日誌
紫陽花(あじさい)
紫陽花(あじさい)
梅雨の花といえば、紫陽花(あじさい)。伏見高校の校庭にも2種類の紫陽花が美しく咲いています。写真左上は日本が原産国の「ガクアジサイ」で、花びらにみえる部分は萼(がく)です。「ガクアジサイ」のガクは額縁の額からきています。
写真右上は「ホンアジサイ」で、「ガクアジサイ」を品種改良して作られたものです。同じく花びらに見える部分は萼です。
あじさいの語源は、藍色の花が集まることを意味する「集真藍(あずさあい)」からきたという説が有力とされています。
「紫陽花」という表記になったのは、平安時代の歌人の源順(みなもとの したごう)が白居易(唐の詩人)の詩を読んだ際、その詩に記された「紫陽花」が日本で知られている「あじさい」と同一と考えたため、「紫陽花」となったとされています。
これから本格的な雨の季節です。雨の校庭で咲く「紫陽花」の爽やかな美しさを味わいながら、春と夏の間の季節を実感するとともに、梅雨を楽しむという心の余裕も持ちたいところです。