みなさんお久しぶり、国語科の 森 です。突然ですが、次の文はどこがおかしいでしょうか。
「炭次郎はボールを投げると、善逸がそれをキャッチした。」何となく変だなあと思うけれど、よく分からないというのが実感だと思います。実は、「炭次郎は」の「は」には、遠くにかかっていこうという力があるので、「ボールを投げると」を飛び越えて、「キャッチした。」という文末を修飾しようとするのです。しかし、「キャッチした。」には、「善逸が」という別の主語があるため、何となくおかしいと感じるのです。では、どうすればよいかというと、「炭次郎は」を「炭次郎が」にすればよいのです。「が」には、すぐ近くの述語(動詞等)にかかろうとするので、「投げると」だけを修飾します。このように、「は」や「が」(助詞)の基本が分かれば、分かりやすい文になります。
私たちは、ふだんこのようなことは意識せずに話したり書いたりしていますが、日本語は、このような助詞の小さな違いやちょっとしたことを理解するだけで、読者にやさしい文が書けるようになります。ただ、それを知っているか、知らないかの差だけなのです。
文章の基本を身につけるのに大切なことは二つだけです。一つは基本とは何かを知ること。そして、もう一つは、その基本を身につけるための練習をすることです。略語など最近の言葉もいいですが、美しい日本語は心が豊かになります。ぜひチャレンジしてみましょう!
最終更新日:2021/4/6(火)
・「授業風景」を掲載しました。
令和2年度入学生より、新制服に変わりました。
詳しくは下記リンクより。
新制服について
1月26日(火)に津幡町文化会館シグナスにて「石川県総合学科生徒成果発表会」が開催され、本校から3年生を代表して4名の生徒が、今年1年間の「まちカフェプロジェクト」の内容を発表しました。
大きな会場での発表でしたが、質疑応答の場面でも堂々としていて、とても良い発表でした。
代表の皆さん、お疲れさまでした。
加賀高校公式LINEスタンプ完成!
今年度の新入生から制服がリニューアルしました。
そして、この度、新制服の完成を記念してLINEスタンプを業者が作成してくれました。
興味のある方はLINEスタンプのスタンプショップで「加賀高校」と検索してみてください。クリエイターズの欄で出てきます。
※購入には50コイン(120円)かかります。