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2024年7月の記事一覧

DX出前授業(文系)

7月2日(火)の理系に引き続き、第二弾として、3年生文系対象に実施しました。

金沢学院大学の経済学部より5名の先生方に来校していただき、出前授業を行っていただきました。

文系の生徒にとっては難しい内容も多くありましたが、DXの重要性のわかる良い2時間になりました。

 

まず、5限目は 大貫 裕二教授によるオンライン授業『2周目に入った生成AIと文系の学び方への影響』です。

【主な内容】

・NotebookLMはchatGPTと違い、ハルシネーションが少ない。(嘘をつかない。わからないと言える。)

・今のAIはドラえもんのように、プログラミング言語を理解していなくても、日本語でやりとりできる。

・プログラミングができなくても(文系でも)データサイエンティストになれる。

【生徒の感想(抜粋)】

「文系でもこれから情報の分野やプログラミングを使う場面が増えることが分かり、今から少しでもAIに触れてみようと思った。」

「これからの社会をより良く変えていくためにはDXやAIなどの情報技術を活用していくことが大切だとわかった。」

 

つづく6限目は、希望別①~⑤のクラスに分かれて授業をしていただきました。

濱屋 敏 教授 『DX時代における価値のイノベーション』

【主な内容】

・経営とは価値創造のサイクルを回すことである。DXは新しい価値の創造であるが、古い価値の破壊者でもある。既存の組織が破壊されないためには、どのような人材が必要か?

・経営において何が重要かを知るためにマシュマロチャレンジを行った。

 ルール 自立可能でできるだけ高いタワーを立て、タワーの上にマシュマロをおく。

     4人1チームで18分間、パ スタ、テープ、ひもを使ってできるだけ高いタワーを作る。

・グループワークにおいて重要なことは「一つの正しい答えを探すこと」よりも「みんなで協力しながら答えを作っていくこと」が重要であることを感じることができました。

【生徒の感想(抜粋)】

「マシュマロチャレンジを実際にやってみて、グループワークにどんな力が必要なのかを知ることができました。」

「AIに頼らずに、人間にしかできないことはどんどん積極的にしていこうと感じました。」

大野 尚弘 教授 『攻めのDX』

【主な内容】

・守りのDXは今までのデジタル化、攻めのDXは新しい産業を生み出すこと。

・スマートバス停、コマツのスマートコントラクションなどの事例紹介。

 ・攻めのDXは社会問題の解決につながる。

【生徒の感想(抜粋)】

「攻めのDXのように新たな需要を作ることがビジネスを成功させるうえでとても大切だとわかった。」

「田舎やお年寄りが多く住んでいるところでもシステムを利用した便利な技術が発達したらいいなと思った。」

大貫 裕二 教授 『生成AIを使った小説の書き方』

【主な内容】

・chat GPTを利用して、金沢学院大学の学生さんが実際に作った小説を紹介してもらい、実際に生徒たちもchat GPTを使ってみました。

【生徒の感想(抜粋)】

「AIで小説を書ける時代が来ているがまだまだAIも間違いを起こすということがわかりました。これからこのAI技術を使っていくことが求められているんだなと思いました。」

「チャットGPTで簡単に小説がつくれることに驚きました。でも、心を揺さぶるお話を書けるのはやはり人間なんだなと改めて感じ、とてもおもしろかったです。」

小田 圭一郎 教授 『金融DX』

【主な内容】

・投資でお金を稼ぐという点においては生成AIの利用価値があまりない。なぜなら生成AIは過去の情報から生成されるため、現在の価格(客観的な価値)に織り込まれているからである。 

・銀行などではキャッシュレス、パブリッククラウドでバンキングシステム、ブロックチェーンなどの技術でDXは進んでいく。

【生徒の感想(抜粋)】

「投資における生成AIの可能性は、たとえ生成AIが誰も知らないような投資手法を提示したとしてそれを実践しても一時的に超過収益が発生するが、他の投資家にすぐ知られてしまうため、成AI が投資に使えないということがわかりました。」

「北國銀行がDXで他の銀行に比べて進んでいることはすごいと思いました。」

豊田 欣吾 教授 『私たちの暮らしと財政』

【主な内容】

・人口減少・労働力不足、産業全体の競争力の低下、経済社会の持続可能性の脅威 などの課題を克服するためにはデジタル社会が不可欠である。 

  財政問題を克服するための政策の選択肢 

  1.潜在成長率の引上げ

  2.社会保障を中心とした歳出の徹底的な抑制

  3.消費税を中心とした増税

  この3つの政策から一つ決め、グループでディスカッションを行いました。

  どれが正解というのはないらしいですが、どれも一長一短ありました。

【生徒の感想(抜粋)】

「政経で習った範囲の歳出や歳入財政などについてより知ることができました。グループワークにより財政問題克服の案を3つ選択肢から選ぶのにどれを選んでもデメリットが大きく難しかったです。」

「ディスカッションが楽しかった。先生が言っていた大学は答えが一つじゃないことを考えるという言葉がいいなと思いました。」

 

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DX出前授業(理系)

本校は今年度、国の事業である DXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業)に採択されました。

(DX=デジタルトランスフォーメーションの略)

 

そこで、明倫高校、DX企画第一弾として「DX出前授業」を行いました。

7月2日(火)は3年生理系が対象です。(7月5日(金)は3年生文系)

 

金沢学院大学に新設された情報工学部より4名の先生方に来校していただき、出前授業を行っていただきました。

  

まず、6限目は 金沢学院大学 石川 温 教授に『DXがもたらす社会変革とその可能性』という題で講義をしていただきました。

 

・Chat GPT などの生成AIは規制の話がよくニュースで取り上げられるが、まず使用し、どんどん活用すべき

・根拠のない情報に惑わされないためにも、データサイエンス力は必要

・データサイエンスは データを集めることが大変、またそのビックデータを処理するためにプログラミングが必須。

理系の皆さんには人工知能のユーザーと設計者の真ん中を目指してほしいというメッセージもいただきました。

 

以下生徒の感想(抜粋)

「できないと諦めていることも、DXによりできるようになるかもしれないと感じた。DXには無限大の可能性があると知った。」

「石川先生も生成AIを上手く活用していたので、自分も良い使い方ができるようになるため積極的に使っていこうと思う。」

「先生の話が面白かったのでメモを忘れていました。」など生徒は集中して講義にのめりこんでいました。

 

続いて7限目は、理系3各クラスに分かれ、金沢学院大学 吉田一誠准教授、小形優人講師、張江洋次朗助教による「ドローン実習」です。

机を合わせて島を作り、そのグループごとに1台のドローンとパソコンと手順書が支給されました。

今回は Tello というトイドローンをプログラミングで操作します。免許は必要ありません。

まずは仕組みをレクチャーしていただきました。

プログラムをパソコンでします。難しい部分も皆で協力して、知恵を出し合いました。

少しでもプログラムミスをすると飛びません。慎重に入力!

そしてついに!!!

 

飛んだ!

飛ばすだけでなく、上下の移動やフリップという技もうまく盛り込むことができました。

以下生徒の感想(抜粋)

「機械のプログラムを書いてみたいと思っていたけど今回改めてプログラムを書くのが面白いと思った。」

「入力したとおりに動いてくれたときはとても嬉しかった。他のドローンが赤外線以外のどのような機能で姿勢を安定させたりしているのか興味を持った。」

「自分が思い描いたようにドローンを飛ばせず悔しかった。」という班もありましたが、次に向けて頑張るための良いきっかけになりました。

 

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