石盲ギャラリー

自分と向き合う

毎年、中学部2、3年は、自分を絵画や立体作品で表現する活動を行っています。弱視の生徒の場合は鏡で自分の顔を見て自画像を作ることが多いのですが、今回は樹脂粘土を使ってレリーフに挑戦してみました。
目や鼻、口、顎の造作、また、頬の膨らみや髪の毛の流れなど、直接自分の顔を触って、時にはサブティーチャーの顔にも触れて確認しながら制作に取り組みました。
少しずつ出来上がっていくレリーフを前に、作品作りを通して「自分」を見つめ直す時間にもなってくれていたらいいなぁと考えました。
最後にブロンズに着色して完成です。レリーフでありながら奥行きの感じられる作品ができあがりました。

「自分と向き合う