石川県立松任高等学校
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生徒の活動や日々の様子
【2年】ジオパークについての講演を聞きました。
7月13日(木)5,6限に白山市教育委員会の尾張勝也氏
(かつ先生でお馴染みかもしれません)をお招きし、講演会を開催しました。
題目は白山ジオパークについてです。
ジオパークと世界遺産の違いはご存知ですか?
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世界自然遺産は「自然」自体を評価します。
未来に向けて守っていくためのものであるのに対し、
ジオパークは「自然」と「人の生活、営み」が共存・共栄した状態を評価します。
今後も人と自然の共存が期待できる場合に認定されます。
そのため、4年ごとに厳しい審査があり、継続か廃止かが決定されます。
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日本には10箇所のジオパークがあるそうです。
では白山地域が日本で10番に入るほどの自然が残っているかというと・・・
かつ先生は口を濁していらっしゃいました。
白山の素晴らしさに加え
住民ががうまく白山の自然を利用して生活していることこそが
白山を中心とした地域の素晴らしさなのだそうです。
ではこのジオパーク認定で私達は何をすればいいのでしょうか。
観光客を呼び、経済を回すことがジオパークの目的なのでしょうか。
普段当たり前だと思っていた「白山」という存在を近隣の住民が再認識し
誇りを持ってもらうこと
そして未来を生きる人に託すことが大切だ
とかつ先生はおっしゃいます。
ジオパークを管轄する機関が「ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)」である
ことからも分かる通り、
「ジオパークを子どもたちの教育に利用すること」
「白山地域・地元に誇りを持ち、人間との営みとともに未来へ残すこと」
これが私達が行っていかないといけないことです。
講演の最後に大きな大きな宿題が残りました。