石盲ギャラリー

流木を使って

「椅子を作ってみたい」「流木を使ってみたら…?」
授業中の何気ない会話から、流木を使った椅子の制作が決まりました。
制作は流木を拾った海岸で収録した波や風の音を聴いてイメージを膨らませるところから始まりました。

実際に流木を手に取って質感のしっくりくるものを選び、仮組みを行って椅子の形を決定して行きました。

インパクトドライバーを使って組み立てを行ないます。時にはサブティーチャーの手を借りながらビスうちをしました。次第に椅子の形が出来上がっていきます。

長い時間をかけて、流木の椅子が完成しました。どこに置いて使ってくれるかな?

「流木を使った椅子」

自分と向き合う

毎年、中学部2、3年は、自分を絵画や立体作品で表現する活動を行っています。弱視の生徒の場合は鏡で自分の顔を見て自画像を作ることが多いのですが、今回は樹脂粘土を使ってレリーフに挑戦してみました。
目や鼻、口、顎の造作、また、頬の膨らみや髪の毛の流れなど、直接自分の顔を触って、時にはサブティーチャーの顔にも触れて確認しながら制作に取り組みました。
少しずつ出来上がっていくレリーフを前に、作品作りを通して「自分」を見つめ直す時間にもなってくれていたらいいなぁと考えました。
最後にブロンズに着色して完成です。レリーフでありながら奥行きの感じられる作品ができあがりました。

「自分と向き合う

季節の花(あじさい)

中学部1年3組の生徒2人は、美術の時間に季節ごとに咲く花をモチーフに作品作りをしています。今回はあじさい作りです。色画用紙を細かくちぎって花(実際は「がく」にあたります)の部分を、葉っぱは樹脂粘土を型に押し付けて作りました。
根気よく制作を続けて、2枚の作品が出来上がりました。

「季節の花(あじさい)」

自然を感じるすてきな場所で

図工の時間にグラウンドで拾ってきた落ち葉を使って作品づくりをしました。

落ち葉の色を見て、色の違いに気をつけながら板に貼っていきます。
制作中、じーっと葉っぱを見つめて「4つの色(緑・黄色・オレンジ・赤)があります!」と教えてくれました。

綺麗なグラデーションになるように、全ての落ち葉を貼り付けたら完成です。

「桜大ばくはつ」

作品制作:小学部6年 酒井翔太

絵の具で夢もよう②

6月から作りためていた「ビー玉コロコロ」と「ストローによる吹き流し」を一つにまとめて、大きな作品にしました。作品をまとめる台紙には、1m四方の大きな段ボールを使います。色を塗る前に段ボールの上に寝転がって全身で大きさを確かめました。

ローラーで藍色を塗り広げていきます。

 

塗り終わりました。そこにこれまでの作品を並べていって完成です。

 

作品の一枚一枚から、ビー玉の動きや、ストローに吹き込む息遣いが伝わってきます。

 

「ビー玉コロコロとストローによる吹き流し」

制作:小学部4年 柴田理央