校長室から

校長室から

「能美の里山にいこう!」に参加して

9月29日(月)、里山公園で開催された「能美の里山へ行こう!」に行ってみました。
朝方の雨も上がり、天候にも恵まれました。整備の行き届いた公園の芝生の上にいるだけで、心が穏やかになりました。やわらかい歌声とギターの音色が響き、ゆったりと穏やかな時間が流れます。芝生の上で、シュロの葉のバッタ、竹の鳥笛、杉の木のコマなど、地域の方の手ほどきを受けて作りながら、「子ども達にも、こんな経験をたくさんさせてあげたい」と、思いました。
 CC館では、「ゆずこしょうづくり」に初挑戦! 5年生が総合的な学習で取り組んでいる「ゆず」をよさを実感するひと時となりました。
 町おこしで開発したというほっこり焼き、いのししの肉の串焼き、ゆずソーダーは、本当においしかったです。
 子ども食堂を運営している方々とも、「和気校下にも、子ども達がほっとできる場所があるといいなぁ」と、語り合いました。冬休みに向けて、何か形にできれば・・・と夢が膨らみました。
 ザリガニつり、イノシシの的あてなど、子ども達が楽しめるコーナーもいろいろありましたが、私が出会った和気小児童は2人だけで、とても残念でもったいなく思いました。
 次回は、10月13日(日)金剛寺町、10月20日(日)仏大寺町で開催されるそうです。
ご都合がつかれる方は、お子さんと出かけてみてはいかがでしょう。ゆったりとした休日が過ごせると思います。




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プログラミング教育研修会

 8月22日(木)、本校パソコンルームで、ベネッセICTサポーターの松田 梢さんをお迎えして、第2回プログラミング教育研修会を行いました。他の研修会と重なって前回の8月8日の同研修会に参加できなかった教員が参加しました。 2020年度から全面実施されるプログラミング教育に備えた研修会です。
 研修会では、ソサエティ5.0に向け、プログラミング教育が導入された背景、小学校プログラミング教育で養うプログラミング的思考等について学習した後、実際に児童が学習するプログラミングソフトを使ってみました。
 命令を組み合わせて、自分の思い通りに人形を動かすことができると、「やった!」という達成感、うまくいかないときは、どこがよくないのか振り返り自然と試行錯誤する自分がいました。
 参加した教員からは、「目的を達成するために、命令を一つ一つ組み合わせて考える論理的思考が育つ。」「ゲーム感覚でできるから子どもが楽しく学習できそう。」「得意な子がきっといるから、新しい学習をすることで、新たに子どもの活躍の場が広がる。」といった、前向きな感想が寄せられました。
 また、教員の負担をできるだけ少なく新学習指導要領に対応していけるよう、能美市教育委員会が全面的にバックアップして、本研修やプログラミングソフトの準備をしていただいていることを改めて感じ、本当に有難く感じた研修会でした。
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授業づくり相談会

 8月21日(水)、学校教育アドバイザーの外山ひとみ先生をお招きして、授業づくり相談会が開かれました。今回は、国語の授業づくりをテーマに、新学習指導要領で求められている授業はどのような姿なのか、どんな力をつけることが求められているのか、そのために教師がどのような働きかけを行うとよいのか、など外山先生からご指導いただきました。
 その後、6年生の教材「鳥獣戯画を読む」を題材に、教材研究や単元のゴールの姿、単元の流れなどについて研修しました。
 参加した教員からは、「新学習指導要領で求められている力や、授業の流れがよくわかった」「文を読んで事実と意見を分けて読み取るとはどういうことか、わかった」「授業の振り返りは書かせるだけでなく、今日の授業を価値づけたり、自分自身の授業評価のために行うので、いろいろなあり方があると分かった」「すべての子どもが学びに向かうためには、全員が同じスタート台に立てってから授業を始めることが大切だと分かった」などの感想が寄せられました。
 2学期の授業づくりに向けて学びの多い研修会となりました。
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和気校区は素晴らしい!!

 8月6日(火)、教職員の校区探検研修会を行いました。まず教職員が地域を知り、これからの子ども達の学習に生かすことを考えることが目的です。地域の面さん、表さん、畑中さんに案内していただき、バスで校区の様々な施設を回らせていただきました。
 ゆず団地、虚空蔵窯、星が岡牧場、和気工業団地、仏大寺のメダカ、遺水観音霊水堂、鍋谷町、蟹淵、環境美化センター、辰口放牧場、金剛寺などをバスで巡りました。それぞれの場所で、施設の方、地域の方から謂れや説明などをお聞きし、感動したり、驚いたり、考えさせられたりと、心が揺さぶられるとても良い研修会となりました。校下に住んでいる職員も「初めて知ったことがたくさんあった!」と、感動していました。改めて、和気校下の素晴らしさを感じ、「子ども達にこの地域、人々の素晴らしさを伝えたい!」と、思いました。そのことが、これからの地域の担い手を育てていくことにつながると信じて。
 今回の研修会にたくさんご協力くださった、面さん、表さん、畑中さん、本当にありがとうございました。
【ゆず団地にて 塚田さん 阿部さんと】


【去年6年生が植えたゆずの苗木も元気でした】


【仏大寺町の方が日々守り続けている遣水観音堂水】

 
【辰口放牧場の牛はどんな牛か、初めて知りました】
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教職員も学びの夏

 夏休みに入りましたが、教職員はそれぞれが研修に出かけています。そして、研修してきたことを毎朝の職員朝礼で報告してもらっています。
 今朝は、「能美人権教育研究会」の研修報告が行われました。演題は「子どもの心の傷つきとその表れ」です。
 研修報告で、私が一番ドキッとしたのは、「子どもの心の傷つきは脳や行動に表れる」ということです。前頭前野や脳梁、海馬、扁桃体などが傷つき、同じ失敗を繰り返したり、社会性が身につかなかったりするというのです。行動としては、新しいことに取り組まない、我慢できない、思い通りにならないと納得しない、自分の否を認めない、なんでも人のせいにするなどといった行動に表れたりするそうです。「どうせ・・・」という言葉には、子どもの心の傷つきを表しているかもしれないということでした。
 では、子どもの心はどんなことで傷つくのでしょう。それは、「行為」(たたかれる、ひどい言葉等)だけではなく、「空気」が深くかかわっているのだそうです。相手との関係性によって作られる「空気」が子どもの心を傷つけるのだそうです。自分にはそんなつもりはなくても、子どもが感じたら、子どもの心が傷ついているかもしれないのです。態度や視線、表情等でも・・・・
 研修では、傷ついた子どもの心をケアする方法も教えて頂いたそうで、教職員で改めてその大切さを共有することができました。その方法とは、「子どもの心に重ね合わせる言葉をかけること」です。「よく頑張ったね。」「勉強難しいね。」「嫌だったんだね。」「おいしいね。」「我慢してたんだよね。」など・・・
 子どものためを思って、良かれと思って、大人は「〇〇しなさい」という言葉を子どもによくかけがちです。その言葉には、「私はあなたに不満、私の期待に応えられないあなたが悪い」というメッセージが含まれ、子どもは「自分はダメ」と思って傷ついていく・・・・1学期の子どもへの自分のかかわりを振り返り反省しながら研修報告を聞きました。
 夏休み中に行われるたくさんの研修を全教職員で共有して、2学期に実践し、子ども達のより良い成長につなげていきたいと思います。
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