学年だより

1年生

H26、1年学年だより第6号

1年学年だより 第6号

石川県立金沢辰巳丘高等学校1年学年会

9月も下旬となり、あれほど暑かった夏もどこへやら。朝晩は冷気を感じる季節になってきました。前期を振り返ってみますと、大きな事故もなく、学年団として胸をなで下ろしているところであります。その一方で、10月からは後期が始まり、1年生にとっては2年生でのコースを決定する重要な時期となります。このまま事故や事件のないように1年生の後半を過ごすだけでなく、2年後の進路実現に向けて、基礎学力をつけ、ステップアップしてもらいたいと考えております。

■辰巳祭終わる
8月29日(金)、30日(土)と本校の文化祭(辰巳祭)が大盛況の下、無事終了いたしました。1年生はステージパフォーマンスを行い、各クラス趣向を凝らしたパフォーマンスが行われました。また、1年の保護者の皆様もPTAとしてカレーや喫茶店など様々な行事に参加して辰巳祭を盛り上げてくださいました。大変感謝しております。ありがとうございました。

ステージパフォーマンス部門 最優秀賞15H、優秀賞14Hでした。

■世界選手権出場
ライフル射撃部2年生の佐成優偉麗さんがスペイングラナダで開催された第51回世界選手権にジュニア部門として出場しました。過去には現14H副担任の山下理貴先生が高校3年生の時に出場しており、本校からは2人目の出場、ピストル種目では初めて、女子でも本校初になります。彼女は高校から射撃を始めました。部活動を通して世界に羽ばたけるって素晴らしいですね。今後も部活を問わず世界に羽ばたく生徒が出ることを大いに期待したいところです。

 ■コース登録について
 コース登録について保護者懇談でも各担任から説明があり、ご家庭でも保護者と生徒の間で真剣な話し合いをされたことと思います。9月末に本登録となりますので、コース登録について、もう一度お子さんと話をしコースを決定するようお願いいたします。(芸術コースは従来と変更ありません)。

理系コース:
理系への進学を目指します。

文系コース:
①アカデミック発展コース
主に文系の国公立4年制大学、有名私大等への進学や公務員を目指します。5教科の学習を通して基礎、応用力を身につけ、演習時間を十分に確保しながら実力育成を図る充実したカリキュラムが用意されています。

②グローバル未来コース
英語、中国語の外国語教育に特化したカリキュラムによりグローバルな人材を育成します。英語、国語、社会の授業時数が多く主に文系4年制私立大学等への進学を目指します。

③キャリア充実コース
コース独自の多様な専門的な科目が用意され、主に短大、専門学校等への進学を中心としながら、一般就職を希望する生徒への対応も行います。

■中学生の体験入学が中止に
8月11日に実施予定であった中学生の体験入学が台風により中止となりました。この体験入学を楽しみにしていた中学生も多数いたことから、日を改め部活動中心に実施することになりました。10月18日(土)に美術の中学生デッサン講習会と併せて実施します。

■学校今昔物語(その4)
先日終わった辰巳祭ですが、私の時代では1年生が合唱とクラス展示、2年生は劇、3年生はクラス展示と共同製作(劇)で現在のような模擬店ではありませんでした。模擬店は部活動の生徒が先生と一緒にうどんなど簡単なものを調理販売をしていたと思います。ちなみに私の1年生の時のクラスは合唱が松任谷由実さんの「守ってあげたい」。クラス展示は先生方の似顔絵を描いてクラスに掲示しました。2年生の劇では「火曜サスペンス劇場」のパロディを担任とともに演技し、3年生では「welcome ウォーリー in Japan」と称して教室に日本庭園を作り、クラスの皆で紙粘土で人形を作り、色づけをし、至る所に配置したリアル版「ウォーリーを探せ」をしました。またクラスのみんなが赤白のボーダーシャツを着て校舎内を歩き回り、展示だけでなくクラス全体で辰巳祭を盛りあげ、とても一体感のあるものでした(おかげで最優秀賞をもらいました)。有志ステージも今ではほとんど使われていない中庭が特設ステージとなり、参加者は自分たちで器材を用意し、学年関係なく楽しんでいました(その後実際にロックバンドとしてデビューしたものもいます。)。そして締めくくりは3年生の共同製作による演劇。脚本・演出も全て生徒が考え、大変感動的なものでした。若い先生が多かった事もあり、校内あげて辰巳祭を盛り上げたいという熱気が溢れ、第1体育館で行った巨大迷路では準備の段階から先生・生徒が一緒に汗を流した記憶があります。。

現在は各学年5クラスと少なくなっているため、以前のような大々的なものは出来なくなってはいますが、昔と違い、情報ツールは簡単に手に入るわけですから、情報収集力と独自の発想力を持って来年再来年の辰巳祭を更に盛り上げていってもらいたいと切に願います。

■学年だよりに寄せられた感想紹介 (文意が変わらない程度に文章を多少加工してある場合があります)

  *ゴルゴさんの授業に対する感想が多く寄せられましたので、頂いた感想を可能な限り掲載します。

・実際の漢字の成り立ちや本来の意味とはたとえ違っていても「辛」と「幸」など、この解釈のように思いながらいれば生きる力になると思います。

・生きている上で無難な人生なんてあり得ない。「難」がある人生が当たり前。「有」「難」と書いて「有り難し」。これま での自分の人生を振り返り本当にそうだなぁと、とても感動しました。私がこの世に生まれてきて一番良かったこと  は、女に生まれてきたことです。何よりも子どもが大事で、何よりも子どもが大切で、何よりも子どもの成長が楽しみ で、そんなお母さんになれたことが最高の幸せです。「人生有り難し」です。

・「命」の部分を子ども達に聞かせたら、とても格好いいと言っていました。また「吐く」を「叶う」に変える。すごく気 に入りました。勉強になりました。

・ゴルゴさんの漢字の授業の話、素晴らしいと思いました。ぜひ講演に学校に来ていただきたいと思いました。

・「漢字の授業」とても興味深く読ませていただきました。"なるほどな"と思うところがたくさんあって、心に響きました。

→ほかにも沢山の感想を頂戴したのですが、紙面の関係上、ここまでにしたいと思います。なお、ゴルゴさんの漢字の授業について映像としてご覧になりたい保護者の皆様はyoutube等でも流れておりますので、是非ご覧になってください。
 
・通知表渡しの時、車から野球部の生徒2人が見えました。そしてその2人はしっかりお辞儀をしてくれました。車から 降りると数人の女子生徒たちも「こんにちは!!」と挨拶してくれました。なんだかとても清々しい気持ちでした。大事な ことですね。
→本当にそう思います。挨拶は人間にしかないコミュニケーション方法。大切にしたいですね。