校長先生のブログ

校長室より

人を笑顔にする「思いやり算」

                              人を笑顔にする「思いやり算」
                                               ~12月全校集会~
                                                                 12月 7日(水)

 
  今月は、1年生の発表でした。「キラキラ」がキーワードの合唱や合奏、好きな所の発表でした。みんなで、ひとつのことをそろえて行う姿が光っていました。算数の問題作り授業でもとてもよくがんばっていました。

 
 

 11月に児童会でみんなの心を元気にしようと考え、「人権標語」の取り組みをしました。スローガンは、【その一言で輝ける!「ありがとう」があふれる河井小学校にしよう!】です。
 
  今、2年生は、かけ算九九の暗唱をしています。小学校の勉強に絶対必要な計算が かけ算です。早く言えるように、バラバラでも言えるように頑張っています。
 
  では、人と人との関係をうまくやっていく計算を知っていますか。それは、人を笑顔にする算数、「思いやり算」です。「たし算・ひき算・かけ算・わり算」の四つがあります。

    ①「たし算」のたすは、【たす】け合うことです。みんなが協力し、大きな力になります。
    ②「ひき算」のひくは、【ひき】うけることです。してあげると喜びが生まれます。
    ③「かけ算」のかけるは、声を【かける】です。やさしい言葉でひとつになれます。
    ④「わり算」のわるは、いた【わる】ことです。笑顔になり、笑顔が返ってきます。

   
              「思いやり算」の言葉や行動で、元気で笑顔の学校生活を送って下さい。

子育ては、オール輪島の団体戦

                                     子育ては、オール輪島の団体戦
                    ~学びを人生や社会に生かそうとする力、学びに向かう力の向上~
                                                                                                                                            12月 5日(月)

 
   
   吹く風に冷たさを感じ、師走を迎えるころとなりました。1年間の充実感とともにやり残した焦りと新年への期待が入り交じった時でもあります。
 
   
   11月19日(土)に第7回輪島市学校力&親力向上セミナーが行われました。万障繰り合わせてご参加された保護者の皆様に感謝申し上げます。このセミナーは、「自分の子も他人の子も関係なく、輪島市の学校・保護者・地域が一体となり、社会全体で見守り育てるオール輪島の意識」を基本として行われています。それぞれの立場で責任を持って取り組むことは、もちろんです。さらに、連携と協力をして、確かな学力、豊かな心、健やかな体を育む学校教育の充実、家庭や地域全体で取り組む教育力の向上が、輪島市教育振興基本計画にも盛り込まれています。

 

   セミナーでは、最初に、輪島市教育委員会から学力テストの結果等の公表が行われました。4月に行われた6年生と4年生の全国と石川県の学力テストの各学校の様子と輪島市全体の傾向について説明がありました。公開の目的は、正確な正しい情報を共有して、協力してオール輪島で子どもたちを育てていくためです。学力でも、知識・理解 、思考力・判断力・表現力をはじめ、学びを人生や社会に生かそうとする力や学びに向かう力をつけたい力としています。
 
   その実現のために、家庭学習の習慣化があげられます。学校で先生が取り組んでほしいこと、家庭で保護者が取り組んでほしいことの説明がありました。保護者の皆様へは、以下の内容です。
 ①学びの環境作りの充実
    ・学習部屋の整理整頓をする ・集中できる場所で学習する ・身近な所に辞典や地図を置く
    ・学習時間帯を決めて、始まりの時に声をかける・午後9時以降はスマホ等を保護者に預ける
   ②小3からのつまずきに要注意:家庭学習習慣も学力も中学年が鍵となります
   ③意欲の向上:宿題やノートに目を通す(点検)、そして、褒める・認める・励ます
 

   最後に、輪島市教育委員会の教育長から閉会のあいさつを頂きました。
 輪島は、漆の里・平家の里・禅の里と言われているが、もう一つ「学びの里」を付け加えてほしい。「山は木をもって茂が、輪島は人をもって栄える」のごとく学力、体力、豊かな心を格とした人材育成は未来の準備です。それは、児童生徒の準備、輪島市の準備、日本の準備につながります。教育は未来の準備です。

そのために、
  
 ①家庭学習の量を確保してほしい。
  ・学校で6時間勉強し、家庭学習が0時間なら勉強の効果は薄い。
  ・学校で6時間勉強し、家庭学習が2時間なら[6×2=12]で12時間の効果が期待できる。
 ②睡眠と家庭学習には関連がある。
  ・浅い眠りのレム睡眠は、脳が活発に動いている状態で学んだことを確実に定着させている。
  ・寝る前に考えたことは、寝ている間にその記憶が固定、整理されいるのです。
 ③手をかけて後天的に刻み込まなければならないものがある。
   ・基本ソフトを入れてハードディスクへの様々なことを書き込みをして、バージョンアップするのと同じです。【ことば、体力・  耐力、技能など】の書き込みの「量」「質」の「時期」を逃してはいけません。
 ・学校が書き入れるデーターは学校で、家庭が書き入れるデーターは家庭でやることです。

    考えなければならない時期にきていると思います。なければならない時期にきていると思います。 そして、学力向上へ親の協力という新聞記事の投稿を紹介して終わりました。「今年も学力テストで石川県は全国の上位を占めましたが、勉強に集中できる落ち着いた環境が何より大事で、学力は環境に比例します。学習環境を整えて、学力向上・健やかな成長という利益を得るために子ども、学校、保護者の協力が大切です。」という内容でした。

 

   学校での学びは、最終的には個人戦ですが、教室で集団で勉強するので団体戦と考えられます。一人ひとりが、授業に一生懸命に集中すると学習が充実してきます。それが点数にも表れ、学習意欲にもつながります。12月6日(火)は、県評価テストの国語と算数が5年生で行われます。14、15日は、市学力テストが1~6年生で行われます。14日は1~6年生で国語・算数、15日は4~6年生で社会・理科が行われます。河井小学校は、算数と理科に課題があります。苦手克服、得意伸長です。ご家庭でも、声かけをよろしくお願いします。

 

   子どもたちの健やかな成長を願い、教職員一同、全力を挙げて取り組みますので、今後もご理解ご協力をよろしくお願いします。


 

一生懸命に打ち込む姿

                                       一生懸命にがんばる姿
                                                             ~11月全校集会~
                                                              11月2日(水)

 

  今月は、3年生の発表でした。スマイルの合唱やパフの合奏でした。声がそろう、音がそろう、名札がそろうなどとても立派でした。一生懸命な姿に対し、見ている子どもたちも一生懸命な態度でした。3年生は、授業でも「話す、聴くこと」「お互いを大切にすること」が光ります。とてもよくがんばっています。

 

    昨日、PTA役員会がありました。会長さんがマラソン大会の様子を見て、「一生懸命にがんばる姿」はいいものだということをお話されていました。スポーツ、勉強、詩の暗唱、文化の日の作品展など、いろいろな場で個性を発揮してがんばってほしいです。
 
 

    学校は、勉強する場なので「授業中に一生懸命にがんばる姿」が一番です。11月は、2学期のまとめの時期となります。いろいろな場面で「一生懸命な姿」「あきらめず打ち込む姿」「失敗をのりこえる粘りの姿」をみせて下さい。

心の琴線に響いたあの音色

                                          心の琴線に響いたあの音色
                                                       ~学校コンサート~
                                                                       
                                               11月2日(水)

 
 

   今日は、河井小学校の「学校コンサート」にはるばる金沢の方からマーチャニーバンドのみなさんにお越し頂き、ありがとうございました。幼保・小連携で和光幼稚園、海の星幼稚園、河井保育園の園長さん、先生方、年長のみなさんもご来校ありがとうございました。

 
 

   「唱歌を歌おう!」と題し、楽しい時間をありがとうございました。曲あてクイズ、楽器の名前クイズ、演奏した曲数クイズ、一緒に合唱、合奏もありました。最後は、【情熱大陸】の演奏でした。どうでしたか?すごかったですね。
 
 

  マーチャニーバンドのみなさんとは、校長先生が去年と一昨年、津幡町の小学校に勤めていた時からのおつきあいです。リーダーの方とは、一緒に勤務させて頂いたいていました。その小学校では、ランチルームでの昼の給食の時間に「ランチタイムコンサート」として何回も演奏して頂きました。
 

    河井小学校は、このようなコンサートが年に1回しかありません。輪島にはめったにないことが、むこうではいつもありました。演奏を聴いて、音楽に親しみ、ゆったりとした心をもてたのではないかと思います。貴重な体験をありがとうございました。

マリンタウンを駆け抜ける秋風!

                                                      マリンタウンを駆け抜ける秋風!
                                                           【校内マラソン大会】
                                                                                                                                        10月28日(金)

 

    実力発揮の秋です。子どもたちは、どの行事にも積極的に取り組み、成果をあげています。目に見える記録として、目に見えない心の力として!
 

    マラソン大会の開催にあたり、安全確保のために外周コースの誘導係を進んでひきうけてくださったPTA役員の方々、保護者やご家族の皆さまのたくさんの温かい声援を頂いたことに重ねて感謝申し上げます。

 

    雨が心配されましたが「校内マラソン大会」を無事開催されることになりまた。河井小学校は、昨年から持久力をつける取組を行っています。少しずつ、その成果が見られています。引き続き、今年も持久力をつけるために長休みや体育の時間に練習しています。マラソンカードや河井小マラソン表に走った分だけシールをつけて積み重ねてきました。走れば走るほど体力がついて、速くなります。

 

    スポーツは、自分との戦いです。前の自分と今の自分との「自分比べ」です。自分を乗り越え自己ベストを出すことです。マラソンは、1人で走る個人スポーツですが、みんなで競い合ったり、応援したりと集団スポーツでもあります。運動会のように、協力し、声をかけ合って下さい。

 また、長い時間走り続ける忍耐力が自分を高めます。すぐにいやになっていてはいけません。苦しくても続けて、自分を乗り越えていって下さい。

 

    マラソン大会での頑張りが、「苦しさを乗り越える自分」「真剣に取り組む自分」を作ってくれます。これからも、「自己ベスト」に向けて頑張っていきましょう。
 

理科の学びが将来に生きる

                                   理科の学びが将来に生きる
                                   ~課題を見つけ、問い続け、解決していく力~
                                                                                        10月28日(金)

 

  すがすがしい秋晴れの10月14日(金)に第53回石川県理科教育研究大会 輪島・鳳珠・珠洲大会が河井小学校をはじめ、輪島中学校、輪島高校を会場に開催されました。生活科や理科の授業を200名を超える参加者の中で公開しました。

 
   
    自ら課題を発見し、主体的・協働的に課題を解決する力の育成をめざしていくために、大会の副題を「主体的・協働的に科学を学ぶ力を育む理科教育」として取り組んできました。そのために、たくさんの準備をしてきました。子どもたちの学び、先生の学習指導、学校の学習環境整備など、小中高の基幹校としてふさわしい様子を参観して頂けたと思います。河井小学校にとって【見られる】ということはとてもいい機会でした。乗り越えられない壁はありません。ピンチが成長のチャンスです。
 
  講演会は、常葉大学大学院 初等教育高度実践研究科 教授 田代直幸 氏による『理科教育と日常生活~理科教育におけるアクティブラーニング~』という内容で、理科教育が将来の人材育成につながると感銘をうけました。


・知識は与えられて覚えるものだけでなく、知識を自らつくっていくという体験をさせることが大切で、「知の作り手」となる能力を育ててほしい。
・スポーツは科学戦。(戦術のデータ収集と分析、個の応じたトレーニング、栄養・健康管理)
・美容師の資格取得、農家や料理家の成功例にも理科が関係している。
・科学技術が日常生活や社会を豊かにしていること、理科で学習する科学的な見方や考え方が職業に生きることに触れること。(学習指導要領)

  

    理科学習と将来へのつながりがあるのではと感じたことがあります。私は、昭和57年、津幡町の太白台小学校に赴任しました。理科の研究校でした。「課題→予想→実験方法→実験結果→分かったこと→まとめ」という学習展開、単元の課題づくりのために、炎をじっと見て、調べてみたいこと、疑問に思うことを書き、それを集めて授業を進めていました。班の話し合いとOHPを使った発表、レポート用紙によるノート整理と単元で印象に残った場面を絵にした表紙づくりなどを行っていました。そして、一昨年、28年ぶりに津幡町の萩野台小学校へ校長としてのスタートを切りました。その子たちは、もう40才くらいです。どうしているかなと尋ねてみると「外科医」「霞ヶ関の官僚」「議員」として活躍していることも耳にしました。理科の学びや育てた資質は、確かに社会を支え、豊かにしているんだなと思いました。

 

    理科室での実験授業、理科コーナーの充実、学年花壇の栽培などの体験からた学びを通し「知恵」を獲得しています。この知恵が、答えのない問いに問い続ける力、解決に向けて変革する力となっていくものと考えています。知恵は「言葉で表せないもの」ですが、県出品の科学作品や読書感想文、書道、ポスターなどいろいろな所での活躍が光っています。

 

   しかし、地域やPTA代表の方の学校関係者評価委員会で「やる子はやるけれど、やらない子はどうやってやらせるのですか」が話題になりました。やらない子をへの手立て【ゼロベースへの挑戦】が今後の課題です。
 子どもたちの成長を願い、教職員一同、全力を挙げて取り組みますので、今後もご理解ご協力をよろしくお願いします。

学校ビルディング ~ゼロベースへの挑戦~

                                                学校ビルディング
                                                ~ゼロベースへの挑戦~
                                                                                     10月5日(火)

 
 
   【チームビルディング】とは、「同じ一つのゴールを目指し、複数のメンバーが個々の能力を最大限に発揮しつつ一丸となって進んでいく組織づくり」ということです。学校におきかえると【学校ビルディング】です。「学校、家庭、地域が、子どもたちを良くしたいという思いを一つにして、一つのゴールに向かって進んでゆく組織づくり」ととらえられます。学校には、常に校風の継承や改善、取組の徹底が求められます。また、学びの時間の流れは、絶えません。いくつもの同時な学びの流れ、学校、家庭、地域の何本もの学び流れがあります。成長の働きかけに期を逸してはいけません。
 

          ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
        よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
              【全てのものは移り変わり、いつまでも同じものはない】        『方丈記』 鴨 長明 

    4月より「子どもの成長が見え、信頼される学校づくり」を教育方針に掲げ、子どもたちの可能性に対し、自信と誇りを持たせる積極的な指導を行い、学校・保護者・地域の共通な願い「よりよい成長」の実現に向けて、学力・心力・体力向上に取り組んできました。

 

    8月に輪島市教育委員会・夏の学校訪問がありました。教育長、教育委員の皆様から「総合的な取り組みと一つ一つの取組の振り返りが子どもを育てる」「これでいいのか?の問いかけがある」「マイナスを深刻に考えてプラスへ転じる取り組みが大切」「少し上げるのは大変だが、頑張ることで何かが通じてくる」と評価を頂きました。
 今後も、プラスへ向かって、学習規律では筆箱の中身をそろえること、学習習慣では足ぺったんと聞く姿勢、予習・復習の家庭学習、「書く力」「伝える力」を小中連携して育てること、生活習慣では名札をつける、制服を着る、あいさつをする、午後9時以降は電子端末を保護者に預ける、むし歯を治療することに継続して取り組んでいきます。

 

   最近、少し変わってきたことがあります。不思議だな、調べてみたいなという探求意欲をもとに観察や実験をしてその結果をまとめた夏休みの課題・科学研究がありました。輪島市科学作品コンクール(1~6年)に出品したところ、河井小学校から3つの学年で最優秀賞、1つの学年で優秀賞というすばらしい成績でした。さらに、輪島市と鳳珠郡の科学作品コンクールの結果、2つの学年で最優秀賞となり石川県科学作品コンクールへ出品となりました。子どもたちの学びの心に何か変化が現れてきています。2学期に入り、名札調べをしたところ、名札をつけている子がとても多くなったことが分かりました。河井小マラソンでも、走る子が増えています。
 
 

    先日、学校評議員3名、評価委員(PTA役員)のみなさんによる学校評価関係者委員会が開催されました。学校評価は、子どもたちがより良い教育を受けることができるように教育活動等の成果を検証し、学校運営の改善と発展を目指すためのものです。その取り組みを効果的にするために学校評価アンケートを行っています。7月に行った前期学校評価アンケート(教職員・児童・保護者)結果を分析し、対応策を考え、学校運営についてご指導ご助言を頂きました。マラソン、読書、家庭学習、授業、名札や服装など一生懸命に頑張っている子はいるが、やらない子も同じようにいるという指摘を受けました。ゼロベースへの挑戦です。
 

    また、学校だより臨時号に、4月に実施された4、6年生の県・全国の学力調査結果とその分析と対応策、ご家庭へのご協力をお知らせします。学力は、学校の授業や指導はもちろんですが、家庭の生活も大きく影響を与えると考えていますのでよろしくお願いします。。

 

    学校評価も学力向上も、次代をよりよく生きる力を身につけるための重要な取り組みです。学校が現状の説明責任を果たし、家庭や地域が情報を共有化し、教育への関心を高め、連携と協働のもと【学校ビルディング】が進めていければ幸いです。子どもたちの成長を願い、教職員一同、全力を挙げて取り組みますので、今後もご理解ご協力をよろしくお願いします。

輪島の青(海)を守り 育て 広めよう!

                                  輪島の青(海)を守り 育て 広めよう!
                                                          【波消しブロックお絵かき体験】
                                                                                                                                                   9月21日(水)

 

    おはようございます。本日は、国土交通省北陸地方整備局 金沢港湾・空港整備事務所、石川県奥能登土木総合事務所、輪島市 建設部 都市整備課のみなさんに「波消しブロックお絵かき体験」の貴重な体験の機会を河井小学校の1年生のこどもたちに与えて頂き、誠に、ありがとうございます。

 

   波消しブロックは、マリンタウン子どもの広場の前の海の所にもおいてあります。打ち寄せる波の力を弱めるために、海の砂がなくならないように、海の砂がにたまるようにと海の中や海岸線においてあります。

 

   1年生のみなさんは、今日の波消しブロックのお絵かき体験を通して、海を守るお仕事の大変さや輪島の海を大切にすることを学び、呼びかけてほしいなと思います。

 

   できた作品は、「マリンタウンこどもの広場」に展示されると聞いています。思いっきり自分の思いを書いて下さい。そして、輪島のよさを、河井小学校の子どもたちの頑張りを発信して下さい。頑張って下さい。

「学ぶ」「鍛える」「競う」の本気の姿を!

                      「学ぶ」「鍛える」「競う」の本気の姿を!
                                              【河井小学校運動会】
                                                                                   9月10日(土)

 

 本日は、清々しい秋晴れのもと、河井小学校の運動会が開催されることを本当にうれしく思います。みなさんは、ウォーミングアップ登校日、2学期に入り運動会練習を行い、本番を迎え、その成果を発揮する時がきました。
 
 

   運動会のテーマは、「本気と本気の真剣勝負 ~紅く燃える心 VS 白い稲妻の心~ 」です。みなさん1人1人が、組の優勝めざして、協力し合い、認め合い、励まし合い、真剣に、全力を注いで下さい。そして、この運動会を通して、育てた「協力」「認め合い」「励まし合い」「真剣さ」が今後の学校生活の充実につながることを期待します。

 
    河井小学校では、「成長と信頼」を求め、子どもたちの可能性へ向け、自信と誇りを 持たせる積極的な指導を行っています。2学期の教育活動のキーワードは、「ブラッシュアップ」です。学び磨く、心を磨くことです。今日、みなさんは、「学ぶ」「鍛える」「競う」の磨き上げに頑張って下さい。

 

   この運動会を通して、子どもたちの「学ぶ姿」「鍛えた姿」「競う姿」はどうでしょうか。運動会がより良いものになるように、集団規律、集団行動をもとに全体練習や応援練習、係活動などがんばってきました。今日は、その全てを発揮し、運動会から「学んだ姿」を見て下さい。集団演技や応援合戦で「鍛えられた姿」を見て下さい。個人走や団体競技で、「競う姿」を見て下さい。

 

    最後になりますが、ご来賓の皆様にご臨席頂いたこと、たくさんの保護者、地域の方々にご参観を頂いたこと、会場設営にご協力頂いた保護者の皆様に感謝申し上げます。また、子どもたちのブラッシュアップの頑張りと特に6年生は最後の運動会での最も輝いた活躍に期待し、開会のあいさつにかえさせて頂きます。本日は、ありがとうございます。

ブラッシュアップ!

                                  ブラッシュアップ!
                             ~実りの秋へ向け、教育活動に磨きをかけよう!~    
                                                                                 9月1日(木)


  3日間のウォーミングアップ登校日を終え、いよいよ、2学期が始まります。232名の子どもたちが、再び、河井小学校に登校し、学びの場に活気が出てきました。2学期は、1学期に頑張ってきたことに、磨きをかけてステップアップしていく「ブラッシュアップ」の学期です。新たな向上意欲や挑戦意欲を発揮して、自分を伸ばしていって下さい。学習環境もピカピカになり、やる気を刺激していると思います。

  
   8月29日に市内小学5年生を対象に「巨匠の生き方に学ぼう」というキャリア教育が行われました。漆の世界で有名な日本芸術院会員の三谷吾一先生、人間国宝の前 史雄先生、小森邦衞先生から貴重なお話をお聞きすることができました。子どもたちにどんなことを望みますか?という問いかけがありました。前先生は「一つのことをやりとげる喜びを感じてほしい。始めからあきらめない心が大切です。そこから、感謝の心が生まれてきます。」、小森先生は「自分は何をやりたいのかをしっかり選ぶことです。やりたいことを求める目的意識が大切です。」、最後に三谷先生は「大人になったら時の夢を考えて、自分にだけしか持っていないいい所を見つけて、それにあった方向に進んでいくことです。好きだから一生懸命になれて良くなるのです。才能がなくても、努力して磨くと良くなります。」と話されていました。

  リオデジャネイロ・オリンピックでも、夢や目標に向かって、心と体と技の向上に努力し、その成果を発揮している姿を見ることができました。東京オリンピックへ向け、さらに、自分を磨き上げ(ブラッシュアップ)て行きたいと決意していた選手もいました。大きな目標に向かい、小さな目標を次々と立て、努力して成果を出し、達成感や成功体験を積み重ねているのです。
 

  子どもたちも、自分を磨く努力をあきらめずに行い、心身ともに成長していってほしいです。
 
 

    2学期は、1年の中で一番長い学期です。「話を聞く、あいさつをする、なかよくする・ルールを守る」の取り組みをもとに、学習規律や学校での勉強と家庭学習、体育的行事などのスポーツ活動、習字や図工、作文など文化芸術活動など【学びを磨くこと】、あいさつや服装、思いやり・感謝・ふるさと愛、自分に自信を持つなど【心を磨くこと】、子どもたちの健全育成のために保護者や地域との【協育力を磨くこと】など、2学期はさらに充実した学校生活が送れるよう職員一同、取り組んで行きます。
 
  
            今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。