教育目標

令和7年度 白山市立河内小学校 学校経営ビジョン

  

1 経営理念

    

「笑顔いっぱい みんなHAPPYな河内小学校」

 本校が位置する白山市河内町は、豊かな自然環境に恵まれ、自然と共生しながら文化や歴史を大切にしてきた地域である。本校では、児童が地域とともに育ち、地域とともに未来を創ることを経営理念とし、人と人とのつながりの上に、様々な学びや体験を通して、心豊かで感性あふれる人の育成を目指す。また、小規模校の特性を生かし、児童一人一人に寄り添った教育を行い、多様な個人それぞれが幸せを感じられる学校づくりを目指す。

 

2 教育目標

  〈教育目標〉自ら学ぶ意欲と豊かな心を育み、たくましく生きる児童の育成

  〈校訓〉  明るく 温かく たくましく

 

3 学校経営目標

(1)目指す児童像

 ①自ら意欲的に学ぶ子

 ②自他の良いところを認められる子

 ③最後まで粘り強く取り組む子

 ④ふるさとを愛し、大切にする子

 

(2)目指す教師像

 ①児童とともに、常に学び続ける教師

 ②思いやりや豊かな教養をもつ、人間性豊かな教師

 ③自己の役割を理解し、自ら学校運営に参画する教師

 

(3)目指す学校像

 ①一人一人の居場所があり、どの子も安心して過ごせる学校

 ②児童と教師がともに学び続け、成長できる学校

 ③保護者や地域との連携・協働があり、地域から応援される学校

 

4 今年度の重点目標

(1)確かな学力の育成

 ①「主体的・対話的で深い学び」を実現する子供主体の授業づくりを推進する。児童の学ぶ意欲を導き出すための

  手立て、友達同士の関わり合い、学びや変容を自覚するふり返りの充実に取り組む。

 ②少人数の強みを生かして児童一人一人の状況を的確に把握し、個に応じたきめ細やかな指導を実施することによ

  り、基礎的・基本的な知識技能の定着を図る。

 

(2)豊かな心の育成

 ①特別の教科道徳や各教科、特別活動等、教育活動全般を通して、豊かな人間性を育む教育に取り組む。小規模校の

  特性を生かし、縦割り活動や多様な人との交流の充実に取り組む。

 ②ふるさとに愛着と誇りを持つことができるよう、豊かな自然環境や多様な文化を活かした体験活動、地域の方々と

  の関わりを通して、「知ること」に加え、「感じること」の大切さの実感をめざす。

 ③読書活動を通じて、思考力や表現力とともに豊かな想像力を養い、感性を育む。また、月1回の家庭読書の日を活

  用して、家庭でのふれあいや学びの機会づくりに働きかける。

 

(3)家庭・地域との連携

 ①学校だよりやホームページを通して学校の教育活動を積極的に公開したり、総合的な学習の時間や道徳で、地域人

  材を講師とした授業に取り組んだりする。

 ②地域学校協働活動推進員を中心とし、地域の人的・物的資源を活用しながら、地域と学校が一体となって取り組め

  る活動の企画・運営を推進する。

 ③児童の学校や家庭での様子を保護者と共有し、一人一人の発達段階に応じた支援を行う。また、かわちこども園や

  鳥越中学校、学童クラブとも定期的に情報交換を実施する。

 

教育方針
・自ら学ぶ意欲を育て、生きて働く確かな学力を育む。
・温かい人間関係の中で自己有用感を高める。
・たくましい気力と体力を持ち、将来の夢や目標を育む。
・自然と郷土を愛し、豊かな情操を育む。
・小規模校の特性を活かし、個に応じたきめ細かな指導と評価を充実する。
・幼保小・小中連携教育の推進と開かれた信頼される学校づくりを行う。
指導の重点
(1)確かな学力を育む学習指導の充実
研究主題のもと、「主体的に取り組む子」を目指して、組織的に校内研究に取り組み充実させ、学力向上をめざす。小規模校の強みを活かした効果的な指導の工夫、授業改善を進める。
①いしかわ学びの指針12か条+の実現と充実
②授業の工夫(少人数の特性を活かした学び合い学習の充実)(効果的な個別学習)
③小中の連携を踏まえた、学習規律や学び方の確立・家庭御学習の習慣化に取り組む。
④小規校独自の学力向上のための「学びのロードマップ」の作成と実践
⑤外国語教育・国際理解教育の充実
(2)豊かな心の育成
きめ細かな児童理解と共感的な理解を基にした生徒指導、道徳教育の充実を図る。
① 認め合い高め合う集団づくり
・一人一人の良さや違いを認め合い、考えを出し合える温かい学級づくりの実現
・学年の枠を超えた交流や効果的な活動
②心が通い合う生徒指導の充実
・きめの細かい児童理解に基づき、いじめや不登校を起こさない児童の居場所づくり
・思いやりのある言動や場に応じた心地よい言葉づかい(さわやかな挨拶と返事)
③心の教育の充実
・感性を育む体験型ふるさと学習活動の充実や活性化
・道徳科の授業と、他教科や特別活動など全教育活動と連携した道徳教育の推進
・司書と連携した読書活動の充実→不読傾向の児童をなくす
(朝読書・読書月間・読み聞かせ・親子読書)(教科学習における図書館との連携・充実)
④児童の特性・発達に即した特別支援教育の充実(個別の記録の蓄積)
(3)心身ともに健全な児童の育成
①行事や縦割り活動に主体的に取り組むリーダーの育成
②体力づくりや健康教育の推進(体育的行事・体育の授業・連動した行間体育・スポチャレいしかわ)
③食育の推進(給食を核として)(早寝、早起き、朝ご飯の家庭、地域との連携)
④自己をふり返り、夢や希望に向かってよりよい生活をしようとする子の育成
⑤自己実現をめざすキャリア教育の充実
(4)安全でうるおいのある教育環境の整備と充実
①安全で気持ちのよい教室環境を整える意識を高める
②学校農園・花壇での活動を創意工夫する
③家庭や地域と連携した安全対策の推進(緊急時の連絡体制の強化)
(5)信頼される開かれた学校づくりの推進
①河内を愛する心の育成のための地域の教育力(ひと・もの・こと)の活用
②学校評価の充実(分かりやすい)
・重点と結びついた課題の共有化と解決にむけての方策の構築
・情報発信の工夫(各種お便り、ホームページの充実)
③学校公開の推進、学校間の交流の充実(幼保小・小中連携会議)
④保護者への誠意ある対応、地域活動への協力(地域行事やPTA活動への積極的な参加)