日誌

日焼け

灼熱の日差しが燦々(さんさん)と降り注ぎ、夏の気配をひしひしと感じる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

こんにちは、理科の中辻です。今回は、近年新たな発見があった、「日焼け」について。

まずは基本から、

 

Q, 白い素材の服と、黒い素材の服、涼しく感じるのは?

 A:白い素材の服。

    黒い素材は多くの光を吸収するから私たちの目には黒く見える。すなわち、たくさんの光エネルギーを蓄え温度が高くなる。

Q, 白い服と、黒い服、紫外線(UV)を遮ってくれるのは?

 A:黒い服。

    黒は光と共に紫外線も吸収するため、通過して肌に届く紫外線が少ない。

 

紫外線が肌に当たると、メラニンが合成されて、皮膚の表面までくると「日焼け」になります。ちなみに肌のターンオーバー(入れ替わり)が遅れて皮膚の内側に残るとシミになります。

 

さて、このメラニンの合成ですが、皮膚に当たる紫外線だけがその合成を促すわけではありません。実は、目に入る紫外線もメラニン合成を促進するのです。肌を出さなくても、太陽光を見るだけで日焼けするのです。

 

色が濃いだけのサングラスは逆効果になります。肌を覆うことに加え、UVカットのサングラスをしっかり装備し、暑い夏を目一杯楽しもう!