日誌

「歩く、歩く、歩く」

 歩く、歩く・・・。風を、草の匂いを、秋の日差しを感じましたか?温泉の街並みに感じるものはありましたか? ほどよく体は疲れましたか? ぐっすり眠れましたか? 芝生の上の昼ご飯はいつもと同じでしたか? 歩く、歩く、歩く・・・。たどり着いた校舎はやさしく迎えてくれましたか?
 自分は学生時代、自転車もバイクも免許もなく、バス代はもったいないと、移動手段はほぼ歩きでした。教員になって二校目で真夏に得難い体験をしました。能登の先端から200kmを5泊6日、白山を登り下山後に50kmを3泊4日で歩き通しました。30年近くたっても、その時の日差し、潮風、星空を鮮明に覚えています。自転車では、車では見ることのできないもの、感じることができないものがたくさんあります。歩く、歩く、歩く・・・数年ぶりの遠足再開、どうでしたか?

地歴公民 大柳周作