日誌

卒業式

3/2(木)に卒業式を行いました。

 

今年度は全学年が出席して式を行うことができました。

  

  

今年度の卒業生は52名です。一人ずつ卒業証書を受け取りました。

 

学校長からの式辞では

「温かい思いやりの心を大切にし、豊かな人間性を備えた人になってほしい」

「チャレンジ精神をもって、最後まであきらめずに粘り抜く人になってほしい」

「自立した社会人として地域に貢献できる人になってほしい」

と話がありました。

 

PTA会長 大森佳奈子様からの祝辞では

「3年間先生方や仲間たちと乗り越えられた経験は本当に素晴らしいこと。これからは自分で選択し行動することが求められるが、困ったときは素直に助けを求められる人になってほしい。」

と話がありました。

 

送辞を在校生代表 中田樹里さん、答辞を卒業生代表 大森挑夢さんが述べました。

 

 

以下、答辞全文です。

 

 春の温かみを感じてきた三月、私たちはこの学び舎を卒業します。

 本日は、私たちのために、このような素晴らしい式を開いていただき、本当にありがとうございます。

 私たちは、加賀高校五十周年の記念として、リニューアルされた制服を着て、入学しました。しかし、その新制服を着て、すぐに授業を受けることはできませんでした。この何とも言えない気持ちは、先生方も同じだったでしょう。私たちは、二か月ほど自宅待機を余儀なくされ、同級生の顔を見ることはできませんでした。その間も、先生方は、オンライン授業や課題を送ってくださったりして、多少なまけ癖が付きましたが、学校が始まっても、遅れをとらないように工夫をしてくださいました。

 私は、先生方に感謝を伝えたいことが数多くあります。

 一つ目は、いつも私たちに気を配ってくれていることです。先生方は、私たちが、朝学校に来た時からあいさつをしてくださり、心が温まることからスタートすることができました。授業でも、しっかり理解できているかどうか確認しながら、進めてくださいました。休み時間にわからないことを質問すると、理解できるまでしっかり教えてくださいました。

 二つ目は、進路のことについて、いつでも本気でサポートしてくれることです。私が進路のことで悩んでいた時、先生に相談すると、「この会社はこんな事をしている、この大学ではこんなことが学べる。」など、私がやりたいことを探せるように、全力でサポートしてくださいました。資格試験を受ける際も、合格できるように何度も補習をしてくださいました。結果は惜しくも不合格でしたが、あの時に学んだ事を糧に、またチャレンジしたいと思っています。

 三つめは、つらい時に、必ずと言っていいほど助けていただけたことです。私は、校内・校外を問わず仕事を任されることが多くありました。頼っていただけるのは大変うれしいのですが、時にはそれが大変つらいこともありました。重要な仕事が続くと、どうしてもキャパがオーバーしてしまいます。そんな時に先生に相談すると、何かしらの形で助けていただけました。本来、自分でやる仕事もあったのですが、一人では絶対に解決できないこともあり、この時に、誰かに助けを求める大切さというものを学べました。それに加えて、自分でできないことは断ることの重要性も学べました。

 部活動では、放課後遅くまで練習をしたり、時には本来部活動の休みの日にも私たちにアドバイスくださり、その結果、加賀ロボレーブ大会で優勝することができました。

 大学を受験する際には、何度も面接の練習をしてくださいました。面接練習する中で、私は、自分には様々ないい点があることを知りました。受験では、自分のアピールポイントをしっかり出して合格することができました。

 加賀高校で学んだ事を糧に、新生活を頑張っていきたいと思います。

 また、保護者の方々は、一番近くでどんな時も私たちを支えてくださいました。PTAでは貴重な時間を割いて会議を開き、体育大会や文化祭等の様々な行事を充実させるために、私たちをサポートしてくださいました。

 在校生の皆さんは、各行事で思う存分楽しむことができましたか。楽しんでいただけたなら、私はとてもうれしいです。私は、在校生の皆さんもしっかり楽しめるような行事をすることが目標だったので、その目標は達成できたかなと思っています。

 私たちの学校生活を豊かにしていただいた生徒の皆さん、保護者の皆様、端井先生・山﨑先生、その他、私たちのためにご尽力して下さいました、先生方初め加賀高校の職員の方々三年間本当にありがとうございました。

 在校生の皆さん、この学校をより過ごしやすい場所にして、これからも明るい学校を作っていってください。

 最後になりましたが、みなさまのご健康とさらなるご活躍を心からお祈りし、あわせて、加賀高校がこれからもすばらしい歴史を築かれることをお祈りして答辞とします。

 「加賀高校、ありがとう、ブラボー!」