日誌

伏見川

伏見川

伏見高校のすぐ前を流れる伏見川の源流をたどっていくと、倉ケ岳付近が水源となっています。倉ケ岳に端を発した伏見川は、米泉小学校付近で高橋川が合流、そして、黒田児童公園付近で木呂川が合流し、西部緑地公園付近で犀川に合流し、日本海に注いでいます。

 

一滴の雨が集まり、せせらぎから小川、そして、川となり、海へと流れ、その海の水が蒸発し、雲となり、また、雨となる・・・ この壮大な循環の一場面を見せてくれる伏見川は、桜、鴨、夕焼けなど、実に美しい風景や生命の営みを水面の輝きとともにわれわれの目に届けてくれています。

 

かつては伏見高校の前を屋形船が往来していたという伏見川。川幅も広くなり、昔とはずいぶん様子も変わりましたが、地域の方々に愛される川として、その存在感の大きさは今も変わらないようです。

 

本校生徒にとっても、その存在感は間違いなく大きく、源流から海へ流れる川のように一本貫くものを持ち続けてほしいと思っています。

 

※倉ケ岳:標高565m、金沢市と白山市の境界にある山