日誌

「SASUKEの予選会から感じたこと」

人生で絶対に達成したい目標はありますか。
私はSASUKEの1stステージクリアを目標にしています。今年も昨年に続き、予選会出場の書類選考を突破し、先日、横浜の緑山スタジオで全国から集まった500名の方々と本戦出場をかけて戦ってきました。
第一種目は「エンドレス腕立て伏せ」でした。10名 1組で行い、最後の2名に残れば次の種目へ進出できます。昨年はここで敗退し、悔しい思いを胸に、トレーニングを重ねてきました。始まりました!太鼓が2秒に一回のペースで打たれ、その音に合わせて限界まで行います。昨年の自分は77、78回辺りで終わり、脱落しました。その回数を通過した時、心で「よし!」と小さなガッツポーズをしました。ただ、この辺りからしんどさを感じ始めた自分がいました。90回を超えた時、腕を曲げて、伸ばすのを筋肉が拒否し始め、「まずい!」と心が乱れてきました。97、98…全身が震えて「やばい!もう上がらない‥」その時、目の前にオレンジのテープが置かれました。勝ち抜いた者だけに渡されるテープです。「よっしゃー!」思わず雄叫びを上げ、大きくガッツポーズをしている自分がいました。そしてその後、継続することの尊さが身に染みてきて、熱いものが込み上げてきました。昨年のリベンジを果たせたことで、相当な喜びと達成感を味わうことができました。
次の種目に進出できたのは100名です。第二種目は「サバイバルシャトルラン」でした。20名 1組でスタートをします。40Mのところで折り返し、スタート地点までの80Mの距離を走り、一番遅い人から1名ずつその場で脱落していきます。休憩時間は20秒で、残りが8名になるまで走り続けます。「80Mを12本か、約1000M、いける!やってやる!!」スタートしました!最下位にならないよう 1本目からほぼ全力で走ります。4本目か5本目辺り、最下位が同着の2名になり、誰も脱落しないということがありました。「マジか、これはなかなかきつい‥」最下位争いは熾烈を極めます。7本目、8本目が終わり急に足の筋肉の張りが気になり出しました。自分のパフォーマンス低下は明らかでした。もっと休みたい…けど、そんな時間もなく、すぐスタート。その辺りから最下位争いをしている状況になりました。そして10本目、SASUKE出場への挑戦が終わりました。完全に力不足、力負けでした。最下位となったことはかなりの悔しさや敗北感がありましたが、それ以上にこれからの課題が明確に見えた嬉しい経験となりました。40名が次の種目へ進出しました。

第三種目はバスを己の力だけで引っ張っていました。「面白い。バス引っ張りたかったぁ。来年は絶対残ったる!また鍛え直しや!」そんな思いを抱き、横浜の地を後にしました。帰ってきてから走りたくて仕方ない、生まれ変わった自分がいます。目標を達成したいという思いは強い力をくれます。何か一つでもいい、変化してもいい、目標を持ち続け、挑戦し続ける充実した人生を共に歩んでいきましょう。皆の人生を応援しています。保健体育科 今西 聡