不審者対応講習会
8月2日(金)に金沢東警察署から講師2名をお招きし不審者対応講習会を実施しました。
最初に学校内に侵入した不審者の動向について、最近の情報をお話していただきました。次に6月に行われた不審者対応避難訓練の振り返りとして、不審者に対応する職員の様子をおさめた動画をスクリーンに流しながら、留意することや改善点を説明していただきました。最後に、さすまたの使い方や護身術を教わり、職員全員がグループになり実戦形式で学習しました。
金沢東警察署員の方から、護身術を教わり実際に体験しています。
さすまた使用する際の心得に加え、使い方を教わっています。
今年度の本校不審者対応避難訓練の動画を見ながらのご指導は、即実践に生かすことのできるものでした。また、全員がさすまたを握る機会があったり、2人組で護身術を実践したりなど、身をもって体験できたことも職員のスキルアップにつながりました。
緊急捜索訓練
自主通学の生徒Aさんが帰宅時間になっても家に帰ってこないという保護者連絡があったという想定のもと、緊急捜索訓練を行いました。教員が生徒役をし、実際に見つかるまで校舎内校地内の捜索を行いました。
担任の教員が、管理職に行方不明生徒に関する情報を報告しています。
全校で捜索するため対象となるAさんの情報をまとめた資料を印刷、配付し、職員各々が生徒の特徴等を把握します。
部主事から各学部ごとに割り当てられている捜索箇所を探すよう指示をしている場面です。数人でグループをつくって学校内外を捜索します。
鍵のかかった教室や隠れることができそうな倉庫、教材庫、カーテンの裏側、隅々まで確認をします。
生徒に関する情報や捜索状況をホワイト ボードにまとめています。
捜索を始めてから30分程度で発見に至りました。実際に行方不明の児童生徒が出た際には、安全を確保するため保護者に確認のうえ、適宜警察とも連携し捜索を行います。
避難訓練(不審者対応)
7月3日(水)に不審者対応避難訓練を実施しました。日中に不審者が校内に侵入し教室を覗きながら徘徊する想定でした。例年は、廊下に設置してある校内電話で本部に知らせ全校放送で伝えていましたが、今年度は、危機回避や不審者の位置を正確に伝えるためタブレット端末、スマートフォンを使って本部へ連絡することを試みました。
① 不審者(東警察署職員)が校内に侵入しました。
② 第1発見者が呼び止めます。
③ 怪しい言動があれば、近くの教員に事務室への連絡を依頼します。
事務室職員は、すぐ警察へ通報します。全校に放送で避難を呼びかけます。
児童・生徒は教員の指示のもと教室へ避難します。教室内では、施錠、消灯、机椅子で入口にバリケードをして教員と一緒に待機します。
④ 緊急全校放送で集まった不審者対応班の教員が、不審者と距離をとりながら会話を続け、対応の人数が増えた時にさすまたでとり囲み、警察を待ちます。
⑤不審者が捕らえられた後は、教職員で被害状況や他の不審者有無の確認のため全校を
巡回します。
最後に東警察署の職員から指導助言をいただきました。毎年、不審者対応避難訓練を行うことで、児童・生徒の安全で速やかな避難行動や不審者への対応の仕方、危機意識も年々レベルアップしています。
初の試みのスマートフォン、タブレット端末による連絡は、危機回避の面では良かったのですが、不審者の位置や様子を一人の教員で担うため、何かあった時に連絡が遮断されることもわかりました。状況伝達方法については、再度検討しより安全に対応できるよう努めていきます。
避難訓練(洪水)
9月10日(火)に洪水発生時の避難訓練を行いました。 森下川が氾濫危険水位に達し、0.5~1m程度の浸水が発生したとの想定の下、1階の児童生徒に2階へ逃げる(垂直避難)よう避難放送されました。実際の動きを想定して各自準備している個人用災害備蓄品を持って避難し迅速に安全安心な避難体制を整えることができました。
児童生徒は、洪水発生時に放送で情報を確認し、1階から2階に避難することや洪水が収まるまで備蓄リュックの食糧等を利用しながら落ち着いて待機すること等を学びました。
1階にある、災害用備蓄リュックを2階に運びました。
本校の災害用備蓄品です。大体育館の2階と、調理室前倉庫に保管されています。
2階に臨時医ケアルーム、救護本部の設置をしました。空き教員が協力して、1階から必要な物資を運びました。
救護本部の様子です。マットを敷いて横になれる場所を用意しています。
また、浸水による故障被害を防ぐため、教員が土嚢を積む練習をしました。たくさんの土嚢袋で隙間をふさぐ作業にはたくさんの人手が必要であることがわかりました。
本校では、金沢市と福祉避難所の開設運営に関する協定を締結しています。金沢市における福祉避難所は、災害時に一般の指定避難所に避難した方のうち、日常生活上、特別な配慮を要する要援護者の方について、市が福祉避難所での生活が必要と判断した場合、要援護者の状態に基づき受け入れ可能な協定咲に要請し、開設する避難所とされています。したがって、誰もが避難できる一般的な避難所とは異なります。
この度、市の要請時に速やかに開設し、当該要援護者の方々を円滑に受け入れできるよう、具体的な手順等について職員内で確認しました。
福祉避難所開設訓練
8月29日(木)福祉避難所開設訓練を実施しました。
はじめに、管理職、安全課員を中心に避難所開設までの流れを確認しています。
災害発生時を想定し、Aプレイルームに本部を設置しました。
職員室に備えてある福祉避難所スターターキットの内容に基づいて避難所長を決定します。避難所長を中心に、スターターキットの内容を見ながら役割分担を決めて具体的な動き(受付の設置、避難場所の設置、備蓄物資の搬送等)を指示しています。
スターターキットの中身を広げている様子です。
入口では、総務班に任命された教員が受付の対応をします。金沢市から受け入れ要請のあった方々について受付で、避難者に氏名、住所等を避難者名簿に記入してもらいます。対象以外の方は、一時的に受け入れたあと地図を見せて最寄りの避難所に避難するよう伝えます。受付を終えた避難者は、係が避難をする部屋まで誘導を行います。
これまで実際に避難してきた方はいませんが、日頃より防災意識を高め、災害発生時の対応等を具体的に確認し、いつ起きるかわからない災害に備えましょう。
6月20日(木)甚大災害の避難訓練を実施しました。
震度6強相当の地震を想定し、緊急対応の手順を確認しました。
今回は暑さのためグラウンドへの二次避難は行わず、学部ごとの分散待機場所までの避難を行いました。実際の地震を想定し、怪我人を想定した人形をストレッチャーに乗せて運ぶ動きや、医療的ケアが必要な児童生徒が看護師のところへ移動する動き、防火扉が閉まっている状況で避難をする動き等を確認しました。
児童生徒は、事前学習で学校にいる際に地震が発生した際の避難方法や過ごし方等について学んだことを踏まえて、児童生徒は、地震発生の放送聞き、一次避難として教室の机の下へもぐったり、防災頭巾等で頭部を守ったりして、落ち着いて安全行動をとることや、災害の状況に応じ先生の指示に従って柔軟に行動することができました。地震が起きた際には、防火扉が閉まる、怪我人が出て救護が必要になる、ガラスが割れる等の想定に、どの児童生徒も1月に発生した地震の教訓も踏まえながら真剣に臨んでいました。
職員は、非常時に児童生徒の安全を確保するために、職員同士の連携や安全行動のとり方、それぞれが果たす役割等について考える機会となりました。
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