実行委員会
実行委員長   轟 千栄子
学校長  (令和3年度校長)