校長ブログ

一歩踏み出す~古文書講座~

 本校は羽咋運動公園に隣接していますが、歩いて数分のところに「羽咋市歴史民俗資料館」もあり、教育環境に恵まれています。前から訪ねてみたいと思っていた資料館で、『古文書講座』があるということで、博物館などで展示されている古文書を少しでも読んでみたいと思っていたこともあり、「一歩踏み出して」受講してきました。

 講師の先生は小学校の教員をされてきた方で、小学生に具体的な生の歴史に少しでも触れさせたいとの思いから、古文書に関わってこられたそうです。その姿勢に同じ教員として学ぶところがありました。

 古文書の内容は、安政5年(1858年)4月9日におこった、北陸地方や飛騨国を中心に大きな被害をもたらし、羽咋でも震度4程度の震度があったと推定されている「飛越地震」の古文書で、当時の百姓「兵右衛門」さんの覚書と、十村役「義左衛門」さんが奉行所に宛てた被害状況報告書でした。

 そこには、地震によって、「屋根がずり落ちた」「味噌納屋が潰れた」「家の壁が落ちた」「道が一尺(30cm)ほど沈んだ」と書かれていました。

 ちょうど今から約200年ぐらい前にも、地震による災害があったことが読み取れました。

 200年後の人々は、現代の記録をどのように読み解くのでしょうか。

 

感性を磨く~知の大冒険展

 石川県高等学校教育研究会地歴公民部会でも紹介された、石川県立歴史博物館で開催されている「知の大冒険」展に行ってきました。東京都にある「東洋文庫」に所蔵されているコレクションから選りすぐった名品が展示されていました。マルコポーロの『東方見聞録』や『アヘン戦争図』など教科書で見たことがある書物や絵画などと出会いました。また、地理を教えてきたこともあり、当時の世界観を表した地図にはとても興味を持ち、想像を膨らませていました。

 目の前にある貴重な資料から歴史と人々の営みを感じたことはもちろんですが、それに加えて、資料を守り抜いた人々の苦労も知ることとなりました。

 生徒の皆さん、先生方、「本物」に出会う機会をつくって、感性を磨いてください。

創作活動(藍染・織・スクリーン・版画)〜金沢湯涌創作の森〜

 「総合的な探究の時間」における地域探究と関連付け、創作活動に触れる機会を通して、地元文化の理解を深めることを目的に、金沢湯涌創作の森を訪ね、4つのグループに分かれて創作活動(「藍染・織・スクリーン・版画」)を体験しました。自然に囲まれ、静かにゆっくり時間が流れる中で、指導員の方に教えていただきながら、制作しました。どの工房においても、お気に入りの作品を完成させようという気持ちが溢れており、最後には生徒それぞれの思いが込められた素敵なものに仕上がりました。

 体験したことを、これからの「総合的な探究の時間」に活かし、地元文化の理解に繋げてほしいと思います。

 やさしく丁寧に教えていただいた「金沢湯涌創作の森」の皆様、どうもありがとうございました。

高校卒業後の世界を広く知ろう〜キャンパス見学〜

 上級学校等の見学を通して、高校卒業後の進路について視野を広げ、高校生活の在り方生き方に繋げるため、金沢学院大学・金沢学院短期大学を訪ね、短期大学の3つの学科(現代教養学科・食物栄養学科・幼児教育学科)の授業を体験をさせていただきました。

 現代教養学科では「コミュニケーション」がテーマで、固定電話を使った「ビジネスコミュニケーション」演習、食物栄養学科では「バランスのよい食事を考えてみよう!」というテーマでの演習、幼児教育学科では「言葉遊びを楽しむ」というテーマで授業に混ぜていただき、「かるたあそび」などに取り組みました。いづれも大学での学びを高校生目線で伝えていただき、安心して授業に参加している姿がとても印象的でした。キャンパス見学で感じたことを、これからの学校生活に活かして欲しいと思います。

 最後になりますが、学食の利用を含め、ご配慮をいただいた大学関係者の皆様に、厚くお礼申し上げます。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

かもしれない~ヨシタケシンノスケ展~

 金沢21世紀美術館で開催されている、『ヨシタケシンノスケ展かもしれない』に行ってきました。同僚の先生に教えていただいたのですが、最終日ということもあり、とても多くの子ども連れの家族で溢れていました。また、チケットを購入するために並んでいると、その同僚の先生やかつて同じ職場で仕事をした先生にも出会いました。

 さて、本題ですが、何といっても、頭の中に広がる妄想やアイデア、クスッと笑える人のクセやしぐさ、世界の真理をつくようなものの見方を、やわらかくやさしいタッチと色合いで描かれている世界観に、物事の奥深さを感じることとなりました。

 中でも絵本作家としてのデビュー作である『りんごかもしれない』からは、一つの概念でみるのではなく、「こうかもしれない」「ああかもしれない」といろいろ考えることが大切であるというふうに、教えられている気になりました。

 また、友だちって?しあわせって?立場って?など、 ふとした瞬間にうかぶ、12の「なんだろう」を、しなやかに、具体的に、ユーモアたっぷりに描いている『なんでなんだろう』にも考えさせられました。

 生徒の皆さん、先生方、時間をつくって、視野を広げてください。

学び合う~互見授業を通して~

 7月1日から始まった「互見授業週間」が終わりました。特別なことではありませんが、「学び合う」組織づくりのために取り組んでいます。

 昨年度のテーマは「1人1台端末の活用」でしたが、今年度は「わかる楽しさ」「できた喜びと達成感」に繋がる「ユニバーサルデザイン」も意識したものとなるよう先生方にお願いしました。

 具体的には『「何ができるようになるか」(本時の目標)』と「どのように学ぶか」(授業の流れ)を明確にした授業づくり』です。それぞれが「互見授業」の目的を意識して取り組んでいたことが印象的でした。期間中には、金沢大学の本所先生による「評価研修」もあり、指導と評価の一体化を考える有意義な期間となりました。

 これからも授業力の向上に向けて、あらゆる機会を通して学び合っていきます。

地域を知り、コミュニケーション力を高めました~地域の特色を活かしたふるさと教育推進事業~

 NPO法人ソレイユ代表の松永 幸則さん、羽咋神社の新田 智子さんに加えて、やすらぎ羽咋教室の道下 雅美さんとICT支援員の奥田 由美さんにも参加していただき、「総合的な探究の時間」に改良版「のとまるわかりすごろく」のモニターテストを行いました。

 ねらいは、①大学生の探究成果物「のとまるわかりすごろく」を一部改良したものをモニタリングし、さらなる改良に活かすこと、②モニタリングをグループメンバーで協力して行い、今後の探究の方向性を絞り込んでいくことでした。

 何より生徒たちが進行役を務めることができ、羽咋バージョンの成果物作成に向けて、一歩進んだ時間となりました。

 また、外部の方と触れあう中で、自らのコミュニケーション力を高める機会ともなりました。

 お忙しい中参加された皆様に、厚くお礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

視野を広げる~1000年の時を超えて感じたこと~

 石川県立美術館で開催されている、国宝8件、重要文化財93件を含む200件超の奈良国立博物館の至高の仏教美術コレクションが展示された「まるごと奈良博」に行ってきました。

 印象に残った展示は、「写経」でした。1000年の時を経ているとは思えないほど綺麗に保存され、端正な文字に当時の人々の強い祈りを感じました。国家事業として官立の写経所が設けられていた時代の「本物」を見ながら、当時のことについて思いを馳せると共に、先人の営みの上で成り立っている「今」について、深く考える時間となりました。

 生徒の皆さん、先生方、時間をつくって、積極的に視野を広げてください。

働くということはどういうことなのか~定時制・通信制高校生を対象とした企業ガイダンス~

 定時制・通信制高校生を対象とした企業ガイダンスが県立金沢中央高等学校を会場に行われました。企業の方から直接お話を伺うことができる貴重な機会となりました。

 会場を回った中で、印象に残った言葉などを紹介します。

  • 職場で苦労していることは何ですかという質問に対して、「人間関係です。だから、挨拶を大切にしています」
  • 先輩と後輩の関係性や雰囲気を聞かれて、「コミュニケーションを大切にしています」
  • 社会人の心構え:①もらう側から与える側へ、②自分の管理(体調・時間・お金)、③やりがいを見つける
  • 会社として求めている人:①誰かの笑顔のために一生懸命になれる人、②社会をよりよくする仕事をしていきたい人、③新しい挑戦にチャレンジしたい人、④新たな価値を生み出したい人
  • 会社の成長は社員の成長

 など…。

 「働くということはどういうことなのか」について、感じてくれたらと思います。そして、将来に向けて感じたことを、日々の生活に活かしていってほしいと思います。

 参加された企業の皆様はもちろん、運営に携われたすべての方々に、厚くお礼申し上げます。

 

金大連携サポート ~学び合う~

 昨年度の9月に引き続いて、石川県教員総合研修センターの金大連携サポートを活用し、金沢大学学長補佐 人間社会研究域学校教育系 准教授 本所 恵 先生にお願いして、「主体的に学習に取り組む態度」の評価について職員研修を実施しました。

 研修は、①昨年度の研修を受けてどのように取り組んできたのかについての発表、②①を受けて「主体的に学習に取り組む態度」の評価に向けてのグループワーク及び発表、③本所先生からのご助言、という流れで実施しました。先生方の思いのこもった発表とグループワークが行われ、予定していた時間をオーバーしました。最後に、本所先生からご助言をいただき研修を終えました。

  • 思考力・判断力・表現力の育成と主体的に学習に取り組む態度の育成は関係があり、それに繋がるタスクを開発する力が教員に求められている
  • 授業(学習)においては、対話しながら、生徒がどういうイメージを持っているかを見取りながら進めることが大切である。

 今日の学びを実践に活かし、主体的な学習に取り組む態度を育成していきたいと思います。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

「育てられる」立場から「育てる」立場へ

 今年度も親子交流事業が行われました。この取り組みを本校で開催できるように参加していただいたご家族と、ご尽力いただいた関係者の皆様に、厚くお礼申し上げます。

 単に子どもと触れあうことだけが目的ではなく、①子どもの発達や親の子どもへの関わり方に関心をもつ、②「育てられる」から「育てる」転換期にあるという意識を醸成する、という大きなテーマのもとに実施されていることを知ったのは昨年度のことで、それ以来、とても大事な取り組みであると感じています。

 今日得たことを、これからの生活に活かしていって欲しいと思います。

地域の特色を活かしたふるさと教育推進事業~鵜様道中にみる邑知地溝帯の歴史と文化~

 本校の校歌で「目路も遙かな邑知野」「遠山並も麗しく」「川は注ぎて海の青」と謳われている邑知地溝帯の歴史と文化について知ることと、世界農業遺産や国重要無形民俗文化財を次世代に伝える2つのミュージアム(のと里山里海ミュージアム・鵜様道中の宿ミュージアム)を見学し、先人の知恵や生きてきた証に触れ、自分の住んでいる地域に誇りを持つとともに、その伝承方法について考察することを目標に、実施しました。

 参加した生徒・教員が「邑知地溝帯の歴史と文化」について理解を深めただけでなく、探究活動におけるフィールドリサーチ(現地調査)の重要性にも気づくことができた企画となりました。今年度の「総合的な探究の時間」の取組に繋げていきたいと思います。

 実施にあたっては、鵜様道中の宿保存会事務局長の 道端弘子 様や、のと里山里海ミュージアム副館長の 和田学 様、気多大社神主の 森川 様に大変お世話になりました。この場を借りでお礼申し上げます。

 

修学旅行3日目〜楽しかったね〜

 今日は最終日でした。池田市にあるカップヌードルミュージアムで、インスタントラーメン誕生の歴史に触れると共に、製品化していく中での工夫について学びました。メインは自分だけのオリジナルカップヌードルを作成することで、それぞれの個性が表れたカップ麺になりました。食べるのがもったいない感じです。

 その後、万博記念公園に立ち寄り、太陽の塔を見学したり、昼食をとりました。

 楽しい時間はあっという間に過ぎた印象です。生徒たちは3日間一緒に過ごしたことで、今まで以上に絆が深まったように思います。お互いの心配りが素晴らしいと思いました。いつまでも良い仲間でいてください。

 早朝から遅くまで、生徒に配慮し、良い修学旅行となるよう企画運営をされた先生方、本当にありがとうございました。思い出に残る時間になりました。

 また、3日間、お世話いただいた東武トップツアーズ(株)の黒崎さんには、大変お世話になりました。深く感謝申し上げます。

(帰りの列車の中で)

修学旅行2日目〜思いが伝わってきました〜

 今日はユニバーサル・スタジオ・ジャパンを1日満喫しました。朝食を予定通り終え、元気いっぱい、急ぎ足で向かいました。まだ開園前でしたが、外国から来られた方も含め、とてもたくさんの人でした。そのため、通常より早くゲートが開きました。

 入場してからは、前もって打ち合わせしていた通り、人気のあるアトラクション目がけて、みんなで向かいました。とても暑い日でしたが、友達を気づかいながら、担任の先生に導かれて安心して楽しんでいる様子がとても印象的でした。

 何より先生方の生徒に対する温かい思いが伝わってきました。

 生徒にとっても一生の思い出に残る1日となったことを願い、ホテルに帰ってきました。

修学旅行1日目〜トラブルも乗り越えました〜

 生徒達がとても楽しみにしていた修学旅行当日です。今日から三日間、関西方面へ。羽咋駅に集合し、金沢駅から新幹線に乗り換え、予定通り敦賀駅に着いたのですが…。

 信号トラブルがあり、新大阪行きのサンダーバード号が突如運休となり、別の列車に乗り換え、2時間遅れて到着しました。急な予定変更にも落ち着いて対応し、無事、関西の文化(食文化、伝統文化)に触れた1日となりました。

 夕食は、明日行く予定のユニバーサル・スタジオ・ジャパン近くのお店で食べ、明日への思いを馳せていました。

羽咋七塚めぐり

 学校の所在地である羽咋について興味・関心を持つ機会とし、今後の「総合的な探究の時間」に繋げることを目的に、「羽咋七塚めぐり」を行いました。

 2グループに分かれ、5月15日に「探究」についてレクチャーしていただいた金沢大学の学生さんに案内してもらいながら、羽咋神社を起点に、「大谷塚」「大塚」「宝塚」「水犬塚」「姫塚」「剣塚」「痛子塚」を回りました。七塚には「イワツクワケノミコト」に関係する人や物が眠っているそうです。

 学生さん達は、「七塚」と「水」という羽咋市を代表する 2 つの地域資源を活用し、地域の小学生に七塚を巡ってもらうことで、羽咋市の歴史文化に対する関心を集めるとともに、地域の歴史的価値を若い世代に伝え、自らの地域に対する誇りの醸成に繋げることを目的に、「めざせ七塚マスター!」という企画を昨年秋に実施されています。

 今回は実際のフィールドワークを疑似体験しながら、今後の「探究的な学び」に繋げたいという思いから「羽咋七塚めぐり」をお願いしました。

 お忙しい中、ご協力頂いた金沢大学の中谷陽さん、松本遙紀さん、本当にありがとうございました。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

千里浜海岸清掃ボランティア

 地域社会と積極的にかかわり、地域のことを学び合うことを目標に、全校生徒で協力して「千里浜海岸の清掃ボランティア」を行いました。少し肌寒い天候でしたが、生徒達は元気いっぱい活動していました。

 実施にあたっては、本日の活動だけではなく、事前に千里浜海岸について地元の 松永幸則さん から学び、今日の活動に繋げました。

 活動の最後に海岸維持のために、それぞれが思いを込めて「一砂」をまきました。

 「ふるさとを学ぶ」良い機会になってくれたらと思います。

 ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。

「第60回機械工業見本市 MEX金沢2024」に行ってきました!

 県内外の様々なモノづくりを一度に見学できる「機械工業見本市」に参加することにより、製造業への就職希望の生徒はもとより、そうではない生徒にとっても視野を広げる機会とすることをねらいとして、石川県産業展示館で開催されている「第60回機械工業見本市 MEX金沢2024」に2年生から4年生の生徒が参加しました。

 時間が限られていたので、ワークショップに参加できなかったことはとても残念でしたが、それでも、自らVR体験をしたりするなど、熱心に企業の説明を聞いている姿が見られました。

 参加して感じたことをこれからの学校生活に活かして欲しいと思います。

「総合的な探究の時間」が始まりました!

 金沢大学融合学域観光デザイン学類准教授 川澄厚志 先生と同大学人間社会学域地域創造学類卒業生及び学生さんに講師として来校していただき、①探究成果物「すごろく」を体験し、「能登の里山里海」の豊かさを知ること、②大学生が課題解決に取り組んだ2つの報告を聴き、探究のプロセスを学ぶことをねらいとして、「探究基礎ワークショップ」を実施しました。

 まずは、川澄先生から「探究活動から地域の豊かさを次世代に継承することを考える~観光まちづくりの実践で見えてきたこと~」というテーマでお話を伺い、その後、「のとまるわかりすごろく」を実際にやってみたり、「大学生が語る探究story」ということで、実体験に基づく「探究の面白さ」などについてレクチャーを受けました。

 何よりも本校生徒と年齢的にも近い学生さんから、探究についてのみならず、大学ってどんなところであるのかについても伝えてもらい、とても有意義な時間になりました。

 川澄先生をはじめ、講師を務めていただいた大学関係者の皆様、どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

将来の進路に向けて~大人からのメッセージ~

 先日、進路について系統別に説明を聞く機会を設けることを通して、産業や職業、上級学校への興味・関心を高め、自分に合った進路を選択するための情報を収集し、進路実現に向けての意欲を喚起することをねらいとして、進路ガイダンスがありました。

 生徒たちの振り返りには、「説明がわかりやすく、将来の職業についての関心が高まった」や「話を詳しく聞いてみることで、新たに分かったことがあってよかった」などと記され、視野が広がる機会となったことが分かりました。

 また、「上級学校等に行くということや仕事をするということはどういうことなのか」というお話もあり、キャリア教育に繋がる貴重な時間となって良かったと思いました。

 それぞれが感じたたことを日々の学校生活に活かして、進路実現を果たして欲しいと思います。

 参加していただいた学校及び企業の関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

授業が始まりました!

 本校前の公園にある桜が満開になる中、やっと落ち着いて授業が行われるようになってきました。

 新年度のスタートにあたって、シラバスなどを配付しながら今年度の学びを確認しています。生徒たちも先生方の話を、顔をあげて聴いていました。

 新入生はもちろん、それぞれ進級した生徒たちも含め、新しい環境に慣れるまで少し時間が掛かるかもしれませんが、カウンセリングマインドを持った本校のスタッフに支えられながら、学びを深め、目標を持って過ごしてほしいと思います。

 

入学生オリエンテーション

 入学生オリエンテーションが行われました。教務課、通級、指導課、厚生相談課、総務課からの説明に加えて、今年は、新しく導入するAI学習教材の説明も担当者からしてもらいました。

 1人1台端末を効果的に活用し、個別最適な学びに繋げたいと思います。それぞれの思いに応じた「学び」が達成されるよう、外部機関と連携しながら支援していきます。

 生徒の皆さん、目標に向けて、学びを深めていきましょう。

令和6年度が始まりました

 新任式、始業式、入学式と続き、令和6年度が始まりました。

 始業式では、今年度胸に刻んで欲しいテーマを伝えました。

 入学式では、PTA会長 武藤 映子 様、教育振興会会長 西塔 正樹 様、石川県議会議員 石田 章 様、羽咋市長 岸 博一 様のご臨席を賜りました。

 式辞で次の3つのことを新入生に伝えました。

  • なりたい自分をみつけ、目標を持って学校生活を送ること
  • 世の中の課題を自分事にして、できることから取り組むこと
  • 人に優しく、周囲を支えられるようになること

 教職員一丸となって、生徒に寄り添いながら、楽しく充実した高等学校生活を送れるようにしていきます。

 本校の教育活動や指導方針について、ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

 

 

離任式

 離任式が行われ、2年間本校の中心として職責を果たされた勝二教頭先生から、離任にあたり思いのこもったメッセージを伝えていただきました。厳しいなかにも生徒に寄り添った温かみのある指導で、多くの生徒が励まされてきました。

 生徒会長から花束を贈呈された際には、全校生徒及び教職員からの大きな拍手に包まれました。

 新しい赴任地でのご多幸とご活躍をお祈りします。

 本当にありがとうございました。

「個別最適な学び」に向けて~学び直し~

 令和6年度から導入する「AI学習教材」の説明会を、担当者を招いて実施しました。ここに至るまで先進校視察も行いながら、時間をかけて検討を進めてきました。

 当日は登録を行い、使い方の説明を受けた後、1人1台端末を使って取り組んでみました。

 与えるだけではなく、「自ら学ぶ」ことにつながるよう、職員間で進めていきます。

 どのような「学び」につながるか、楽しみです。

復興・復旧はまだ途上ですが…

 令和6年1月1日に発生した能登半島地震によって校舎が使えなくなったため、羽咋高校2年生が羽松高校の校舎を使って学校生活を過ごしていましたが、本日をもって本校に戻ることになり、教頭先生、2学年主任の先生と共に、生徒会長を含めて4名の生徒達が校長室を訪ねてくれました。

 普段通りの学校生活ができなかった中で、当たり前に在籍校で過ごすことができる有り難さを、改めて感じたのではないかと思います。

 また、この世の中は、人との繋がりで成り立っており、協力し合うことの大切さも学んだのではないでしょうか。

 この経験を、3年生となる来年度の学校生活や、将来の「在り方生き方」に繋げていってほしいと思います。

 同じ羽咋にある学校として、共に頑張っていきましょう。

 こちらこそ、ありがとうございました。

卒業生と語る会

 本校卒業生から社会人としての心構え、及び仕事を通して得られる喜びや苦労を聞き、進路選択についての意識を高めることを目的に、「卒業生と語る会」を開催しました。僅か1年前に本校を卒業したばかりなのに、社会人として揉まれる中で、大きく成長した姿を見ることが出来ました。

 在校生からは、「職場内の人間について」「仕事をしていて一番嬉しかったこと」「高校生と社会人との違い」等の質問がありました。その中で、「自分からコミュニケーションをとりにいかないとだめ」「責任がある」「言葉遣いが大切」等、後輩にメッセージがありました。

 また、上司から、温かいメッセージが届いていて、職場で周囲に温かく支えてもらいながら、日々努力していることがわかり、胸が熱くなる場面もありました。

 最後に生徒を代表して、「進路行事等があるが、直接社会人からお話を聞く機会があまりないので、とてもためになった。ありがとうございました。」というお礼の言葉がありました。

 今後とも本校卒業生をよろしくお願いいたします。

 

第52回卒業証書授与式

 はじめに、令和6年能登半島地震により、犠牲となられた方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、被災された全ての方々にお見舞い申し上げます。

 復興・復旧に人と人との絆を感じる中、PTA会長 武藤映子 様、教育振興会会長 西塔正樹 様、石川県議会議員 岡野定隆志 様、羽咋市長代理羽咋市教育長 八島和彦 様、羽咋市立羽咋中学校長代理 中西優登 様のご臨席を賜り、石川県立羽松高等学校・第五十二回卒業証書授与式を挙行することができました。心より感謝申し上げます。

 振り返りますと、卒業生の皆さんの学校生活は新型コロナウイルス感染症対策と重なり、大きな地震による災害も経験した日々でありました。その中でよく言われることに、「日常を取り戻す」ということがあります。何事もなく、当たり前に生活できることがいかに幸せであるのかということと、当たり前と思っていることが、実は、日常を支える人や社会があってからこそ成り立っているということを、改めて感じることとなりました。何不自由なく生活できることに幸せを感じ、感謝の気持ちを忘れないで下さい。  

 卒業生の皆さんがこれから歩む人生は、自分が思い描く「平坦な道」ではないこともあると思いますが、その際は、まずは自分で考えながら、人とのつながりを大切にして、ぶれない強い意思で、一歩でも二歩でも前向きに進み、逞しく生きていってほしいと思います。

 最後になりますが、ご来賓および保護者の皆様には、日頃より、本校の教育活動に、ご理解とご協力を頂いておりますことに対し、改めてお礼申し上げます。卒業生の、今後の道のりを温かく見守って頂き、変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、心よりお願いいたします。 

 

 

同窓会入会式

 同窓会会長 西塔正樹 様 をお迎えし、明日の卒業証書授与式を前に同窓会入会式が行われました。「同窓会に入るということは、大人の世界に入るということ」「卒業しても、本校を拠り所とし、絆を大切にして欲しい」というメッセージを伝えていただきました。

 卒業生に寄せる、心のこもったお話をありがとうございました。

労働法セミナー

 石川労働局雇用環境均等室の秋田英紀氏に来ていただき、在学中から労働法制の基礎知識を深め、法令の不知による労働問題の発生を未然に防ぐことと、職業についての意識を醸成することを目的に、労働法セミナーを行いました。

 「働き始める前に」・「働き始めたら」・「仕事を辞めるとき」の3つの基礎知識に加えて、労働者も守るべきルールについてお話ししていただきました。

  • 「遅刻をしない」
  • 「勤務時間中に無断で職場を離れない」
  • 「勤務時間内は、誠実に仕事をする」
  • 「会社の備品を無断で持ち出さない」
  • 「会社の秘密を外部に漏らさない」
  • 「特に最近、SNSに関するトラブルが増えている」

今日のお話をこれからの学校生活に活かして、将来の進路実現に繋げてほしいと思います。

骨髄バンク 語りべ講演会

 白血病や再生不良性貧血などの病気で骨髄移植を経験された方の体験から、「いのち」の大切さや生きることについて考え、自分たちにも出来ることがあることを学ぶことを目的に、北陸電力教育振興財団から寄贈していただいた、大型液晶モニターなども活用して、オンラインで講演会を実施しました。

 骨髄移植を乗り越えられた方からは

  • ドナーさんへの感謝の気持ち
  • 家族、恋人、友人の大切さ
  • 骨髄バンクへの感謝の気持ち
  • 患者1人のためにどれだけの人が支えてくれているのか
  • 考え方の変化

などについてお話していただきました。

 「仕事をする」「ご飯をおいしく食べる」ことは当たり前ではないということに気づき、生きている幸せを日々感じているとのことでした。そして、支えられるだけではなく、自分が出来ることは何かと考え、骨髄バンクに係るボランティア活動に携わっているということでした。

 自分の「いのち」はもちろん、周りの「いのち」も大切してください。

スクールカウンセラーによる心理プログラム

 将来の「生き方」につながるように、スクールカウンセラーの山谷先生にお願いし、生徒全員を対象に「心の柔軟性を育てる」ためのACT講座を実施していただきました。

 未来に一歩踏み出すために、自分の『価値』にそった仕事や生き方が大切であることがわかりました。

石川県高等学校定時制通信制教育研究会公開授業

 石川県高等学校定時制通信制教育研究会の公開授業が本校であり、他校から来校された先生方も交えて授業を参観しました。

 科目は音楽Ⅱ。先日の校内GIGA研修でも学び合った、「Chrome Music Lab」の「SONG MAKER」を使った授業で、今年度の研究テーマである「定時制通信制高校としてのさらなるICT機器の効果的な活用の推進~個別最適な学びと協働的な学びの充実のために、生徒1人1台端末を使うような授業の展開~」に沿った実践でした。

 楽曲を創作するツールとしてICTを使っていることに加えて、共有するモニターも2画面あり、1人1台端末を効果的に活用しながら、協働で学ぶ授業デザインになっていました。

進路ガイダンス

 進路について系統別に説明を聴く機会を設けることで、産業や職業、上級学校への興味・関心を高め、自分に合った進路を選択するための情報を収集し、進路実現に向けての意欲を喚起することを目的に、進路ガイダンスを実施しました。

 「自動車」「電子・電気・エレクトロニクス」「ゲーム・IT・情報処理」「経理・事務・販売・営業・サービス」「美容・メイク」「フード関連」「ファッション系」「医療事務」「動物」に分かれて、上級学校から来校された方から、直接お話を伺いました。

 また、卒業予定者には、ハローワーク羽咋から来ていただき、「内定者セミナー」を行い、高卒で就職した方の3ヶ月後の感想などを交えて、お話していただきました。

 将来の自分を見つめる良い時間となりました。ありがとうございました。

総合的な探究の時間 ~探究=よりよく生きる~

(同)楽しい学校コンサルタントSecond代表 前田 健志 先生をお招きし、視聴覚室に生徒全員が集まって「総合的な探究の時間」について学びを深めました。

 先生のお話に引き込まれながら、

  • 楽しい学びの3つのパターン
  • 自然な(人間らしい)学び方(問い)の流れ(探究)

について、先生方と一緒になってグループワークで意見交換しながら、学び合いました。

 生徒の笑顔や意見を出し合う場面が見られる中で、「総合的な探究の時間」のことだけを考えるのではなく、『学ぶ』こと、そのものの楽しさをメッセージとして感じることができた、有意義な時間となりました。

 前田先生、どうもありがとうございました。

 

GIGA研修会

 定期的に実施しているGIGA研修会があり、音楽科と国語科の担当者から報告がありました。

 音楽の方は『Chrome Music Lab』を使った授業づくりで、「KANDINSKY(カンジンスキー)」で描いた絵が音になることや、「MELODY MAKER(メロディーメーカー)」で旋律をつくることを体験しました。

 また、国語の方は『ロイロノート』の新しいテスト機能について紹介がありました。

 一人一人の学びに繋がった有意義な研修会になりました。

教育用備品を寄贈していただきました!

 本日、(公財)北陸電力教育振興財団から、『65型ディスプレイセット一式』を寄贈していただきました。

 視聴覚室に設置し、1人1台端末の効果的な活用による深い学びや、外部機関等とのWeb交流、生徒のみならず教職員も含むオンラインでの学び等に使わせていただきます。

 本当にありがとうございました。

互見授業 ~教職員の学び合い~

 今年度の目標に「教職員の学び合い」を掲げてきました。その取組の1つとして互見授業を実施しています。

 授業改善に向けて様々な校内研修を実施してきましたが、その成果を表現する場として授業を公開し、振り返りシートを使って気づきを授業者にフィードバックして、授業改善に繋げています。

 1人1台端末の効果的な活用やグループワークによる協働的な学び、ロールプレイを交えての授業等、それぞれが前向きに取り組んでいることがわかるものとなりました。

 今後とも生徒に負けないよう、教職員も学んでいきましょう。

 

教育用備品を寄贈していただきました!

 公益財団法人北陸銀行奨学助成財団から、大型プリンターを寄贈していただきました。今日はその寄贈式が校長室でありました。

 「総合的な探究の時間」のポスター制作をはじめ、生徒の「学び」に活用させていただきます。

 本当にありがとうございました。

選挙出前講座(模擬投票)&租税教室

 石川県選挙管理委員会・羽咋市選挙管理委員会及び金沢税務署の職員の方に来ていただき、選挙出前講座(模擬投票)と租税教室を実施しました。

 選挙出前講座では、「投票から当選人の決定まで」「期日前投票」「選挙運動」などについて教えていただいた後、実際を模した投票所で投票を行いました。管理者や立会人、受付係や交付係を生徒達が務め、本番さながらに投票し、最後には開票を体験しました。

 また、租税教室では、難しいと考えがちな税の話を、身近な消費税の話題を交えながら、平易に伝えていただき、日本の歳出と税収の現状と税の役割を学ぶことが出来ました。

 いずれの講座も生徒達にとってわかりやすく、自分事として感じられた内容だったと思います。

 担当していただきました職員の皆様に改めてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。

社長講話~地域の特色を活かしたふるさと教育推進事業~

 神音-Kanon Kaffee,神音Stay代表、(株)神子の里 代表取締役社長 武藤一樹 氏をお迎えし、「日本人の原風景を守り継ぐ持続的な仕組みづくり ~"農"から豊かさを。価値観を再構築するデザインとアプローチ~」というテーマで、生徒に思いを込めて語りかけていただきました。

 これは、今年度実施された「地域の特色を活かしたふるさと教育推進事業」のプログラムの1つで、「地元羽咋の里山里海、地元企業の見学を通して、地域の豊かさと課題、働くことの意義を考え、望ましい職業観や勤労観を身につけること」を目的に行いました。

 実際に「神子原」を訪ねて、フィールドワークを行った上での講話でした。「今までの価値を活かして、どう価値を生み出せるか」という言葉が胸に響きました。

 ふるさと「羽咋」のことや、地域で生きていく将来について考える時間となりました。

 貴重なお話をどうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

キャンパス見学 ~高校卒業後の世界を広く知ろう~

 大学見学を通して、高校卒業後の進路について視野を広げることを目的に、金沢大学に行ってきました。

 このプログラムを実施するにあたり、金沢大学人間社会研究域 学校教育系 教授 武居 渡 先生 に大変お世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 大学生2名の方にも関わっていただき、大学図書館などの施設を案内してもらったり、学食で昼食を食べたりしましたが、何と言ってもメインは、講義室で模擬授業を体験したことでした。武居先生が担当されている「手話概論」を受講させてもらい、「数の表現」について学びました。また、「初等理科教育法」の講義も教室の後ろから参観させていただきました。生徒達にとって、今後の学校生活の在り方生き方に繋がる貴重な体験となったと思います。

 このプログラムの実現に向けて関わっていただいた方々に、改めて感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。

羽松コンサート

 『旅の音楽家 マリオ&はる 』さんをお迎えし、毎年行われている「羽松コンサート」がありました。進行役は本校で勤務された松本先生です。

 生徒と教職員で円になって演奏者を囲い、醸し出される音楽の世界に引き込まれていました。普段目にしない楽器が使われるなかで、演奏にも参加しながら『音』と『メッセージ』を感じ取っていたようです。

 『音』を感じる貴重な時間をありがとうございました。

羽松祭

 11月3日の文化の日に、羽松祭が開催されました。

 テーマは「文武両道 Let's enjoy」。

 プログラムは

①ステージ発表「音楽」選択・有志生徒による演奏

②クラス発表「総合的な探究の時間」(1年:ふるさと石川~自然・文化・産業~、2年:私たちの好きを支えてくれる仕事、3年:修学旅行in Tokyo、4年:進路実現にむけて)

③厚生委員会 動画「歯について」

④模擬店(・神子原米おにぎり(4年)、・焼き鳥(3年))、ゲームコーナー(2年)

⑤生徒会企画(文化委員会&執行部) でした。

 普段の学校生活の取組がベースになった、とても良い文化祭でした。

 生徒達の活躍を見ながら、それぞれが持っている力を改めて感じさせる一日となりました。

 自分で限界をつくらず、自信をもって何事にも取り組んでください。「もっともっとできるよ!」

教育講演会~『いしかわ教育ウィーク』~

 NPO法人五条クラブ支援活動代表 池田 博貴 氏をお迎えし、「可能性への挑戦」~今できることに取り組んで~という演題で、講演会を実施しました。

 様々な出会いのなかで「世界」が広がり、「交流」することで人との出会いの素晴らしさを感じてきたそうです。

 現在、ネパールにおいて、孤児だけのサッカークラブを支援されているとともに、ウガンダでは小学校開校に尽力されています。

 この小学校開校に関わるきっかけになったのは、偶然「飛行機で隣席に座ったウガンダ大使館職員」との出会いからだったそうです。

 現在も愛知県の公立高等学校に勤務されながら、支援を続けられています。

 『やれない理由を考えない』という言葉がとても印象に残りました。

 

バス遠足に行ってきました!

 10月24日(火)に金沢方面へバス遠足に行ってきました。好天にも恵まれ、思い出に残る楽しい一日となりました。単に施設などを回るだけではなく、「総合的な探究の時間」における地域探究と関連付け、金沢市内の伝統文化及び新しい施設を見学し、羽咋市内の伝統文化や施設との比較をしながら、羽咋市内の特徴やこれからの課題について考えることも目的にしていました。

 ヤマト醤油味噌では発酵について学び、金沢港クルーズターミナルと石川県立図書館では、新しい施設を見学しながら、現在の社会の動きを感じ、石川県観光物産館では和菓子作りを体験し、金沢の伝統文化について触れることとなりました。

 実施にあたり、多くの方々にお世話になりました。この場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました。

親子交流事業 ~「育てられる立場」から「育てる立場」へ~ partⅡ

 いしかわ結婚・子育て支援財団による「親子交流授業」の2回目が実施されました。前回7月からの3ヶ月を振り返って、子ども達の成長の軌跡をお母さん方から話していただき、授業はとても和やかに進みました。愛くるしい子ども達と触れあったり、抱っこしたりしながら、この事業の目的である、「次の世代を育てる意識もった大人」になる意識を高められる貴重な時間となりました。

 参加を引き受けて下さった親子の皆様、本当にありがとうございました。

学習評価をあらためて考える ~金大連携サポート~

 石川県教員総合研修センターの金大連携サポートを活用し、金沢大学人間社会研究域学校教育系准教授の本所 恵先生に来ていただき、【学習評価をあらためて考える~とくに「主体的に学習に取り組む態度」など観点別評価について~】というテーマで校内研修を行いました。

 先日この研修のために授業を見られた時の感想や、スウェーデンの興味深いお話を交え、途中ワークを挟みながら研修は進みました。評価について考えることは授業について考えることであることを、職員全体で共有することができたと思います。とても充実した時間となりました。

 本所先生、どうもありがとうございました。

羽咋中学校授業参観

 9月19日(火)から26日(火)の期間に、校内研修の1つとして羽咋中学校の授業を参観させていただきました。

 目的は、中高連携の視点から中学生がどのような授業を受けているかを学び、在籍生徒に対する授業づくりに活かすことと、羽咋中学校が「主体的・協働的に学び、高め合う生徒の育成~学習者主体となる授業づくりを通して~」という研究主題で取り組まれている取組を、定時制通信制高校教育研究会の今年度の研究テーマである「定時制通信制高校としてのさらなるICT機器の効果的な利活用の推進~個別最適な学びと協働的な学びの充実のために、生徒が1人1台端末を使用するような授業の展開~」の実践に繋げたいと考えたからです。

 ICTの効果的な活用はもとより、生徒達が生き生きと活動している様子を見ることができ、このような機会を受け入れて下さった羽咋中学校の校長先生をはじめ、諸先生方に感謝しています。

 どうもありがとうございました。

「青春のこだま」校内予選会

 今日は石川県高等学校定時制通信制生徒生活体験発表会「青春のこだま」校内予選会が開催されました。

 演題は

  • I listen to my heart 
  • 私は好きを楽しく
  • はじめての体験 
  • 本当の自分を好きになる   でした。

 人前で話すというハードルを乗り越え、自分のことを俯瞰して、生活体験からくる思いを全校生徒を前に、堂々と語る姿に胸が熱くなりました。

 また、聞いていた生徒達も発表者にメッセージを書き、思いを伝えていました。

 最優秀者は10月7日(土)に行われる県大会で、羽松高校の代表として発表します。

「総合的な探究の時間」~教職員の学びに向けた研修会~

 標記の校内研修を、(合同会社)楽しい学校コンサルタントSecond代表 前田健志 先生に来校していただき実施しました。まずは教職員が「ワクワク」して取り組むことが、生徒の「わくわく」に繋がるということや、探究のプロセスを大事にすることを改めて教職員で共有しました。 

 何より先生のお話に引き込まれ、活発なグループワークを行い、自分事として学びに繋がったことが何よりの成果でした。

 各々が感じたことを生徒に還元し、本校ならではの「総合的な探究の時間」となるように、進めていきたいと思います。

GIGA校内研修 ~AI学習教材と指導と評価の一体化~

 継続的に行われているGIGA校内研修で、1人1台端末の効果的な活用に向けて学び合いました。

 今回のテーマは①AI学習教材、②主体的な学びの評価、③1人1台端末の持ち帰りの3点です。

 AI学習教材については、「学び直し」と「個別最適な学び」に繋がるものとして体験しました。また、主体的な学びの評価については、国語科の先生の実践例を共有しました。

 今日学んだことを授業実践に活かしていきます。

 

 

GIGA校内研修 ~1人1台端末の効果的な活用に向けて~

(株)LoiLoの守谷真一様に来ていただき、『ロイロノート』を使ったGIGA校内研修を実施しました。

 研修のテーマは「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実に向けた『共有ノートの活用』でした。

 既に実践している教職員もいる中で、カードをクラスで共有する方法や思考力を育むことに繋がる「共有ノート」と「シンキングツール」の使い方について学びを深めました。

 今日の研修を活かした授業実践が楽しみです。

ALTのロシェル先生が本日で最後となりました

 ALTとして5年間勤務されたロシェル先生が、本日最後となりました。とても生徒思いで熱心な授業をして下さり、生徒の英語力育成に尽力されました。明るく優しい性格で、生徒はもちろん先生方からも、とても親しまれました。一緒にお仕事をすることができなくなることはとても残念ですが、また顔を見せて下さるとのこと。身体に気をつけられて、次の職場でご活躍されることを願っています。ありがとうございました!

成年年齢引き下げ・ライフプランなどについて学びました!

 北陸銀行羽咋支店の谷 支店長さん、ほくほくTT証券株式会社の三國 支店長さんが来校され、1,2年次生には、成年年齢引き下げ・消費生活で知っておきたいこと・契約について、3,4年次生には、「ライフプラン」と「資産形成」についてお話していただきました。   

 成年年齢引き下げについては、どうして20歳から18歳に変わったのかという理由から始まり、若い世代を狙った悪徳商法や詐欺による被害の拡大の懸念についても伝えられました。また、消費生活で知っておきたいことについては、身近なキャッシュレス決済についての注意点、契約については、消費者被害に遭わないためにはどうしたら良いかといこと等について、触れていただきました。

 「ライフプラン」と「資産形成」については、人生の三大費用から始まり、資産形成の方法について「投資」などを中心に話が展開し、アメリカと日本の比較を交えながら説明がありました。 

 質問に積極的に答えている姿を見ることができ、学びを深めるとても有意義な時間となったことを実感しました。

 ありがとうございました。

うれしいこと

 やすらぎ羽咋の先生方が植えられた野菜の苗が順調に育ち、トマトやなすなどが実ってきました。収穫はもうすぐです。

 7月3日から互見授業週間となっています。お互いの授業を見合いながら、授業力と組織力を高める取り組みです。

 そんな中で、英語の授業中に生徒達がChromebookを持って、校長室にインタビューにきました。「ALTに羽松高校の先生について英語で説明する」というミッションが与えられていたからです。

 インタビューする生徒達の様子がとても生き生きとしていたことに、感激しました。

 様々な工夫をしながら、教職員も生徒も共に学び合っていきたいと思います。

親子交流授業 ~「育てられる立場」から「育てる立場」へ~

 いしかわ結婚・子育て支援財団による「親子交流授業」が、赤ちゃんとお母さんのご協力のもと、本校で実施され、2・3年次生が参加しました。この授業は、「育てられる立場」から「育てる立場」への転換期を迎えつつある高校生に、「次の世代を育てる意識もった大人」になってもらうことをめざした授業です。

 授業は「子育て真っ最中のお母さんと交流しよう!」という目的を共有するところからスタートし、自己紹介、全体交流、DVD視聴、個別交流と展開していきました。

 赤ちゃんを抱っこしたり、泣く赤ちゃんをあやしたりしている姿を見ながら、今日の経験も踏まえて「次の世代を育てること(子育て)に意識を持った大人(親世代)」へと成長してくれたらと思いました。

 参加を引き受けて下さった親子の方やいしかわ結婚・子育て支援財団の皆様、本当にありがとうございました。

定時制通信制高校生を対象とした企業ガイダンス

7月1日(土)に金沢中央高校で開催された標記の企業ガイダンスに参加しました。

企業からの説明で印象に残った言葉を紹介します。

  • 就職≠会社に入る、就職=職につく、就職=仕事をする どこで?「会社で」
  • 学生VS社会人 「学生」はお金を払って能力を身につける、「社会人」は自分の能力を活かしてお金をもらう、「何がしたいか」を考えながら「どこで(会社)働くか」を考えてほしい

本校生徒は「高校時代に身につけて欲しいことは何ですか?」「失敗した時どのように気分転換しますか?」など、積極的に質問をしていました。

「高校時代に身につけて欲しいことは何ですか?」には、「人とコミュニケーションをとること」と答えられていました。

天候が悪い中、参加することが大変な日となりましたが、得ることが多い企業ガイダンスになりました。

 

 

生徒の皆さんへ ~社会でどんな役割を果たしたいですか~

 今日は、大学や専門学校等の方に来ていただき、進路ガイダンスが行われました。進路について系統別に説明を聞く機会を設け、産業や職業、上級学校への興味・関心を高め、進路実現に向けての意欲を喚起することが目的です。

 生徒の皆さんに、2つアドヴァイス。

《1つ目》

「身だしなみ講座」の中で、「メラビアンの法則」というお話をしていただきました。

「メラビアンの法則」とは、人と人とのコミュニケーションにおいて、

  • 言語情報が7%
  • 聴覚情報が38%
  • 視覚情報が55%のウェイトで影響を与えるという心理学上の法則の1つです。

 「印象の良い身だしなみやマナー」が出来ているか、日頃から意識して生活してください。

《2つ目》

 どこの学校に、あるいはどこに就職するかを考える時に

社会でどんな役割を果たしたいのか」ということを考えるといいですよ。

 

企業ガイダンスに向けて ~先生方からのメッセージ~

 7月1日(土)に「定時制・通信制高校生を対象とした企業ガイダンス」(場所:金沢中央高)が行われます。県内企業の方から、直接仕事の内容に関することを聞き、将来の職業選択に活かすことが目的です。今日はその事前説明を行いました。

 担当の先生からの「企業の方に、羽松高校生の良さを知ってもらう機会ともなっている」というお話や、教頭先生から「いろんな経験をしてほしい、成長する機会を逃さないように」というアドバイスも受けました。

 当日の心構えについて教職員の寸劇もあり、本校教職員の生徒に対する「温かい思い」を感じました。

 先生方、ありがとうございました!

令和5年度石川県高等学校定時制通信制教育研究会

 県内の定時制通信制高等学校教職員の学びの場である、教育研究会の総会がコスモアイル羽咋でありました。その中で、妙法寺住職の高野誠鮮さんによる講演がありました。演題は、「能登の活性化をめざして~地元を支える生徒の育成~」です。

 高野さんは、羽咋市役所勤務時代に、UFOで町おこしをしたり、ローマ法王に神子原米を献上し、「ローマ法王に米を食べさせた男」として「スーパー公務員」と言われた方です。

 そのエネルギッシュなお話に引き込まれ、あっという間に時間が過ぎました。

 印象に残った言葉

  • 成功するまで失敗すればよい
  • 知を識にする
  • できない理由を考えない
  • 考えているだけではなく、やってみる 

 また今年度の研究テーマは

個別最適な学びと協働的な学びの充実のために、生徒が1人1台端末を利用するような授業の展開」です。

 9月から12月にかけて公開授業を設けるとともに、1月の研究発表会に向けて、「学び合い」ます。

生徒の皆さんへ ~避難訓練から学んだこと~

 今日は防災・避難訓練及び起震車による地震体験がありました。消防署の方が皆さんに伝えられたとおり、どのような状況においても、「冷静に対応する」ことを忘れないでください。

 また、訓練後にお話を伺った際に言われたのは、実際に避難をする際には、「優先順位」を考えて「臨機応変に行動してください」ということでした。

 優先されるのは、「自分の身を守る」ことです。

 

企業から学ぶこと

 学校前の公園に植えてある紫陽花がとても綺麗に咲いています。季節が春から夏へと変わりつつあることを感じさせてくれます。

 さて、ここ最近、企業の方と接する機会が増えています。出前授業の打ち合わせ、定時制・通信制高校生を対象とした企業ガイダンスに関わること、そして卒業生の様子などです。卒業生については「頑張っていますよ」というお話をしていただき、ほっとしています。

 企業の方に、就職する際にどんな力が求められますかと伺うと、「コミュニケーション力」という言葉が返ってきます。

 教育課程全体を通して、「コミュニケーション力」を含め、「社会で求められる力」を育みたいと、改めて感じています。

能登の里山里海から見えてくること・気づくこと

 「地域の特色を活かしたふるさと教育推進事業」の本校のプログラムの1つとして、元金沢大学特任教授の宇野文夫先生から標記の演題で講演がありました。

 能登が「シギ、チドリ、アサギマダラといった渡りの習性のある生物」にとって大事な中継地であることや、環境や人に優しい風土であることなどについて、改めて考えさせられました。

 先日の神子原の棚田見学や千里浜の清掃ボランティアで学んだことと結びつけながら、ふるさとに関する学びを深めていきます。

第72回石川県高等学校定時制通信制総合体育大会

 標記の大会が、いしかわ総合スポーツセンターで開催され、本校からバドミントン競技に4名、卓球競技に1名が参加し、出場者全員が日頃の練習の成果を発揮しました。

 中でもバドミントン競技の竹内さんと卓球競技の山本さんは1回戦を突破し、嬉しい勝利を勝ち取りました。

 この大会に向けて積み重ねてきたことや、大会に参加して感じたことを今後の糧にして、次の目標に向けてがんばってほしいと思います。

第72回全国高等学校定時制通信制教育振興会北信越地区富山大会

 標記の大会が4年ぶりに対面で開催されました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響が、いかに大きいものであるのかについて、改めて感じました。

 研究協議会では、本校の北川先生が「生徒と就業先を丁寧につなぐ~羽松・就業支援(SCA)の取り組みについて~」と題して、発表されました。他校の先生方から質問が相次ぎ、本校の取り組みへの関心の高さが伺えました。

 他校の取り組みを知る機会となり、たいへん有意義な研究協議会となりました。

 ありがとうございました。

県高等学校定時制通信制総合体育大会壮行式

 今年度の県高等学校定時制通信制総体壮行式が行われました。本校からは卓球競技に1名、バドミントン競技に4名が出場します。壮行式には生徒を代表して生徒会副会長からだけではなく、同窓会会長の西塔正樹様からも、選手に熱いエールを送っていただきました。

 今まで指導を受けた先生方に感謝しながら、自分の目標に向かって精一杯試合に臨み、勝利はもちろんのこと、得るものが多い大会になってほしいと思います。

体育祭

 生徒会が企画し、みんなが楽しみにしていた体育祭が行われました。競技は玉入れ、ジェスチャーゲーム、ボッチャ、借り物競争、フリスビー的当ての5種目で、学年対抗で行われました。

 中でもボッチャは特に盛り上がり、作戦を考えながらそれぞれが奮闘し、勝利を目指して歓声が沸き上がっていました。生徒間はもちろん、教職員との距離も一気に縮まった感じです。

 総合優勝は1年次生でした。とても楽しい日となりました。企画と準備を担当した生徒会のみなさんに感謝です。

GIGA校内研修

 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実のための、1人1台端末の活用に向けて、校内研修が行われました。GIGA校内研修リーダーからは、今年度の校内研修のアイディアと実践例の説明がありました。アイディアの1つは観点別評価に繋げる活用、もう1つは協働的な学びに繋げる活用です。実践例は、「ロイロノート」での共有ノートの作成についてでした。

 また、ICT支援員さんからは、Chromebookのフィルタリング・ウイルス対策等についてと、Chromebookのホームページ画面について提案等がありました。

 今後、実践を共有しながら、お互い学び合い、主体的・対話的で深い学びに繋げていきます。

セルフエンパワメント

 周囲の水田に植えられた稲の緑が映えるようになり、晴天での暑さと共に6月に入ったことを実感しています。

 今日は本校では「セルフエンパワメント」という科目として開講している通級の開講式がありました。初日ということで生徒たちは緊張していましたが、本人の意思を大切にし、また保護者の皆様との連携を密にして進めて参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

読書のすすめ

 中間考査が始まりました。青空が広がる爽やかな天気に気持ちを整えてもらいながら、試験に一生懸命取り組んでいる姿が見られました。6月2日(金)まで続きますが、頑張ってほしいと思います。

 放課後、教室を回っていると、置かれている4冊の本に目がとまりました。授業に関係する本を、図書委員の生徒が選んでくれたそうです。

 ある本のあとがきの「人生には、何気なく手に取った一冊の本が、翌朝からの景色を一変させてしまうような出逢いがあります」ということばに、心が揺さぶられたことがあります。人との出逢いもそれと良く似ています。本との素敵な出逢いがありますように!

学び合う

 今日は金沢星稜大学教授の新谷洋介先生に来ていただき、職員研修を行いました。この研修には、①事例検討、②1人1台端末の効果的な活用(「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実)、という2つの軸がありました。

 個別の事例についての検討を、Chromebookを使い、ロイロノートで意見を共有しながら、担当者がファシリテーターを務めました。

 「チーム羽松」として学び合う有意義な時間となりました。

清掃をとおして学ぶこと

   今日は月1回のクリーンデイでした。クリーンデイとは、毎日の清掃時間で掃除をしていない場所を掃除し、自主的に学校の美化に努める態度を育成するための取組です。

 本校は校舎内がとても綺麗です。これは、学務員さんが環境整備に尽力されているからですが、生徒達も負けずに学び舎を綺麗にしています。

 世界一清潔な空港を支える新津春子さんのドキュメントを視聴して、仕事に対する思いに感銘を受けたことを思い出しました。

 学ぶ場は何も教室だけではありません。清掃をとおして、様々なことを感じて、人として成長してほしいと思います。

まず身近なルールを守ることから

 羽咋警察署生活安全課の山田さんと交通課の木下さんに来ていただき、薬物乱用防止教室と交通安全教室を実施しました。

 印象に残ったのは…。

 ・まず身近なルールを守ることから初めてください

  という言葉でした。

 自分とは関係のないことではなく、伝えられた内容を自分事として受け止めて自己指導能力を高め、命を大切にしてほしいと思います。

 

神子原の棚田探訪

「地域の特色を活かしたふるさと教育事業」のプログラムの1つとして、神子原の棚田を全校生徒で見学してきました。羽咋にある神子原の棚田は能登の里山を実感できるものでした。神子原に住んでいる武藤一樹さんからの説明から、この地域の良さを感じると共に、熱い想いを持って地域の活性化に尽力されているお話を、生徒達は真剣な表情で聞いていました。11月には講話というかたちで、学校でお話を聞ける予定となっています。地域の豊かさと課題、働くことの意義を考えられる日になりました。ありがとうございました。

 

千里浜清掃ボランティア

全校生徒と教職員で、千里浜清掃ボランティアを行ってきました。

朝、雨が降っており実施が危ぶまれましたが、天候は持ち直し、風はありましたが、波も穏やかで良い日となりました。

何より生徒達の生き生きとした姿が見られ、無事実施できたことに感謝しています。

最後は、一人一人砂を海岸に戻し、浸食から千里浜海岸を守るための活動「一人一砂運動」にも参加し、千里浜が抱えている問題を実感することもできました。

実施にあたり、NPO団体ソレイユ代表 松永幸則さんにご協力いただき、海岸清掃の意義と千里浜が抱えている課題等を教えていただきました。ご協力ありがとうございました。

 

相手を思いやる

晴天のもと、青空と木々の緑が映える良い日となりました。

今日は、ネットトラブル防止教室がありました。

まずは、スマホやインターネットを使う際は、リスクを考えること。

*「リスク=起こりやすさ×被害の大きさ

「SNSで気をつけたいこと」、「自分や友達の情報」、「姿の見えない人とのやりとり」、「メッセージのやりとり」の項目に分けて内容が進みました。

人によって言葉の使い方や受け取り方が違うことがある

対面ではないコミュニケーションは、相手にダイレクトに伝わりやすい

 スマホの利用にとどまらず、「相手を思いやって行動する」ことが伝わってくれたらと思います。

ふるさとの杜

 先日、宝達志水町(旧県農業短大付属農場跡地)にあるイチョウ並木を訪ねました。秋には色づいて綺麗になることが感じられ、再度訪れてみたいと思いました。

 さて、本校には「ふるさとの杜」と称する憩いの森があります。これは、昭和54年に生徒出身県の県木の寄贈の依頼をしたところ、送られてきた樹木です。本校の歴史を紐解くと、地域産業の興隆に合わせた全国区の学校であったことがわかります。遠く北海道や鹿児島出身の生徒達も本校で学びました。

 樹木は直接語りませんが、木立にいると本校の歴史と、在籍した同窓生の想いが伝わってきます。

メッセージ

 今日は学校公開日に合わせて、学校近くのコスモアイル羽咋大ホールで行われた、大阪桐蔭高等学校吹奏楽部特別公演(羽咋ロータリークラブ創立50周年記念事業)に学校全体で行ってきました。午前の部は学生限定公演でしたが満席で、圧巻のステージでした。

 指揮をされていた監督の先生が話されていましたが、音だけではなくてそこに歌詞が加わると、よりメッセージが伝わるとのことで、部員が歌ったり演じたりするミュージカル演奏が3曲あり、公演の半分を占めていました。

 本校の生徒にも演奏に込められたメッセージが伝わったてくれたらと思います。

育てる

 やすらぎ教室には、体験学習ができるように「やすらぎファーム」があります。相談員の先生が、野菜(ナス・オクラ・ピーマン・トマトなど)の苗を植えられました。

 苗を植えるにあたっては耕起、元肥、畝づくりなどの準備、収穫に至るまでには水やり、追肥、除草などの世話が必要です。

 よかれと思って水や肥料を与えすぎると、根がだめになって枯れてしまいます。根を生やすために、あえて水やりを控えることや、肥料を与える量やタイミングが、後の収穫に大きく影響してきます。

 私自身も花などを育てていますが、人を育てることにも通じていると、本当に思います。

 花が咲き、実がなり、収穫できたときの喜びはひとしおですね。

 

丁寧につなぐ

 今日5月1日は、本校の創立記念日です。五月晴れのもと、校庭のツツジも色鮮やかです。

 第1回就業支援コーディネートチーム会議がありました。これは昨年度から校内体制として立ち上がったものです。生徒の就業支援を構築するために、相談支援専門員をSCA(スクール・キャリア・アドバイザー)に迎え、ケース会議を重ねる中で、本人・保護者が納得感と安心感をもって卒業後の社会生活に移行できるようにしています。就業先へのつなぎ方に課題を感じた先生の思いから生まれた取組です。

 生き生きと、自分らしく、働き続けられる生徒を地域に送り出すために、生徒と就業先を丁寧につなぎます。

学び合う・支え合う

 快晴の天気が、教職員と生徒達の気持ちを整えてくれています。

 登校してきた生徒との朝の穏やかな挨拶と校舎内に流れる優しい校歌のメロディーとともに、一日が始まりました。

   本校の教育活動を支える大きな柱を紹介します。      

 それは、「生徒理解の会」です。教職員が支え合い、共に生徒を見ていく校内体制をつくるために、トップダウンではなく、直接生徒に対応する先生の思いから生まれた会です。自走する学び合うチーム」になっています。

 フットワークが軽く柔軟な対応ができる小規模校のメリットを活かしながら、「生徒にどんな力をつけされられるか、伸ばせられるか」について、教職員全員が学び合い、チームとして対応していきます。

 

♬エール

 卒業生が進学した学校の先生方が来校されています。いずれも恩師や仲間に恵まれ、頑張っているとのこと。新しい環境の中で、自己実現に向けて前進しており、ほっと一安心です。

 その中から1つ…。

 いただいた2024年度の学校案内の「先輩たちの就職活動体験」ページに、本校卒業生が掲載されていました。本校在籍時から成績上位者で、欠席も少なかった生徒です。

 「なりたい自分」に向けて努力している姿に思いを馳せました。

 社会での今後の活躍を祈念して、♬エールを送ります。

 

自己理解・他者理解

 スクールカウンセラーの山谷文彦先生によるエンカウンターが行われました。

 まずは、拍手。黒板に描かれた山と谷に合わせて拍手をするという指示…。谷のところで大きな拍手をするということで、拍手が力を与えてくれるということを伝えられていました。

 次は、じゃんけん。勝ち負けの後、全員が同じものを出すまで続けるという指示…。なかなか難しいミッションでしたが、1分51秒で、全員の心を合わせることができました。

 3つ目は、誕生日順に並ぶという指示…。ただし、言葉で言うのではなく、ジャスチャーや表情で伝えるという条件。その意図は、言葉だけではなく、表情などでも自分をアピールすることができるということでした。

 最後は、「名探偵は誰だ」ゲームです。参加者の中に20の質問に当てはまる人を見つけるという指示…。このミッションを通して「自分はこう思っているけど、相手はそう思っていないことがある」「NOという人がいるということ」や、「相手の気持ちを組む」ということを感じてほしいということでした。

 生徒達の表情がとてもやわらかく積極的に参加していたことがとても印象的で、教職員も含めて、自己理解や他者理解につながる良い時間になりました。

 山谷先生、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

「教える」と「育てる」

 朝の職員朝礼で伝えたこと…

 世の中には「教えられる教師はたくさんいるけど、育てられる教師は少ない」

「教育」という言葉を改めて紐解くと

  • 教える:分かりやすく説明し、それが身に付くようにする
  • 育てる:その人自身が成長していくことを手助けしていく  

 すべてを教え込むのではなく、見守りながら、自分自身で成長していくきっかけを与えることの大切さや難しさに、気づかされます。

 生徒達を成長させるためには何が必要なのか…チームで共有していきます。

第1回教育振興会役員会・PTA役員会が行われました

 4月も最終週に入りました。気温はまだ低めですが、校舎4階から見える眉丈山を望む風景には、新緑が見られ、季節の変化が感じられます。今日も生徒達は頑張って登校してきました。 

 第1回教育振興会役員会と第1回PTA役員会が、4月21日(金)に本校視聴覚室で行われました。それぞれの会に多くの役員の方にお集まりいただきました。その中で、学校に対する思いを伝えていただきました。一歩でも二歩でも前進できるように、学校運営に努めて参ります。今後とも本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。

好奇心を持ってやり抜いた経験を

 学校の近くに、弥生時代のムラを保存した「吉崎・次場弥生公園」があります。公園にある説明によると、昭和27年、羽咋川の改修工事中に土器や木の製品がみつかり、そのニュースを聞いて地元の高校生が調査を計画し、動き出したそうです。北陸の「登呂遺跡」発見を夢見る高校生の熱心な活動が実を結んだとありました。

 生徒の自信を高めるため、好奇心を持ってやり抜いた経験を。

「チーム羽松」の優しさ

 頑張って登校してきた生徒との生徒玄関やショートホームでのやりとり。優しい言葉でコミュニケーションをとりながらの授業。いずれも何気ない光景ですが、先生方の想いが伝わってきます。

 朝と昼に校舎内にも流れる、校歌の優しいメロディーを表しているようでした。

 

眼路も遙かな 邑知野は / 遠山並も 麗しく / 耀う春光 溢れる学舎 / 眉あげて 望めばここに / 師のあり 友あり / 誇りあり

 

就業支援を要する生徒を支える

 志賀町、志賀町商工会、富来商工会が主催する「令和5年志賀町新社会人歓迎の集い」に出席してきました。新社会人として就職される方に伝えられたことばは、「あいさつ」の大切さでした。

 本校においては、就業支援を要する生徒のために、外部から相談支援専門員を招いて、生徒の就業支援の方向性を組織的(就業支援コーディネートチーム)に考えます。

 「なりたい自分」を全力で支えていきます。

校木「あて」

 本校校庭に、創立50周年を記念して植えられた「あて」があります。植樹に込められた思いを紹介します。

 1972年、「羽咋高校定時制」から独立した本校は、1973年から1980年までは県内出身者より、北海道、東北、九州からの県外出身者が多く、地元繊維会社に働く青少年のための学び舎としての役割を果たしてきました。

 1979年度、県文化事業の一環として、現敷地内体育館の西側及び南側の未整備地に憩いの森の造成が認められ、生徒出身県の県木の寄贈を依頼したところ、17種類250本の樹木が送られてきました。

 このころ、本校校木を、生徒が成長しようとする日夜努力を続けるさまを象徴し、県木でもある「あて(通称あすなろ)」と決められたそうです。

 「あて」が風雪に耐え、じわじわと大きくなる姿と同じように、本校生徒も未来に向かって、逞しく成長してほしいと思います。

 

美術から伝わる想い

 週末に第79回現代美術展に行ってきました。石川県立美術館では日本画・工芸・書、金沢21世紀美術館では洋画・彫刻・写真が展示され、かつて同僚であった先生方の作品もあり、一緒に過ごした日々を懐かしく思い出しながら、作品の世界に引き込まれていました。

 数多くの作品を鑑賞する中で、物事に対する感じ方とそれを表現する方法がそれぞれ異なるということを強く感じました。そして、作品とテーマから作家の想いが伝わってきました。

 本校にも卒業生である本多隆之先生の作品が飾られています。生徒玄関にある作品は、創立50周年に合わせて寄贈していただいたものです。「より深く、よりあざやかな未来へ。」という熱い想いを感じてください。

 

 

 

 

2024学校案内ができました

今年度の学校案内ができました。ご覧下さい。(左下をクリック)

本校の学びや、「なりたい自分」を支えるキャリア教育などについて載せてあります。

  • 「自分の生き甲斐(生き方)」
  • 「自分がどう社会に関わることができるか」
  • 「みんなが笑顔で生きていける社会」

を考えられる生徒に育てて参ります。

うれしいできごと

 生徒たちとの新しい出会いが始まりました。出会いとは不思議なもので、前に同じ職場でいっしょにお仕事をした先生と同僚になったり、再び羽咋の街を通ることになったり、縁というものは本当に不思議なものだと思っています。これから本校で過ごす生徒たちにとっても、新しい出会いの始まりです。大切にしたいと思います。

 昨日、2年生の生徒から、長野の善光寺に行ってきたということで、おみやげをいただきました。本校の先生方全員に配ったということでした。担任の先生と校長室を訪ねた姿がとても初々しく、生徒と先生方が近い距離で向かい合うことができる、そんな学校の良さを感じました。

 

令和5年度のスタートに寄せて

 春の息吹を強く感じる良き日に、新任式、始業式、入学式が行われ、令和5年度がスタートしました。今日は新入生のオリエンテーションが行われています。新しい年度を迎えるにあたって、生徒に送った言葉は、「なりたい自分があれば、頑張れる」です。これはWBCで優勝した日本チームの栗山監督が優勝後に述べられた言葉です。「なりたい自分」を早く見つけて、粘り強く、前向きに、進んでいってほしいと思います。

 本校は、生徒たちの夢と未来を見守り、生きる力を育て、4年間でじわじわと成長していく人の格好の学舎です。