平成26年度スーパー・プロフェッショナル・ハイスクールの指定校に採択
平成26年4月7日、文部科学省は「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」指定校10校(工業高校は全国で2校)の採択を発表し、本校が10校のうちの1 校として選ばれました。
○本校事業
1 研究開発課題
高等教育機関と連携したフロンティア職業人育成プログラムの開発
-大学院レベルの先端科学技術への挑戦-
2 指定期間
平成26年度~平成28年度(3年間)
3 研究開発の目的
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)等の高等教育機関との連携を通して、社会の変化や産業の動向等に対応した、先端的で高度な知識・技能を身に付け、社会の第一線で活躍できるモチベーションの高い専門的職業人を育成するための教育プログラムおよび評価手法を研究開発・実践し、その成果を検証する。
4 研究開発の内容
電気科、電子情報科、材料化学科、テキスタイル工学科の4学科で実施し、以下の目標を達成するための指導法を開発するため、次の(1)~(5)の取組を実施し、トータルとして「論理的に考え判断する力」「学ぶべきものを見いだす力」「ゴールから課題を見据える力」の育成等に取り組む。
(第1学年) 先端科学技術に対する興味・関心を喚起する。
(第2学年) 「学び合い」を通して先端科学技術へ取り組む土台を築く。
(第3学年) 科学技術への情熱と高いモチベーションを発現させる。
- (1) 大学院生と連携した授業
北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と連携して実施。○新設の学校設定科目「先端科学技術」(2年生対象)
- ゼミナール活動…生徒が持ち回りで講義、研究トピック的な資料の協働読解、大学院生の講義
- プロジェクト活動…大学の先端装置で実験、テーマ研究(研究提案書の作成)
- プロジェクト活動…大学の先端装置で実験、研究資料の協働読解、テーマ研究(報告書作成)
- (2) 大学教員による先端技術に関する講義
JAIST、東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)、金沢工業大学革新複合材料研究開発センター(ICC)と連携して実施(各学年で年5回)。
- (3) 研究機関リサーチ(1年生対象)
JAISTのリサーチツアーを1日で実施(ICCを含む)、その他に既存のJAISTセミナーの参観
- (4) 既存科目「工業技術基礎」の内容改善(1年生対象)
先端科学技術につながる基礎実習を追加
- (5) 工業教員の専門性を高める研修
指定4学科の工業科教員が毎週1回JAISTを訪問して研修・打合せ
5 目指す生徒像
- (1) 高卒で就職して企業で伸びる生徒、大学等へ進学して学ぶ意欲を高く保つ生徒
- (2) 科学技術に関心を持ち、高いモチベーションを維持して未知の産業技術にチャレンジする生徒
<関連リンク> 文部科学省 平成26年度「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」(SPH)指定校について