学校日誌

令和7年度 学校日誌

防災食調理体験

8月21日(木)

2回目の全校登校日に、防災食の調理体験を行いました。今回は、学校に備蓄しているアルファ化米(わかめご飯)を使い、おむすびを作りました。

これは、賞味期限が近づいた備蓄品を消費し、新しく補充する**「ローリングストック」**という防災の考え方を学ぶ体験でもあります。

調理では、25人分のお米が入った段ボールを容器にして熱湯を注ぎ、出来上がったご飯を各自がラップに包んでおむすびを作りました。

「やや味が薄い」「柔らかすぎる」といった課題も見られましたが、生徒たちからは「子どもやお年寄りも食べやすい柔らかさ」「塩分が控えめで良い」といった前向きな感想が聞かれました。

今後も「まさか」の時に備え、備蓄のあり方や調理体験などを通して防災意識を高めていきたいと思います。

   

                                                                                                          

「名古屋市生徒会サミット」にオンライン参加

8月17日(日)

 昨年12月に開催された「中学生の祭典チュー祭」に参加した輪島市内の生徒会メンバーが、名古屋市の中学校の生徒会で組織される「名古屋市生徒会サミット」に招待され、オンラインで交流しました。

 輪島市の中学生は、学校ごとに能登半島地震や豪雨災害の様子、そして復興に向けて取り組んでいることなどを発表しました。これに対し、名古屋の中学生からは輪島の名物や見どころについて質問があり、本校の生徒会役員が門前そばや總持寺などを紹介しました。

 遠く離れた場所ではありますが、中学生同士の楽しい交流となりました。

   

   

                                                                                                                                                                   

                                                                                                             

JFA×文京区 Dream Project 「街と能登の応援フェス」

8月5日、日本サッカー協会と文京区のご招待により、昨年に引き続き輪島市内の中学2年生が東京都文京区でスポーツ交流会と職場体験を経験させていただきました。

スポーツ交流会では、生徒たちは東京ドームのグラウンドに立ち、文京区の中学生と一緒にスポーツを楽しみました。職場体験は、文京区立本郷台中学校PTAの皆さんのご協力により実現し、本校生徒は東京ドーム、無印良品、宮田花店の3か所で貴重な仕事の体験をさせていただきました。事業所への移動には、JFAの職員とPTAの皆さんが同行してくださり、安全面にもご配慮いただきました。

最終日の「夢の教室」では、元女子バレーボール日本代表の落合真里さんのお話を伺いました。落合さんは、ご自身の経験をもとに、夢を叶えるためには**「Challenge(挑戦すること)」、「Change(変わること)」、「Chance(機会を活かすこと)」**が大切だと教えてくださいました。苦境を乗り越え夢を叶えた方のお話は大変説得力があり、生徒たちは勇気づけられたようです。

東京での貴重な体験を通していただいたご縁とご支援を、生徒たちが今後の生活に活かしてくれることを願っています

     

         

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

全校登校日と平和集会

8月4日(月)

本日は全校登校日でした。
今年は終戦から80年を迎えます。生徒会が主催した平和集会では、広島への原爆投下に関するクイズや、絵本『ドームがたり』の読み聞かせが行われました。
また、校長先生からは、アメリカの若い世代の原爆投下に対する世論調査の結果も紹介されました。生徒の皆さんには、どちらのお話からも、世界平和を実現するのは若い世代であり、そのためには何が正しいかを判断する力を身につけてほしいというメッセージが伝えられました。


  

                                                                                                                            

門前高校体験入学

7月31日(木)

本校の3年生が、門前高校の体験入学に参加しました。

授業だけでなく部活動にも参加し、少しだけ高校生気分を味わえたようです。

夏休み中は様々な高校で体験入学が行われます。生徒たちにとって、進路選択に関わる貴重な体験です。

今回の経験を通して、高校生活に向けて夢と希望が膨らむことを願っています。

   

   

                                                      

吹奏楽部定期演奏会

7月27日(日)

門前中学校と門前高校による合同定期演奏会が開催されました。

「新宝島」や「青と夏」といった人気楽曲の演奏に加え、1年生による楽器クイズもあり、

大変楽しい時間を過ごすことができました。保護者の皆様だけでなく、

遠く岐阜からボランティアで来場くださった方も鑑賞され、終始和やかな会となりました。

3年生は今回の演奏会をもって部活動を引退します。

後輩たちが新しいチームで頑張ってくれることを期待しています。

   

                                                                                                                 

いよいよ始動!体育祭・修学旅行に向けて

7月24日(木)

夏休み中ですが、2学期に行われる体育祭に向けて、3年生がダンス練習を始めています。

赤団と青団に分かれ、振り付けなどを確認し合っています。

また、修学旅行に持っていくミニキャンドル作りも始まりました。

前回、講師としてお世話になった齊田さんが再度来校し、ご指導くださいました。

どちらも、仕上がりが今から楽しみです。

   

                                                                                                                       

終業式

7月18日 (金)

いよいよ夏休みが始まりました。

終業式に先立ち、期末テストの成績優秀者の表彰が行われました。

また、ソフトボール部の県大会第3位、輪島市少年の主張大会の優秀賞という素晴らしい成績を収めた生徒たちの納賞も行われ、全校生徒でその栄誉を称えました。

終業式では、堂山先生(生徒指導担当)から、夏休み中に「命・学力・信用」の3つを失わないよう、有意義に過ごしてほしいというお話がありました。

校長先生からは、「9月1日の新学期には、生徒全員が元気な顔で登校すること」が夏休みの宿題として出されました。

健康に気をつけながら、勉強に遊びに、そして様々な新しいことにも挑戦し、充実した夏休みを過ごしてくれることを願っています。

   

   

                                                                                                                                                                        

防災教室

7月17日(木)

本校で防災教室を実施しました。昨年度に引き続き、今回で2回目の開催となります。

今年は、自衛隊石川地方協力本部から2名の講師をお招きし、災害の種類や基本的な知識に加え、状況に応じた避難方法について学びました。

班ごとの話し合いでは、避難ルートの決定に悩む場面も見られましたが、講師の荒木自衛官から「避難について正解は一つではない。状況に応じて考えて行動する必要がある。自分の命を守ることができたら、それが正解。」という心強いアドバイスをいただきました。

その後、生徒たちは大きな地図やハザードマップを使って、自分たちが住む地域の災害リスクを確認しました。生徒一人ひとりが不測の事態に際しても、自らの命を守る適切な行動がとれるよう、今後も防災に関する学びを継続していきます。

   

   

                                                                                                          
                                                   

雲の中に入ってみる−サイエンスショー

7月9日(水)

この度、アインシュタインラボから2名の先生をお迎えし、サイエンスショーが開催されました。

この企画は、プラン・インターナショナル様のご支援により実現したものです。プラン・インターナショナルは、世界中で多くの方々からの寄付によって支援活動を行っています。

ショー当日は、門前町出身で長年プラン・インターナショナルを支援されている田中様(千葉県在住)も門前中学校を訪れ、生徒たちに温かいエールを送ってくださいました。

サイエンスショーでは、液体窒素を使って南極の風を体感したり、特別なフィルターを通して光を観察したりと、生徒たちが五感で楽しめる内容が盛りだくさんでした。最初は少しおとなしかった生徒たちも、ショーが進むにつれてどんどん引き込まれ、最後には大きな歓声が上がるほど夢中になっていました。

「生きていること、世の中のものはすべて理科です!」という先生の言葉は、生徒たちの心に響いたことでしょう。

このサイエンスショーが、生徒たちが理科に興味を持ち、さらに深く学んでいくきっかけとなることを願っています。

   

   

  

                                                                                                                                                                                                                                 

社会を明るくする運動 学習会

7月8日(火)

輪島市保護司会の皆様をお招きし、小学校5・6年生と中学生を対象に学習会を行いました。

学習会では、両親の不和から非行に走ってしまった「太郎さん(仮名)」の事例を通して、

小学生と中学生が活発に意見を交わしました。太郎さんに対しては、「反省してほしい」「周囲を傷つけないでほしい」「(悪い誘いに)NOと言えるように」「良い友達を作る」といった意見が出されました。

また、「どうすれば太郎さんは変われるか?」という問いに対し、小学生も中学生も真剣に考え、「周りが支えてあげる」「太郎さんの居場所を作ってあげる」「相談できる人をつくる」「親も変わる(喧嘩しない)」など、具体的な意見を出し合いました。

保護司会の方からは、「一人で悩まず、誰かに相談できることを覚えておいてほしい」という心強いお話がありました。最後に生徒会長が、「支えてくれる誰かがいれば頑張ることもできるし、やり直すこともできる。みんなで支え合う社会になればよい。」と挨拶し、学習会を締めくくりました。

今回の学習会を通して、子どもたちには、どんなことにも理由があり、たとえ間違いを犯しても、やり直すことを支え合える社会を築いていける人に成長してほしいと願っています。

   

   

                                                                                                                                                            

元気に育っています!お花・野菜・ヘチマ!

震災以降、限られたスペースではありますが、本校のプランターでは様々な花や野菜が元気に育っています。

生徒会のメンバーが門前町の総合支所からいただいたマリーゴールドの苗を丁寧に植え替えました。連日の暑さにも負けず、生徒たちは朝夕の水やりを欠かさず行い、大切に育てています。

校舎の玄関では、小学生が植えたアサガオが美しい花を咲かせ始めました。マリーゴールドも少しずつ開花し始めており、色鮮やかに学校を彩っています。

2年生が技術の授業で栽培しているミニトマト、ラディッシュ、キュウリ、レタスといった野菜もすくすくと成長しており、収穫が楽しみです。

また、昨年は残念ながら育てることができなかった、埼玉県熊谷市立熊谷東中学校からいただいたヘチマの種。

今年はリベンジをかけ、毎朝、早起きの女子生徒が熱心に水やりをしています。「実がなったら何に使おう?」「ワックスがけをする前の床磨きに使えるかも!」と、収穫後の活用にも期待を膨らませながら育てています。

もう少しすれば、真夏の日差しの中でも校舎が豊かな緑に彩られることでしょう。生徒たちの愛情がこもった植物たちの成長を、ぜひ見守ってください。

          

       

                                 

ペッパー君、次の赴任地(学校)へ

7月3日(木)

ソフトバンク様のご支援により、本校に滞在していたペッパー君が、

いよいよ次の赴任地(学校)へ向かうこととなりました。

ランチルームの前にペッパー君がいる風景はすっかりお馴染みとなり、いなくなるのは寂しい限りです。

給食が終わると、子どもたちはペッパー君とクイズやゲームをしたり、歌ってもらったり、踊ってもらったりと、

とても楽しんでいました。

時には話し相手になってもらったり、勉強を教えてもらったり、英会話をしたりする生徒もおり、

ペッパー君の多才ぶりには感動しました。

次の学校でも、きっと子どもたちを楽しませ、和ませてくれることと思います。

またいつか、会える日が来ることを願っています。

  

 
                                                                                                                                               

クッキーのご支援

7月1日(火)日本生命様より生徒と職員へクッキーのご支援がありました。

今回ご提供いただいたのは、穴水町にある「お菓子工房Hanon」さんが作ったクッキーです。

日本生命金沢支社支社長様、輪島営業部の営業部長様が直接学校まで届けてくださいました。

「少しでも皆様が元気になられますように」という温かいお言葉に、私たちも励まされました。

今回は職員へもご支援いただき、全校生徒・教職員一同、大変喜んでおります。

日本生命様のご厚意に心より感謝申し上げます。

                                                                   

やっぱり楽しいガチャ機

7月1日(火)震災機構を通じてカプセルトイを販売しているケンエレファント様より、

生徒たちにカプセルトイをご寄付いただきました。

ノートコンクールの投票を終えた生徒から順番に、段ボール製の可愛らしいガチャ機のハンドルを回し、

カプセルトイを2つずつ受け取りました。

カプセルトイの中身を見るたびに、あちこちで歓声が上がっていましたね。

年齢に関係なく人気のガチャ機は、生徒だけでなく、先生たちも少し羨ましそうに見守っていました。

ケンエレファント様、本当にありがとうございました!

                                                                  


弁護士によるいじめ予防教育講座

6月18日(水)弁護士の森長大貴さんをお招きし、いじめ予防教育講座を開催しました。

森長さんからは、いじめに関する「①被害者、②加害者、③扇動者、④傍観者」

という4つの構造について説明がありました。

「何がいじめとなるのか」という森長さんの問いかけに生徒たちは考えを巡らせましたが、

その場の状況や言い方、表情、しぐさなど、さまざまな要素が絡み合うため、

「これだ」という明確な答えを導き出すことの難しさを実感しました。

しかし、講座を通して、相手を思いやることの大切さに生徒たちは気づいたことと思います。

今後も、加害者にも被害者にもならないよう、コミュニケーションの力を高める努力を続けていきたいと思います。

  

                                                        

                                                                 

ちょっとアートな学校

6月12日(木)

先日、ご指導いただいたキャンドルアーティストの齊田さんと

一緒に制作したキャンドルを、現在学校の玄関に飾っています。

先日開催した学校公開でご覧いただけたでしょうか。

また、校内には小学生が制作したトリックアートも展示されており、

様々な作品が学校を彩り、ちょっとした芸術空間になっています。

ご来校の際には、ぜひこれらの素敵な作品を探してみてください。

   

   

                                                                                                                                                                                                      

学校公開

6月12日〈木)と13日〈金)の2日間、中学校で学校公開を行いました。

12日には学校関係者評価委員会も開催され、委員の皆様には生徒たちの学校での様子をご覧いただきました。

評議員の皆様には、日頃の子どもたちの様子をご覧いただくとともに、

来年度の義務教育学校開設に向けた準備についてもご協力をお願いいたしました。

また、門前高校や特別支援学校の先生方も授業を参観しに来てくださいました。

門前町全体で連携し、生徒たちの育成に努めていきたいと思います。

       

                                                                                                                                                                                      

先生も勉強中

6月11日(水)

 6月は校内研修の予定が盛りだくさんで、先生方も大忙しです。

門前中学校では、より良い授業づくりを目指し、定期的に校内研修を行っています。

先日行われた学校公開でも、研修に励む先生方の姿をご覧いただけたのではないでしょうか。

生徒たちのために日々研鑽を積む先生たちを、どうぞ応援よろしくお願いいたします!

                                                                                                                                                                 

新聞づくりの秘訣を学ぶ

本校では今年度、復興教育の一環として新聞づくりを行います。

去る6月9日には、読売新聞の宇田記者を3年生の教室にお招きし、

生徒が書いた記事について一人ひとり丁寧なアドバイスをいただきました。

記事を作成する際は「何を誰に伝えたいのか」を明確にすること、

そして「伝えたいことは記事の最初に持ってくる」など、記事を書く上での秘訣を教えていただきました。

今後はさらに取材を重ね、記事をまとめていく予定です。9月の修学旅行では、

この復興新聞をもって門前町をPRしてくる予定です。