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R7年度_6月_歳時記

「ものづくり大国」日本

 本日(6月30日)、1年3組の技術の授業で「椅子づくり」を行いました。寸法を測ったり、電動糸ノコギリを使って切ったり・・・みんな真剣な眼差しで黙々と作業に取り組んでいました。

 ところでみなさん、日本は昔から「ものづくり大国」と言われていたことをご存じでしょうか。自動車の売り上げ世界一を誇るTOYOTAを筆頭に、精巧且つ安全・安心な製品を、これまで多くの職人や技術者の手によって創り出されてきました。しかし、近年、諸外国の「大量生産・大量消費」すなわち、とにかくたくさん作ってたくさん消費する感覚に押され、徐々にものづくり大国日本の概念が薄れてきました。

 しかしながら、どうでしょう・・・。古い歴史を紐解いてみても、やはり日本の建造物は他の国には類を見ない立派な建造物が今もなお多く存在しています。その代表的なのが奈良にある「法隆寺」です。様々な諸説はありますが、およそ1300年に建てられた、世界一古い木造建造物です。なぜ1000年以上も前に建てられた物が、今もなお残っているのか・・・。それはやはり作り手の細かな作業によるものだからです。どんなに技術が進歩しても、こういった職人や技術者の文化は残していってほしいものです。