認知症サポーター養成講座

昨年度に引き続き、9月2日(火)、4日(水)に、認知症サポーター養成講座を1年生の家庭基礎の授業で行いました。

目的は、認知症への理解を深めることと、認知症の方をどのように見守り、支援していけばよいのかについて知ることです。

講座を担当していただいたのは、金沢市認知症地域支援センター 認知症の相談窓口 ちむぐくる 加納央 様です。

2040年には、10人に1人の割合で認知機能にダメージがある人が暮らす社会になると聞き、私たちにとって避けられない問題であると感じました。

生徒たちも、それぞれにいろいろなことを感じてくれたようで、感想の一部をを紹介します。

「特に印象に残ったのは、『認知症=何も分からなくなる』という誤解が多い中で、実際には“できること”や“感じられること”がたくさん残されているというお話です。本人の気持ちに寄り添い、尊厳を大切にしながら接することの重要性を学びました。」

「相手の気持を考えて、最初からサポートするのではなく、寄り添って見守ってあげることも優しさだなと思いました。また、声をかけるときは、急に声をかけるのではなく、優しく、ゆっくりと声をかけてあげ、話を聞くことが大切だと思いました。」

「認知症患者の感覚を体験したときには、記憶とは違ったり、話を理解できなかったりして大変だった。認知症サポーターとして、事故を防ぐために周りを見渡して不安そうな人がいたら、声掛けや誰かを呼ぶなどしていきたい。」

 

講座受講後、認知症サポーターとして認定され、「認知症サポーターカード」が配られました。

認知症を抱えた人を見守る地域の目となれるよう、みんなよろしく頼みます!!