2年生が生活科の授業「すてき 発見 探検隊!」で、町探検に行きました。
今日は、中島地区にある「加藤和紙」さんへ。
加藤和紙工房8代目の加藤さんから、お話を聞きました。
雁皮を大きな釜で茹でて、どろどろになったものを、かき混ぜています。
加藤さんが実際に、和紙を漉いているところを見せていただきました。
漉きわくで漉いたものを掃除機のようなものを使って、乾かしています。
実際に乾かすところを体験させてもらいました。
板の上で乾かします。
ローラーでのばします。
ぼこぼこがなくなるように、1枚1枚丁寧にのばしています。
日光に当て、乾かしています。
完全に乾いたら、出来上がり!
加藤さんから、実際に和紙が出来上がるまでの工程を見せていただき、とてもよく分かりました。
子どもたちは、興味津々に見学したり、質問したりしていました。
このあと、加藤和紙について、詳しく教えていただきました。
「加藤和紙」で漉いている雁皮紙は、強くてなめらかで光沢があり、その上、虫の害に強いことが特徴で、古くから和紙の王様と言われています。江戸時代中ごろ中島地区に伝わり、現在1軒のみ生産を続けているそうです。
長い歴史にびっくりです!
また、中島地区のきれいな水が、和紙づくりにとても良いそうです。
川北町の小中学校の卒業証書は、全て「加藤和紙」で作られています。
真ん中には、川北町のマークが透かし彫りで入っています。
もちろん、中島小学校の卒業証書も、代々、加藤和紙の雁皮紙でできています。
身近にこんなに素晴らしい伝統産業があり、子どもたちも感動していました。
今日は、子どもたちに学びの場をもうけてくださり、本当にありがとうございました。